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宇宙船は俺の楽園~百年の眠りから目覚めた、億万長者~  作者: まいぷろ
第40章:戦場の電脳覚醒

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281.朗報と衝撃

セレノグラフィアの拠点に戻ったギルバートは、ミラにリベラたちの安否について確認するよう依頼した。


状況が分かったのは、それから数時間後のことだった。


「ギルバートさん、リベラさんたちの状況がわかったわ」

ミラが複雑な表情で報告を始めた。


「リベラさんたちは無事に、アヴァロンへ戻ってきているそうよ」


その言葉を聞き、ギルバートとリラは胸をなでおろした。

しかし、安堵したのも束の間、ミラの重い話はまだ終わっていなかった。


「ただ、お父さんたちが作った、あの豪華客船は失ってしまったみたい…」


「えっ!?」

ギルバートたちは驚きに目を見開いた。


あの巨大な豪華客船を『失う』という異常な状況が、にわかには理解できなかった。


バトラーたちの襲撃は、それほどまでに熾烈を極めていたということだろうか?


詳細を知らないミラは、父の血と汗の結晶である客船が沈んだことに、ショックを受けていた。

職人たちの誇りが宇宙の塵になったのだ、彼女もその事実を理解するのに苦しんだ。


ミラは手元の報告書の最後の一文を読み上げながら、首を傾げた。

「でも、不思議なの⋯。報告の最後には、今アヴァロンで、同型の豪華客船の建造が始まっているって書かれているのよ」


豪華客船を失った代わりに、自分たちで豪華客船を作っている。

それはミラにとっては、信じられないニュースだった。


「色々と思うところはあるが、とにかくリベラたちが無事なら何よりだ。俺たちも自分たちの身に起きた状況を急ぎ説明したいし、すぐにアヴァロンへ戻る方法を考えよう」


ギルバートが言うと、ミラは少し考えてから一つの提案をした。

「それなら、スターブリンガーの修理は諦めてはどうかしら? あの船はバトラーたちの攻撃であまりに破壊されすぎているもの。幸い、ここセレノグラフィアは造船の星。新しく別の船を購入してはどうかしら?」


「なるほど、そいつはいい提案だ。そうさせてもらうよ」

ギルバートも即座にミラの提案に賛成した。


大商人の移動手段としても、これからの移動の安全を考えても、万全の船が必要だった。


ミラはすぐに船の手配へと動き、瞬く間に同型機の調達を終わらせた。


さらに、父ガルドの信用のおける優秀な部下たちにすぐさま連絡を取り、裏で最高精度のメンテナンスを施すよう依頼した。



それから5日後。

宇宙港のドックには、ピカピカに磨き上げられ、最新の調整が施された『スターブリンガーⅡ』の姿があった。


「よし、アヴァロンへ戻ろう」

ギルバートとリラは、新調された新たな愛船へと乗り込んだ。


新たな翼を手に入れたギルバートは、待つ者のいるアヴァロンへ向けて、力強く出向した。

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