第17話
その日を境にお姉様と私の生活環境が変わってしまいました。
毎日のように遊んでいたのに少しづつ回数が減り、お茶を一緒に嗜むこともなくなっていきました。
侍女たちが相手をしてくれてはいましたが、寂しさはなくなりませんでした。
当主教育で距離が出来てしまってから大分日にちが経過した頃、お姉様と二人してお父様の執務室に呼ばれました。
久し振りに会ったお姉さまは、とても美しく気品あふれる方へと成長されておいででした。
「今日は二人に話がある。あまり日が空いていないのだが、二週間後に貴族家の子供たちを招いたお茶会が王城で行われることになった」
「わかりました」
お父様からのお話はそれだけで、お姉様のお返事を聞いただけで解散となりました。
私の意見は必要ないのか。と、思うよりもお姉様を王家が求めているのではと子供ながらに考えていたのです。
二週間という短い準備期間を経てお茶会当日。
両親に連れられ馬車で王城内に入りました。
近衛騎士の方に案内された先には、私やお姉様と同じような年頃の令嬢や令息が集められておりました。
「どうやら親と子でテーブルが分かれているようだね」
「ええ。招待されているのは第一王子殿下に年齢が近い子のようですわね」
二人は皆の所へ行って声を掛けてごらん、とお父様に言われお姉様と手を繋いで近くのテーブルへ向かいました。
「あら、初めてお会いしますわね」
「ごきげんよう。今回の参加が初めてですの」
このテーブルの近くで話をしていたのは爵位もバラバラで、性格が良さそうな令嬢ばかりでした。




