少年
バシャッとトイレの個室に水がかけられる。その中に手首を布で縛られた状態の沙耶が座っていた。
「ふむ…、風邪をひいてしまうではないか」
もうすでにトイレの向こうには誰もいないようで声もしない。
「まあ、これくらいならどうということでもないのだが」
ポケットからナイフを取り出して、縛っていた布を切る。そして、そのままトイレを脱出し屋上へと向かうがその途中に別の女子たちと会ってしまう。
「あ、久城じゃん」
「なんだ?」
沙耶の質問に、答えずに女子たちは沙耶を引っ張っていく。
「なっ…!」
いつも冷静な沙耶と言えど驚愕した。なにせ男子トイレなのだから。
たまたまトイレには誰もいなく、誰も来なかったので再び布で縛られて、個室に入れられる。
「じゃ~ね~!」
女子たちははしゃぎながらその場を去っていった。
「さすがにまずいな。予想外の事態だが、やれることもない。やはりもう一回ナイフでやるか」
ナイフで再び布を裂いて、トイレを開ける。
「いたっ…、おいって…ええ?」
開けたドアが男子にぶつかり、男子は驚いてドアの中を見る。そこでナイフを持った沙耶を見てさらに驚愕する。
「あー、うん。とりあえず出るぞ」
男子は沙耶の腕を引っ張ってトイレを出る。
「私に気安く触らないでもらいたいのだが」
沙耶の言葉を気にすることなく、男子は屋上まで沙耶をつれていった。
少しながら自分に引いてたりします




