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ヒトロクノハナシ 初狩りと添い寝

 さて、パーティーも組んだことだしゴブリンでも狩るとしようか。お、ちょうどいいところに目の前に一匹のゴブリンが!!一思いに経験値にしてやろうと刀に手を掛けた俺は。……俺は。どうしよう?え?いや、刀の使い方とかはいいんだ分かってるから。どうやって殺せばいいんだろうか。何しろ俺は生まれも育ちも平和な日本だ。ついでにモンスターなんていなかった世界だ。戦い方は解っても、殺し方なんて知らねぇよ。

 そんなことを思っていると、不意に俺の横から一陣の風が吹き抜けた。そして風はゴブリンめがけて突き進み、その首を切り裂いた。そしてそいつは俺の方を向きこう言った。

「あれ?竜司、そんなところで何してるの?」

 そこにいたのは我が幼馴染、神奈 唯華その人だった。…まて。おかしい。これが勇者やら他の召喚勢なら解る。しかし何故唯華なんだ。何故唯華がああも簡単にゴブリンを殺せるんだ。

「…唯華。お前、随分と手慣れたように殺せるんだな。」

 そういうと唯華はハッとした様に表情を歪めた。それは何となく『やっちゃった』というような雰囲気だった。

「そ、そうかな?た、たびゅん竜司よりこっちにいた時間が長いから、そのしぇいじゃないかにゃぁ。ハハ、ハハハ。」

 全く説明になってなく、さらに噛み噛みだが、可愛いしそれでいいや。うん、彼女がそう言うんだからそうなんだろう。そうにちがいない。

「そ、そうか。じゃあ、殺し方を俺に教えてくれないか?ほら、俺はまだこっちに来てから全然戦ってないからこういうのは慣れてないんだ。」

「うん、わかった!じゃあまずはぁ――—―。」

 そんな風に俺は唯華から殺し方を教えてもらった。

 しかし、同年代でしかも女の子から戦い方を教えてもらうなんて、なんて情けない話だろうか。そして、そんな俺に嬉しそうに殺し方を教えている彼女を見て、なんでそんなに嬉しそうなんだろうと思うのだった。


 そして何匹かのゴブリンを狩った後の俺のステータスは、



 リュウジ・ツルギヤマ 17才

 人間

 ーーーーーーーーーーーーー

 HP280/280 Le.15

 力:120

 守:72

 速:173

 魔:120 MP92/92


 ースキルー

 死魂奪者スキルシーフLe.2

 レベルリセット

 成長促進グロウアップLe.-

 万物逆転オールリバースLe.1

 隠し事 Le.ー

 まじかる★がーる Le.ー

 万物看破パーフェクトアナライザーLe.-

 万物混合マジカルミキサーLe.-

 刀操術Le.2

 剣操術Le.1

 棍操術Le.1

 槍操術Le.1


 ー称号ー

 巻き込まれたバグ

 旅に恵まれた者

 強奪者


 ※ふりがな・称号は、他者は閲覧できない仕組み

 ーーーーーーーーーーーーー


 使ってみて分かった事だが、死魂奪者スキルシーフは文字通り相手のスキルを奪うものらしい。ただし屍限定で。…まるで強盗だな。称号にも余計なものがついてるし。これじゃあまるで犯罪者じゃないか。

 しかし、唯華の活躍には本当に驚かされた。あいつのレベルは分からないけど結構高いんじゃないのか?何しろ動きがすごくいい。まるで獣か何かのような動きも見せるからたまげたものだ。


 そのあとは、ゴブリン狩りもやめて薬草採集に励んだ。金になるからな!!

 ギルドでお金と引き換えてもらってから、俺たちは竜酒の杯へやって来た。すると最初の女の子が出てきて

「あら、お兄さんお帰りなさい。ん、そっちの人は…奴隷でも買ったの?」

 少女は少し軽蔑するような目で見てきた。こ、これは弁明しなければ。

「ああ、偶然幼馴染が売りに出されているのを見つけてしまって。それでちょっと無理して買ったんだ。」

 そういうと彼女は途端に泣きそうな顔になって

「そう。大変だったのね。」

 と言った。

 しかし、次の瞬間にはそんな素振りを一切見せる事無く

「ところでお部屋の方は今一人屋部しか空いてないんだけど、どうします?ご飯大ぐらいはおまけしときますけど」

「そうだな、唯華は?俺と同じ部屋でもいいか?」

「う、うん大丈夫だよ。」

 何故だろう。心なしか少し嬉しそうに見える。

「そうか、じゃあこのままで頼むよ」

「分りました。では失礼します」

 そう言うと彼女は奥の酒場へと下がっていった。

「じゃあ行こうか。」

「は~い」


 部屋に付くと俺たちはそれぞれの荷物を部屋の隅に置き、互いに他愛もない会話を続け晩飯を食べて寝る事にした。その際俺は床で寝るといったのだが、唯華が

「私は建前上では奴隷なんだからご主人様を床で寝かせるなんて出来ないよ」

 と言ったが、俺は唯華を奴隷だなんて一欠けらも思ってないし、女の子を床に寝かせるなんてことはしたくないしで反対したのだが、

「じゃあ一緒に寝ようよ、それで全部解決だよっ」

 それはそれで俺の精神衛生上全く解決してはいないのだが、このまま言い争っては朝が来そうなので結局は俺が折れて、一緒にベッドで寝る事になった。その際唯華の体がやけに近くてとても気持ちよかった。

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