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つめミーティング

2話連続とーこう!!


こんな部下はイヤだ



「さてと…どっから話そうかな」


部屋の空気がとても重苦しい。

フローゼもなにかを察したのか、俯いてこっちを見ない。


ふぅ…だいぶ時間もおしてるからな。

サクッといきたいところだけど、まずは…



「そーだ、フローゼ。まずは・・・先月の実績、ランキング連続ナンバーワン達成おめでとう。今月の暫定実績も最近発表されてたけど、あのペースなら今月も1位になれそうだね」



実績を褒めた。

まぁ、この戦闘狂ならぶっちゃけあの程度の討伐数は稼げて当たり前のことだけど。


このアホ(フローゼ)は、こんなんでも一応はウチのトップ。

配属は本部なんだけどほぼ会社には顔を見せず、SS級のドラゴンやら魔物やらを日々探し求めて旅をしてるようなヤツ。

そーいや、最近は神獣を倒したとの報告が上がってたな。


おいそれとそんなん狩らないで欲しいな。うん・・・自重しろ自重。


そんなこんなで・・・

ボクのかけた言葉に、俯いていたフローゼが顔をあげ目をぱぁっとさせる。


お、コイツ露骨に表情が変わりやがった。

ただの飴なんだけどなーこれ。



「ま、まぁそんくらいはこの俺様にしたら普通だぜ。そんなに嬉しくねーし」



はいはい、露骨に顔に出てるくせに何強がってんだこのアホは。



「オッケー、この話はここで終わり。本題に入るよ」


「へ?」


「フローゼ。これは何かな?」



おもむろに紙を取り出しフローゼに突きつけてやる。

請求書と書かれたやつをな。



「あ。。。」


「心当たりはあるようだねー。こんなのもある」



もう1枚、もう1枚と机から出してみせる。

目の前のアホの顔から血の気が引いていくのが分かる。

やべ、瞼がピクピクしてきたなー。



「あー、っと、その、ねー・・・・。すいませんでした」



地に埋まるんじゃないか?って思うくらい頭を地面に擦り付けた幼女がそこにはいた。

おー、これは見事な土下座なもんだ。



「まずは・・このダンジョン破壊に対する請求書。なにこの量?お前の仕事はダンジョンを破壊する事なの?なに?ダンジョン破壊会社に勤めてんの?」


「あ、いや、」


「次にこれ。ふむふむ、山を半壊させた事で山近くの村が断水、損害賠償を求ムっと。なにしてんの?」


「えー、それはー、その、なんと言いますか、」



穴という穴から汗が出てんのか?って思うくらいに汗でビショビショになってんなコイツ。

ほらほら、まだまだあるよー。



「行く先々の町からの請求書。主に酒場修理の請求書が多いなー。ナンスカコレ?」


「のぉ・・・。。。」


「黙ってたら何か生まれるの?」


「ホントにすいませんでした…」



はぁ....ホントに頭が痛い。

んだよこの量は。討伐の数だけ請求書の数もあるんじゃないかこれ。



「ホントに何がしたいんだよお前は」


「だってよー!!!町とか飲み屋では何かと変態が絡んでくっし、山とかダンジョンは、そのなんというか、ついハリキリ過ぎて・・・・的な」


「は?」


「いえ、なんでもゴザイマセン」


「とりあえず、これはお前の報酬や給料から引いとくから」


「なーーっ!それだけはー!どうかお情け…『ナニか問題でも?』…いえ、大丈夫っす」



もはや破壊神だな。

しばらくは謹慎させて、会社勤めにさせるかな。



「しばらくはお前の仕事はボクが決める。それと必ずボクかシロが同行するから、これから毎日会社に勤務するように」


「えぇ・・・・・・あ、はい」



ったく。もうメンドクサイなぁ。

まぁ見るからにショボくれて反省してるみたいだし、こんなとこにしとくか。

他にもあるし。



「後さ、旅先での領収書とかはどうしてる?」


「あ・・・えーと、その、ちゃんとリリィに送って、ますよ?」



おい、目か泳いでんぞ。

こちらとらそのリリィからの証言があったんじゃよ。



「なるほどねー、お前の言うちゃんとってのはこれなの?」



ボクはグチャグチャになったり破れたり、血で濡れたりした領収書達を広げて見せた。

さすがにこれはないだろ。ひっどい。



「な!?あー、それはその、偶然だー。ははっ、いつもは、ちゃんとして、ますですよ、はい」


「ふーん?リリィはいつもこんな感じって言ってたよ」



ギクッてなんだよ、ギクッって。

これも罰与えるか。



「しばらく経費は無しにするから」


「えー、そんなーーぁ」


「リリィに領収書の出し方とか保存の仕方とか習っておいて」


「うぅ。。。わかりやしたよー」



他のみんなはしっかりやってくれてるのに、ホントにこのバトルオタクは。

あのアランでさえもしっかりやってるのに。


ま、釘打ちはこんなところか。



「話しはこれで終わりだ。今日のところはリリィと会社に留守番で。ボクはこの後行かなきゃいけないところがあるから」


「へいへいー、わかったよーだ」



ステータスウィンドウを開き、次の予定を確認する。

あ、そーいえば来週のこの予定の事忘れてたな。



ついでだし・・・


「あ、そーだ。来週、中央区に視察に行くからそれに同行して」


「了解、大将」


「それじゃ。絶対何処にも行くなよ」


「もう、分かってるよ!!」



さて、行くかー。

ん?なんかコイツ来たときよりもやつれたな。

ものすごく疲れた顔してんなー。

ま、自業自得だな。



「あ!!」


「今度はなんだよ!!!」


「リリィにセクハラもしないように」


「もう分かってるから、さっさと行けよ!!!」




ふっ。

さ、今度こそ行こーっと。

次は冒険者ギルドだったな。



こんな部下いたら上司は大変だろうなー

ってか、現実ならクビか



上司「なんだねこれは?」

フローゼ「いやー、張り切り過ぎてつい」

上司「君、明日から来なくていいから」

フローゼ「えぇ…」

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