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解決?

亜里が去った後に、沙耶は沙織から聞いた言葉を思い出した。

有は、きっと罪の意識を強くすることで有を助けようとした人らを忘れようとして記憶を一部封印したと、そう沙耶は思った。

「そう言えば、ここまでの荒い解決の仕方で大丈夫なのか?」

「さあな?まあ、大丈夫じゃないか?まあ亜里という少女のおかげで少しばかりは止まったというものだ。やり過ぎだが」

「まあ、そうだな」

少し、呆れた表情をしながら有は言った。

四時間目が終わり、昼休みになると二人は沙織の場所へ行こうと視聴覚室へ向かう。

「どうも。もうそろそろ解決ですね」

視聴覚室を開けると、机の上に座っている沙織がいた。

「解決するのか?亜里がやらかしたことくらいではそこまで変わらない気がするんだけどな」

「いえいえ、きちんと解決しますよ。男子のほうは昨日ちゃんと止めれる材料ができましたし」

有の質問に対してにこにこしながら沙織が答える。

「どういうことだ?」

沙耶は不思議そうに言う。

「女子達は前々から止めれる材料は集めていたんです。一人ひとりに対して不利な情報をね。ちなみに男子のみなさんは昨日亜里ちゃんをぼこぼこにしようとしていたところを撮影しました。まあ、最終的に亜里ちゃんが全員ぼこぼこにしちゃいましたけどちょっと暴行をかなり受けていたので」

笑顔でこれを告げる沙織は不気味に見える。悪魔という言葉が似合うほどに。

「……まあ、そうか」

有がポツリと呟く。

「あら、亜里ちゃんのことですか?彼女のことを思い出したのはいいですけどこれから忘れようとなんてしないでくださいね」

沙織が動いた内容を聞けたのはここまでだった。

そして、それからいじめは無くなった。

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