↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/8

ゴブリン達の主

「…汝、何者だ?何をしに来た?」

「ハッ、質問は一つまでにしてくれよ。まあ良い。お前の所のクソゴブリン共が奪った飯を返して貰おう」

「…それは出来ぬ話だ」

「ああ、そうか、じゃあ力ずくで返して貰うとするよ」

それだけ言うと俺とゴブリン共の主との戦闘が始まった。

「…汝にそこまで力は無さそうだが」

「どうかな?もしかしたら強いかもだぜ?」

こうはいったものの、ゴブリンの主が言った通り、俺には力はそこまで無い。

勿論、一般人よりは強いが、こいつと力比べをすれば普通に負ける。

魔物の力は普通、人間よりも強いのだ。ドダックとかは例外だが...

得意の魔法も使えない今、ゴブリン達と同じ様に薬品を使って倒すしか無いか。

「どうした!その強いかも知れない力は使わないのか!」

「実はもう使ってるかも知れないぞ?」

「効果が無ければ意味も無し」

俺はひたすらに激い攻撃を交わしながら挑発する。

その挑発は効いているようで、主ゴブリンの攻撃は単調的になっている。

後はあれが効くのを待つだけだが...

「避けているだけでは私は倒せないぞ!それとも、お前の実力はその程度だったのかーー」

そこまで言った所で主ゴブリンはガックリと倒れた。

「な、何が起きているんだ?」

「分からないか。俺の力に負けたんだよ」

「そ、そんな力を使っている所は無かった...筈だ...」

そこまで言うと、主ゴブリンは喋らなくなった。

何故、主ゴブリンが急に現れたかと言うと、下位回復薬の原料に入っている麻薬効果を使ったのだ。

回復薬には、回復した後に戦意喪失しない様に、微量の麻薬が入っている。

その麻薬も上位の回復薬になればなる程安全になり、下位の物になれば危険になる。

危険と言っても、数百回程度使わないと麻薬中毒は起きないのだが...

そんな弱い毒素だけで主ゴブリンが倒れる訳もない。

だから俺はその麻薬効果を生み出す草の匂いを手や靴に付けて置いて主ゴブリンに吸わせたのだ。

この作戦を思いついたのは下位回復薬の調合中に冗談半分でこの草を吸って倒れたのが切っ掛けだ。

アレさえなければもうちょっと作れたんだけどな...

今そんな事を考えても無駄か。飯を探す事に集中しよう。

そうして俺は巣窟の奥へ進んで行く。

思ったより奥は広く、分かれ道が多い。

俺は凄まじい速度でその分かれ道が一つ一つを探索して行き、一つの部屋へ辿り着いた。

その部屋は他の部屋よりも大きく、真ん中に分かり易く玉座が置かれている。

きっと此処はあの主ゴブリンの部屋なのだろう。

そして今最も嫌な予感がするのは、奥から咀嚼音が聞こえてくる事だろう。

俺はその嫌な予感がする所に走る。

そしてそこで発見したのは俺の獲った飯を貪る小さめの種族不明のドラゴンだった。

前回長くなった分の調整。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。