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『Juring』の森の来訪者

北海道ニセコの『Juringエンター研究所』に、VRゲーム『ヴァーチャル・ダイブ』の運営元である株式会社Juringエンターの会長・佐藤志乃が、義理の娘で大女優のカン・サラン、そして4歳の天才子役である孫のユン・ソア(シア)を連れて訪れます。若き天才脳科学者で所長のチェ・ウニョンは、かつて韓国の全能化計画『儒林ユリン』の巨大な陰謀を共に裏から解体した謎のハッカー「城北洞の女」の正体がサランであったことを知り、驚愕する。

『Juring』の森の来訪者

北海道、ニセコ。かつては極上のパウダースノーを求めるスキーヤーたちの聖地だったその地の一角に、今や世界のテクノロジー史を塗り替える巨大な施設がそびえ立っていた。


『Juringエンター研究所』。


地下深くには、超巨大量子演算処理を可能にするスーパーコンピュータ『樹林ジュリン』が静かに脈打っている。そしてこの施設こそが、人間の意識をそっくりそのまま仮想空間へと没入させる革新的フルVRゲームサービス『ヴァーチャル・ダイブ』の心臓部であった。


ガラス張りのエントランスホールに、冷たいニセコの風を遮るように自動ドアが開く。足音を響かせて現れたのは、韓国ソウルからの特別客たちだった。


「お久しぶりです、志乃会長」


研究所所長である脳科学者、チェ・ウニョン(26)は、完璧な所作で頭を下げた。26歳という若さでこの一大プロジェクトの全権を任されているウニョンだが、元高校教師という異色の経歴を持つためか、どこか知的で落ち着いた雰囲気を纏っている。もっとも、その素顔は「恋人いない歴=年齢」を継続中の、研究一筋の男だ。


出迎えた彼の視線は、まず中央に立つ女性——佐藤志乃に注がれた。 株式会社Juringエンター会長であり、かつて韓国で伝説的な人気を誇った大女優ソン・インナその人である。彼女の父親は韓国一の財閥を破滅の淵から救った伝説の投資家であり、志乃自身も「流星群受信メテオラシャワー」なる怪しげな通信プロジェクトに巨額投資して大成功を収めた逸話を持つ。ウニョンの天才的な才能を見抜き、この研究所のトップにヘッドハンティングしたのも彼女だ。


「元気そうね、ウニョン。相変わらず浮いた話の一つもない顔をしていて安心したわ」


志乃が優雅に微笑む。だが、ウニョンの意識は彼女の隣に佇む、もう一人の若い女性へと完全に奪われていた。


息をのむほどの美貌。日本国内でも藤咲化粧品(F.G.S)の最高級ライン『ファイン・グロス・ファイネスト』のモデルとして、あるいは『Cosme De Saran』のプロデューサーとして、女性なら知らない者はいない超有名人。志乃の息子である有名作家ユン・シウの妻、カン・サラン(25)——女優ソン・カナンであった。


しかし、ウニョンが言葉を失ったのは、彼女が国民的大女優だからでも、夫が「世界一の美人」と惚れ抜く妻だからでもない。


「……あ、あなた、は……?」


ウニョンは絶句し、思わず指をさしかけて慌てて引っ込めた。


「はじめまして、チェ所長。ユン・シウの妻のサランです。……うふふ、『城北洞ソンブクドン』では、大変お世話になりました」


サランは悪戯っぽく片目をウインクしてみせた。


(まさか……『城北洞の女』……!?)


ウニョンの脳裏に、数か月前の凄絶な悪夢が蘇る。 かつて韓国国家を揺るがした全能化計画『儒林ユリン』。人間の脳を統制しようとしたあの恐ろしいプロジェクトを裏から解体・消滅させた際、ウニョンに極秘裏に協力し、暗躍した謎のハッカー兼エージェント。顔を隠し、声を変え、自らをただ「城北洞の女」とだけ名乗っていたあの人物の正体が、まさかこの目の前に立つトップモデル兼女優だったとは。

