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女侯爵と誰か  作者: 氷村はるか
第一部

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第18話

お茶会慣れをしているらしく、不慣れな私たち姉妹に様々なお話を楽しくしてくださいます。

どのくらい時が経過したでしょうか。

お姉様が他の方のところへお顔を出してくると場を離れました。

私は両親のところへ戻り少々疲れてしまったと言った時です。


「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。遅ればせながら、第一王子ミスリー殿下がご到着されました」


初めて目にした彼は温和な表情で人が良さそうなお方と見受けました。

令嬢や令息たちが並び挨拶をします。

私の番が近づくにつれ、お姉様の姿が見受けられないことに気が付きました。

辺りを見て探している内に自身の番となり、殿下へご挨拶をさせていただきましたの。


「うん。君の方がいいだろう」

「 ? …失礼いたします」

「お父上によろしく」

「はい」


両親に殿下が口にされた言葉をそのまま伝えました。

驚いた顔を見合わせていましたが、その時の私は自分の身に何が起こったのか分からず、お姉様と合流し帰邸する間なんだがモヤモヤしておりました。


その五日後に王家から、私を第一王子殿下の婚約者にとの書状が届いたのです。

初めは両親と一緒に栄誉な事と喜んでおりました。


顔合わせの日に王城へお父様と向かい、お父様はお仕事へ私は案内されたガゼボでミスリー殿下を待っていたのですが…。

約束の時間を過ぎてもおいでになることはありませんでした。

王城の侍従の方々も困ってしまい、侍女が一人城内へ足早に消えて行きましたの。



いつもありがとうございます。

ここまで長く続けられるとは思いませんでした。

どこかで話数整理などするかもしれません。

その時はお知らせいたします。


これからも少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。



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