↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女侯爵と誰か  作者: 氷村はるか
第一部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/71

第50話

ロディエンヌ様はご自身を落ち着かせようとしているようです。


「あの、一体何が」

「最悪ですわ。あのユフィとかいう女、禁止されたというのに昨夜殿下にお会いになったそうよ」

「なんですって…。法に逆らう術を手に入れていたということですのね」

「…………」


ロディエンヌ様の元に届いたのは、王家を影から守る部隊の方からでした。

ご乱心の殿下のために差し入れをしたいとユフィ嬢が訪ねてこられ、見張りをしていた騎士二人に何かを嗅がせ気を失わせるということが起きたそうです。


「殿下の御身に何もなかったそうですが、他の者と違いさらに強い洗脳にかかったことがわかったそうです。ユフィ嬢が敵国の間諜だということはこれで決定的になりましたわね」

「ということは男爵ご夫妻も ? 」

「男爵ご夫妻は今取り調べを素直に受けているらしい。今のところ何も黒い部分は出てないようだよ。それどころか、ユフィという娘はいないと言っているそうだ」


ミラウス様は悔しそうに言いました。

ロディエンヌ様も眉尻を上げ、口元は扇子で隠したままです。


「我が国は相当なめられているということかしら」

「殿下にお会いになったということは、ユフィ嬢は自国に殿下を連れて逃れる心積もりということなのでしょうか」

「不可能に近いですが、ありえるかもしれませんね」


これ以上考えても、自国の王族が愚かだとしか思えず、三人で大きなため息をついてしまいました。


「失礼いたします。お嬢様方、そろそろお邸にお戻りになりませんと」


学園所属の使用人が声をかけに来てくださいました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。