厳密に言えばハッキングしたのは彼女の操るAI『ダボ』が黒幕なのだが、

ウニョンはその存在を知らない。


「志乃会長……まさか、あの時の……?」


「ええ。私がサランに頼んだのよ。ウニョン、あなた一人じゃあの巨大な陰謀は潰せなかったでしょう? 家族の協力は当然のことよ」


志乃は当然と言わんばかりに頷いた。ウニョンは目眩を覚えた。韓国の国家機密を揺るがした裏工作の相棒が、まさか自分のボスのアタッチメント(義理の娘)だったとは。ニセコの冷気が急に身にしみる。


そして、サランの足元からは、世界で一番高慢で糞生意気な「小さな怪物」がウニョンを睨みつけていた。


ユン・ソア(4)。韓国で話題沸騰中の天才子役ソン・シアであり、志乃の孫。美男美女の両親から最高の遺伝子だけを引き継いだ超絶美少女だが、その中身は甘やかされきった極悪お姫様だ。かつて「豪華客船がほしい」とねだり、大人たちに「飛行機の方が安い」となだめられるや専用ジャンボジェットを買わせ、一度搭乗して満足した瞬間に売却させたという伝説を持つ。


「ふん。ここが『じゅりん』とかいうボロ小屋? つまんないの。シア、もうおうちに帰りたい」


ソアは高級ブランドの小さなコートのポケットに手を突っ込み、ぷいと横を向いた。ウニョンは引きつった笑顔を浮かべるのが精一杯だった。


「——以上の通り、『ヴァーチャル・ダイブ』の第4四半期における商業実績は、当初の予測数値を18%上回っております。特に欧米市場での超高精度五感フィードバックの評価が高く……」


研究所のメインタワー。整然とサーバーが立ち並び、ホログラムディスプレイが交錯する最先端の回廊を、ウニョンは志乃をアテンドしながら歩いていた。


志乃は手元の端末に目をやることもなく、ウニョンの説明に耳を傾けながら満足そうに頷く。


「上々ね。スーパーコンピュータ『樹林』の演算リソースも、脳波同調の安定性にしっかり寄与しているようだし。あなたを元高校教師の職から引きずり出して、この研究所のトップに据えた私の目に狂いはなかったわ」


「光栄です、会長。ですが……一つ懸念がありまして」 「何かしら?」 「……先ほど、奥様——サランさんが『少しお腹が空いたから施設を借りる』とおっしゃって、地下の社員食堂の方へ向かわれたのですが……大丈夫でしょうか」


「ああ、サラン?」志乃は思い出したようにクスクスと笑った。「大丈夫よ。あの子は放っておけば勝手に輝くタイプだから。心配いらないわ」


その頃、Juringエンター研究所の地下社員食堂は、前代未聞のパニックと熱狂に包まれていた。


「ちょっとそこ! 生姜のすりおろしが足りないわよ! あと玉ねぎの粗みじん、もっとテンポよく!」


厨房の中央。エプロンを身に纏い、完全に厨房を「占拠」していたのは、今をときめく大女優カン・サランだった。


彼女は10代の頃、極貧生活に耐えかねて数々の飲食店でアルバイトに明け暮れた過去を持つ。その過酷な経験が、彼女に「超人的な包丁捌き」という異能を植え付けていた。


両手に握られたのは、プロ仕様の厳つい和包丁2丁。


タタタタタタタタタタタタタタタタタタッ……!!


凄まじい速度でまな板を叩く音が厨房に響き渡る。そのリズムはあまりにも完璧で、狂気じみていた。サラン自身はアメリカのロックバンド『レッド・ホット・チリ・ペッパーズ』も、そのドラマーであるチャド・スミスも名前すら知らない。だが、彼女が刻むドラムロールのようなみじん切りのリズムは、間違いなく彼らの代表曲『Can't Stop』の十六分音符そのものだった。


「す、凄すぎる……なんだあの動きは!? ドラマーなのか!?」 「バカ言え、あれは藤咲化粧品のCMに出てるソン・カナンだぞ! なんでうちの食堂で包丁二刀流でチャド・スミスになってんだよ!?」


