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女侯爵と誰か  作者: 氷村はるか
第一部

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31/69

第31話

とても真面目な方なのですが、会話をすると博識でユーモアもある方でした。

彼の話を聞くつもりが、ロディエンヌ様含め三人で別の話をして楽しんでしまいましたの。


「私も今から父にお会いし、お話をしようと考えてますの。先触れも出しましたしすぐに会えますわ。よくよく話し合いませんと」

「そうですわね」


ミスリー殿下と私の婚約は無くなるだろう。

王族ではなく私の責にするようにして。今の愚かな殿下ならそうなるようにしてくる気がするのです。


「リネル様もお帰りに ? 」

「いえ、私は授業を受けた後にしますわ。どうしても受けるように家から言われておりますの」


次の授業は領地経営についてのものです。

当主はお姉様ですが、お体の弱さを考えると私も学んだ方が良いと、父とお姉様に判断され受講することになったのです。


「そうですの。事が起きたばかりですから身辺お気を付けくださいまし」

「はい。ありがとうございます、ロディエンヌ様」


それではここで。と、ロディエンヌ様と別れた後には、私とミラウス様が残されました。


彼は容姿がいいとユフィ嬢にすり寄られ困っていたのですが、婚約者様がやめてほしいと訴えたところ張本人のユフィ嬢ではなく、ミスリー殿下が出てきて強制的に婚約を破棄させられたとか。


お相手は強いショックで塞ぎ込み、退学をして領地にお戻りになり別の方とご結婚されたそうです。


「人の人生を壊してしまうほど恐ろしい方々です。どうか私の護衛を一人、リネル様に付かせてください」



読んでくださりありがとうございます。

皆様のおかげで一カ月間毎日更新をすることができました。

これからも引き続き頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

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