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少女と出会い

「で、なぜ貴様がついてくるんだ?」

不機嫌そうに沙耶は尋ねる。

「今日は本当にたまたまこっちに用があるんだよ」

「ほう?その理由とやらを聞こうじゃないか」

「じゃあこっちに行くのをやめる」

すぐに有は来た道を引き返そうとする。

「そ、そうか」

沙耶はためらいながらもそのまま進む。

その数分後、サイドテールで沙耶より小さいが沙耶よりも少し大人びている少女が沙耶の前に足を止める。

「ん?何の用だ?」

少し不機嫌そうにしながら尋ねる。

「いえいえ、あなたが久城ちゃんですね?」

「初対面の相手にちゃん付けされたのは初めてだ」

「すみません。癖なんです」

そう言って彼女は詫びるが心から謝っているようには見えなかった。

「それで何の用だと聞いているんだが」

「少しお話がしたいだけですよ」

「断る」

「そうですか。つまらないですね、なら勝手について行っちゃいますね!」

「ついてくるな!」

「嫌ですね」

走り出した沙耶をその少女は追いかける。

沙耶の自宅まで走り続け、沙耶は家に入るがその少女まで入ってこようとする。

「なんなんだ貴様は」

「いきなり貴様は酷いと思いませんか?」

「いきなり家に入ろうとするお前に言われたくないな」

「まあまあ、いいじゃないですか。あ、お邪魔しますねー!」

そのまま、少女は家に入り勝手に沙耶の部屋まで入っていった。

「入るな!」

沙耶も追いかけて部屋に入る。

「お前、いったい誰なんだ?いい加減にしないと怒るぞ」

「きゃー、こわーい。と、ばかり言ってもいられませんがね。あとで教えましょう!」

そう言って少女は布団に寝転がった。

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