表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙船は俺の楽園~百年の眠りから目覚めた、億万長者~  作者: まいぷろ
第33章:支配者の交代と王子の帰還

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

206/240

206.後方支援者?

「ちなみに、バロウズさんはエマさんのお仕事について、どの程度ご存知ですか?」


「⋯知らん! 俺たちが関与していたのは、あくまで汚れ仕事の部分だけだ」


バロウズはイラ立ちを隠そうともせず、背もたれに深く体を預けた。


「失礼ながら、あなた達のような実働部隊がうまく活躍するには、情報操作や資金管理などを担当する『後方支援者』が必要ではありませんか?」


リベラの言葉に、バロウズは苦々しく吐き捨てた。

「⋯捕まったよ。連行されて今はお勤め中だ」


リベラはその場でネットワークに介入し、該当する者の罪状を瞬時に確認した。


「なるほど。しかし、大した罪ではありませんね。おそらく、数日で釈放されるでしょう」


「一方。最近、あなた達はいろいろ問題を起こしているようですが、なぜ誰も捕まっていないのでしょう?」

「さあな。俺たちがうまくやっているからだろう」


「そうでしょうか?この惨状や?ホテルの襲撃も含め、このような強硬手段を取っていて、本当にうまくやっていると言えるのでしょうか?」


「俺たちには、俺たちのやり方がある。今まで通りに行動するだけだ!」


「今まで通りですか⋯。バロウズさん。もしかすると、あなた達は見限られたのかもしれませんね」


「何!」っとバロウズはリベラを睨んだ。


「いつまでたっても、あの方が生きていた時と同じような強硬手段を取り続ける。いくら状況の変化を説明しても聞き入れない。放っておけば、自滅しそうな問題を次々とおこす。エマさん達がいなくなった今。どうして私はコイツらの尻拭いをしなければいけないのだろう」


勘の悪いバロウズにもリベラが何を言いたいのかさすがに理解ができた。


「『後方支援者』はあなた達全員が捕まった後に隠した金を持って、新たな人生を歩もうとしているのではないでしょうか?」


バロウズにも、リベラの言う事がありえそうだと感じた。


「ですが、あなたはとても運がいい。いつ警察が踏み込んできてもおかしくない状況において佐々木様と知り合うことができました。」


「おめでとうございます」と言いならがリベラが拍手をはじめた。

つられて佐々木も手をたたいた。


「佐々木様、バロウズさんに20億クレジットほど差し上げてください」

佐々木は素直に端末を操作した。


躊躇も確認もなく、莫大な資産がネットワークを駆け抜けた。

端末を確認したバロウズは、目を見開いて絶句した。


リベラは再びバロウズを射抜いた。

「バロウズさん。さっそく、お願いがあります」


リベラはエマの店で働いていた受付の女性と男性職員の写真を、バロウズの端末に送った。


「あなた達の実力を見せて頂けますか?」

「⋯フン。人探しなど、造作もないことだ」


バロウズは寝ている男たちを叩き起こし指示を出した。



「何かわかりましたらホテルにご連絡下さい」

リベラはそう言い残し、佐々木と共にホテルに戻った。


ホテルの受付に声を掛けると、すぐに支配人が出てきた。

「この度はご迷惑をおかけして、⋯誠に⋯!」

支配人は平謝りし、自分たちの落ち度ではないと切実に伝えた。


「まぁ、セキュリティ的なものを期待してはいませんでしたから構いません。拘束している方たちは釈放してもらって構いません」

支配人の前で、リベラはバロウズに電話をかけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