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補足資料

作中で扱えなかった補足設定です。興味がない方は、読み飛ばしてしまっても大丈夫です。


〈武器〉

火縄銃

建国戦争の際にカインが製造。量産されたものは、正規に職人に依頼したものであるため、最初に試作したものよりも射程や精度が多少マシになっている。また今回制作した銃は生産性向上のために、日本の火縄銃(瞬発式)とは違って緩発式火縄銃と言われる形式としている。緩発式は引き金と連動して火縄がゆっくり動くのに対し、瞬発式は火縄がばね仕掛けで一瞬で落ちるという機構と言う違いがある。緩発式は引き金を引いてから発射されるまでのタイムラグがあるものの、一斉射撃で弾幕を張る戦法が想定されているため、今回は特に問題とはされなかった。


防具

鎧はラメラーアーマーや鎖帷子、プレートアーマー、ロリカ・セグメンタタ(ローマ風鎧)、革鎧などが用いられる。正規兵や資金力のある傭兵は全身を覆うラメラーアーマーなどを使用する。一方で民兵は鎖帷子を持っていればいい方で、ほとんどは貸与された一部だけを覆う中古の革鎧を使用。騎士は全身を覆う強固なプレートアーマーを使用。ミスリル鉄を使った軽量かつ防御力が高いものや魔力が込められた防具も用いられる。盾には識別用に大きく紋章が描かれている。盾は防御の他にも、殴る、縁を叩いて威嚇する、剣や槍などを格納するにも使われる。


長弓(ロングボウ)(クロスボウ)

弓と聞くと銃よりも劣る物と想像してしまうが、中でも「長弓(ロングボウ)」と呼ばれる弓は後装式ライフルにも匹敵する強力な武器となる。長弓の連射速度は、最初に放った矢が届く前に3本目を放つことができる程。精度も熟練した者なら400m先の的に命中させることができる。ただ、習得が非常に困難で使いこなすには10年近い訓練が必要。それ故に長弓兵の数は少なく、長弓を使いこなすハイエルフは戦士として帝国で高い地位を誇る。

また、一般の弓兵では多少性能は劣るが取り扱いに優れた弓や短弓が主に使用される。

一方で弓の弦が固定できる弩は、訓練しやすく民兵や傭兵で幅広く使われている。

さらに弓使いのスキルを使ったり、風魔法や炎魔法を込めた矢を使うことで、ちょっとした迫撃砲のような威力を発揮できる(なお希少で高コストのため、列強国でも常用はしない)。


竜騎兵(今後登場)

過去の地球に存在した短銃を装備して馬に乗る「名前だけの」竜騎兵(ドラグーン)ではなく、ワイバーンやドラゴンに騎乗する本物の竜騎兵。勇者と並ぶ列強国の主力兵科。もし領主がこれを一騎でも所有していたら、カインはおそらくコテンパンにやられていた。


〈国々〉


神聖帝国(帝国)

1000年近い歴史を持った強大な魔法文明国家。ヒトとハイエルフの国家で、世界各地に属国や植民地を持っている。侵略、植民地搾取、先住民虐殺と大英帝国(ブリタニア)のような悪行を数多く行なっているため、対立する国も多いが、帝国の国力を前に何もできないでいる。また、多くの勇者や転生者が所属している。


ダマスカス王国

大陸中央南部に位置する王国で帝国の冊封国(子分)でもある。列強と呼ばれる文明と国力を持っているが、さすがに帝国には及ばない。


魔族(今後登場)

大陸の東側を支配する人類と対立する勢力。オークやトロルなどの怪異を軍用に飼い慣らしている。


レムリア大陸

物語の舞台となるヨーロッパ程の大きさの大陸。西側を人類、東側を魔族が支配している。北部には牧草地や森林、温暖な南部には平原や森が広がっている。気候もヨーロッパのように過ごしやすい。


アトラス海

大陸南部に広がる海。一年を通じて温暖で香辛料や綿花、鉄鉱石などの資源も豊富、波は穏やかで海上交易が盛ん。ペリシア藩王国やダマスカス王国もこの海に面していて、周辺には多くの亜人が住んでいる。多くの島が帝国とその関係国により植民地化されている。イメージは地中海に近い。


アトランティア連合共和国(今後登場)

100年前まで存在した人類の海洋国家。亜人が中心の国家で、アトラス海の島々と大陸南部の湾岸部を支配下に置いた大国。海上交易によって栄え、その後帝国と対立して滅ぼされてほぼ植民地化される。その栄光はいまだに亜人の間で語り継がれている。


〈その他〉


カインの知識

彼の前世は第二次世界大戦ドイツの工学者で、基本的な知識は第二次大戦時(1945)のもの。だが、戦後アメリカに渡ってしばらくロケット開発を続けていたため、1960年代までの知識も一応もっている。



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