俺様っ娘の登場その2。
遅くなりましたが更新です!!
「おはよう」
朝、今日はフローゼと大事な話があるため学校は休んだ。
正直言って学校なんて行く意味はまったくないんだが…ま、見てくれがこうだし仕方ないか。
今の俺はエトランタ騎士学園の高等部に通う11歳。
飛び級で進級してるんだけど、色々あって中身はいい大人なので、飛び級といっても高等部でも正直物足りないけどね。
ま、俺の細かい話はいいとして…フローゼのやつまだいないか。
「あ、代表おはようございます~。今日も可愛いですね~」
うっ。
可愛い言うな。相変わらずリリィは人が気にしてることを平然と。
自分で言うのもなんだが、どうやらボクは可愛いタイプの男子のようで、女みたいな顔立ちをしている…。
髪の長さは、んー耳たぶくらいまで長い?いわゆるミディアムヘアで黒髪、日焼けをまったくしてない白い肌、身長は…その、なんだ、コンプレックスだ。そこは悟れ。
普段は銀と赤のオッドアイなんだけど、目立つからね。魔法で真っ黒に。
男の娘好きは悶絶もんらしいけど(シロ談)、んなの知るか。
少しでも男感を出すために服装にも気を使ってる。
黒い長ズボンに二本線のストライプが入った白いYシャツ、外出時はモノトーンカラーのトレンチコートを羽織る。
喋りも男っぽくしているのだが、それは逆効果のようだが…
もういいや。
ともかく、リリィはほわほわしててドジだけど仕事は一生懸命してくれるし、これくらいは目をつぶろう。
「うん、おはようリリィ。今日はちょっと朝に話さないといけない件があってね。フローゼはまだ来てないよね?」
ん?なんだ?
露骨に焦った顔して。
「えぇ…あの人来るんですか…。いちお、まだ見てませんけどぉ…」
あ、そっか。
確かリリィはフローゼが苦手だったか。
あの俺様っ娘は、人の胸揉むからなー。特にデカい子のは。
…痴漢じゃん。
「ちょっと仕事の話があってな。呼び出してるよ。それと例の件も釘刺しとかなきゃだしさ」
「あ~、なるほどです!あの人のせいで面倒な仕事が多いので、是非です~」
「うん。それじゃあボクは奥にいるからフローゼが来たら通して。シロも外出中みたいだし、帰ってきたらボクのところに来るように伝えておいて」
「了解です~」
「あ、ごめん。ミルクも入れてほしいかな」
「はーい、すぐに~」
うんうん、良い子だ。
フローゼには依頼の話とは別に例の件でも話しとかないとな。
アイツめ…ホントに面倒ばかり起こす。
※
リリィがミルクを持ってきて、しばらく経った。
遅い。
遅すぎる。
何してんだアイツは。
絶対に来いって言ったのに来ない気か?
「おっはよーさんーー」
あ、きた。
人を待たしといて、なんだその挨拶は…ったく。
ん?リリィが騒がしい。
「ちょ、フローゼさんん!やめてくださいぃ!代表が待ってますよ…」
「ハハハッー、よいではないかあ!よいではないかーっ!」
…代表室から退室。
社内には赤面して桃色ボイスを垂れ流したリリィとお代官様が一人。後ろからモミモミと。
「おい」
ビクッとフローゼ。
ロボットのようにギギギと首を後ろに回す。
「お、おーうクロ。いたのか、おはようさ…グベッ!」
脳天にスーパーチョップをかます。
いたのか?なんだそれ、ふざけんな。さすがにイラつくぞ、オイ。
「いたのか、だって?いったいどれだけ待ったと思ってんの?学校まで休んで朝から待機してたんだけど?何?舐めてんの?」
「いって…ぐぅ。わ、悪かったよ」
「は?」
「……ごめんなさい」
ったく、こいつは。
「もういい。とりあえず時間をロスした。いくぞ」
「オ、オイ。自分で歩けるって!悪かったから引きずるなよ!猫かよ俺は!」
無視無視。
首根っこを捕まえて引きずる、こんなやつはこの扱いで充分。
さーて、長い長いお話をしようか。
説教嫌い…
頑張れフローゼ!




