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女侯爵と誰か  作者: 氷村はるか
第一部

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48/71

第48話 立場と暗躍


 ミラウス様からのお申し出をお受けして一週間以上経ちました。

自分の気持ちはお伝えしたものの、お姉様にお話はしておりません。

なにせあの日から学園内が大変だったので……。


サロンで起きた殿下のご乱心については、外部に漏れないように注意を向けていたのですが、人の口に戸は立てられません。


殿下は陛下から厳しい叱責と罰を与えられ、王城内で耳飾りをしている者を集め魔術師や研究機関で調べているとか。

もちろん、殿下や側近候補たちはユフィ嬢との接触は禁止にされました。


異例ではありますが陛下から学園に通達があり、装飾品を身に着けること、学園外から食品を持ち込んではならない事となりました。

第一王子であるミスリー殿下の下についていた方々は、あの耳飾りを外し数日経過すると、殿下の事やユフィ嬢のこと、学園で起きたことなど忘れてしまったそうです。

お騒がせのユフィ嬢はどうなったのか知らされてはおりませんが、学園で姿を見ることはありません。


学園へ赴く度にお姉様の執務室の前へ来ると、心苦しくなるのですがそのまま重い足をあげ通り過ぎます。

私はきちんと話すことが出来るのでしょうか。


「現状、ご当主様への報告はおやめになった方がよろしいかと思いますわ」

「私もまだ両親には伝えておりません。兄や家令たちには伝えておりますが」

「な、なるほど。そのてがありましたのね」


家令たちに相談してみるというのは考えておりませんでしたわ。



読んで頂きありがとうございます。

タイトル付けましたが、続きを書いていて違和感持ちましたら変更する可能性があります。

その時はお知らせいたします。



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