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*読者への挑戦(一)
まず、ここまで本書を読んでくださったことに、心から感謝する。
本編では間もなく、桜野美海子による一度目の解決編が展開される。十万字以上に渡って描かれてきた天地邸における連続殺人事件も、いよいよ終盤だ。
『はじめに』で約束したとおり、ここで筆者は、読者に挑戦する。
諸君は既に、本書の真相を看破するに足る手掛かりを揃えている。
解決編が二度に分かれることも『はじめに』で断ったとおりだが、一度目と二度目、いずれの解決編で明かされる真相も、諸君には推理が可能である。解決編が二度に分かれる理由も含め、是非この事件の全容を解き明かしてほしい。
桜野美海子のような卓越した頭脳の持ち主であれば、それができるはずだ。
健闘を祈る。