昼休みで食堂に集まっていた日本人技術者や研究員たちが、目を丸くして厨房を取り囲んでいる。


サランは上機嫌だった。みじん切りを終えると、まるでミュージカル映画の主演女優のようにくるりと一回転し、軽快なタップダンスのステップを踏みながら大鍋へスパイスを投入する。


「はーい、お待たせ! 本日のJuring特製メニュー! サランちゃんオリジナルの『特製スパイスカレーライス』と、『特製和風手ごねハンバーグ』、それからお口直しの『冷やし山菜とろろ蕎麦』よ! どんどん食べてちょうだい!」


「えっ、勝手にメニュー追加されてる!?」 「でも……めちゃくちゃ美味そう……!」


一口食べた研究員たちが歓声を上げる。絶品の手ごねハンバーグからあふれ出る肉汁と、チャド・スミスのリズムで刻まれた玉ねぎの甘み。最先端のAI研究に没頭し、胃袋をレトルト食品で満たしていた男たちの心は、あっという間にこの美しい元・城北洞の女に射抜かれてしまったのだった。


一方、食堂の熱狂から遠く離れた1階のロビーでは、悲劇(あるいは喜劇)が起きていた。


ユン・ソア(4)は、暇を持て余していた。


普段のソアであれば、身の回りの大人たちに傲慢な命令を下し、困惑する彼らを足蹴にして優越感に浸るところだ。しかし、ここニセコの研究所にいるのは日本人のスタッフばかり。


「ねえ、そこのメガネ。シアのドレスに埃がついてるんだけど? 早く跪いて払いなさいよ」


ソアが韓国語で威風堂々と命じる。しかし、通りかかった若い男性研究員は、言葉の意味が全く理解できない。ただ、目を見張るほど愛らしい4歳の少女が一生懸命に何かを主張しているのを見て、目尻を下げた。


「わあ、かわいいねぇ! お嬢ちゃん、迷子? お菓子あげるから待っててねー」 「……は? なにヘラヘラ笑ってんのよ気味が悪い! 誰が迷子よ! このシアを知らないの!? 脳みそにウニでも詰まってんじゃないの!?」


キーキーと罵倒を浴びせるソアだが、研究員は「よーしよし、元気な子だねー」と頭を撫でようとしてくる。言葉が通じない。通じないからこそ、いつもの「高慢で糞生意気なやり取り」が成立せず、ただただ「可愛い子ども」としてチヤホヤ処理されてしまうのだ。ソアにとって、これ以上の屈辱はなかった。


「キーッ! どいつもこいつもバカばっかり! つまんない! 日本なんて大嫌い!」


不機嫌の頂点に達し、地足踏みをするソア。そこへ、志乃との案内を終えたチェ・ウニョンが歩み寄ってきた。


「やあ、お嬢さん。一人で何をしているのかな?」


ウニョンは流暢な韓国語で語りかけた。ソアの顔がパッと輝く。やっと言葉が通じる相手が来たのだ。ソアは即座に腰に手を当て、小さな顎を突き上げた。


「ふん! やっとまともな言語が話せる奴が来たわね。遅いわよ、このボロ小屋の案内係! 早くシアを最高級のスイートルームに案内しなさい。それから、冷えた最高級のリンゴジュース! 氷は丸く削ったやつね!」


4歳児の口から飛び出したとは思えない横暴な要求。だが、ウニョンは動じなかった。彼は26歳にして天才脳科学者。そして何より、かつては血気盛んな高校生たちを相手にしていた元・教師である。


ウニョンは眼鏡のつるを少し押し上げ、冷ややかな、しかしどこか楽しげな笑みを浮かべた。


「断る」


「……は?」 ソアは耳を疑った。韓国において、子役スターとしての自分、あるいは財閥の血を引く自分にこんな口調で拒絶した大人など存在しない。


「聞こえなかったのかい? 拒否だ。第一に、ここはホテルではなく最先端の科学研究所だ。スイートルームなど存在しない。第二に、4歳の幼児が冷えたジュースを飲めば腸内環境が悪化し、自律神経の乱れを引き起こす。どうしてもというなら、常温の白湯さゆを提供しよう」


「さ、さゆ!? 誰が白湯なんて飲むかー! この無礼者! シアが誰だか分かってんの!? ママに言ったらあんたなんて一発でクビよ!」


「どうぞご自由に。ただし、君の母親であるサランさんは今、地下食堂でドラマーのように包丁を振るい、社員たちにハンバーグを振る舞うのに忙しい。君のワガママにつき合う時間はないと思うがね」


「なっ……!」


ソアは言葉を詰まらせた。ウニョンの論理的かつ容赦のない反論は、これまでソアが大人たちを言い負かしてきた甘やかしのルールを完全に無視していた。


「だいたいだね」ウニョンはしゃがみ込み、ソアと目線を合わせた。「4歳にもなって自分の要望を論理的に説明できず、感情にまかせて叫ぶだけというのは、脳の『前頭前野』の発達が遅れている証拠だよ。専用ジャンボジェットを買わせたエピソードも聞いたが、資産の無駄遣いであり、経済的合理性に欠ける行為だ。もう少し賢くなりたまえ、お姫様」


「な……なにそれ! シアは世界で一番頭が良くて、世界で一番かわいいの! あんたみたいなモテなさそうなメガネに言われたくない!」


痛いところを突かれたウニョンは一瞬眉をひそめたが、すぐにポーカーフェイスを取り戻した。


「モテるかどうかと、君の態度が生意気であることには因果関係がない。論理の飛躍だな」


「うぐぐ……! き、キライ! あんたなんか大嫌い! シアのジャンボジェットで踏みつぶしてやるから!」


「ジャンボジェットはもう売却されたんだろう? 存在しない兵器で脅されても恐怖を感じないね」


「〜〜〜〜〜っっっ!!!」


4歳の天才子役ソン・シアは、人生で初めて「論理と冷徹な正論」によって完璧に完封されたのだった。真っ赤になって地団駄を踏むソアを、ウニョンはどこか満足そうに見下ろしていた。


そこへ、厨房から甘いカレーの匂いを漂わせたサランと、それを見届けて満足そうな志乃が歩いてきた。


「あら、ソア。チェ所長とお友達になれたの?」 サランが微笑む。ソアは半泣きになりながらサランのスカートに抱きついた。


「ママ〜! このメガネ、シアに白湯飲ませようとするの! 全然かわいくないって言うの〜!」


「おや、ウニョン。子ども相手に本気で議論していたのかい?」 志乃が呆れたように笑う。


「いえ、会長。教育者としての経験から、初期段階での認知バイアスの矯正を試みたまでです」 ウニョンは涼しい顔で答えた。


ニセコの冷たい風が研究所の外を吹き抜けていく。だが、スーパーコンピュータ『樹林』が静かに熱を帯びるように、この異色すぎる家族と天才科学者の集う研究所は、不思議な熱気と賑やかさに包まれていた。


「さて、チェ所長」サランが明るく言った。「食堂に特製カレー置いてきたから、冷めないうちに食べてね! チャド・スミスのリズムで刻んだ玉ねぎ、最高なんだから!」


「……チャド・スミス?」


ウニョンは首を傾げた。そして、未だに自分を睨みつけてくる4歳の小さな「怪物」に優しく(そして意地悪く)微笑みかけると、地下食堂へと歩き出した。ニセコの長い冬は、どうやら退屈とは無縁になりそうだった。

記載する表現に関して、常識に基づいて気をつけて参りますが、


もしもを考慮して15歳未満閲覧非推奨を設定させて頂きます。


こちらに何か落ち度がございましたら、お知らせ願います。


※短編『S4(エス・フォー)』Scientific Fantasy

※短編ユリン S4 Scientific Fantasy2

先行した2つの作品を読んでいただけますと、

わかりやすい内容になっています。

参考までに気が向いたらご覧ください。


登場人物


〇チェ・ウニョン

天才脳科学者、元高校教師

韓国脳科学会に「性善説でもなく性悪説でもない

『無による無』の論文を出して提唱したが、

女性である事とまだ若い事が遠因となって、

『無による無』は

『成り行き任せの論ずるに値しない学説』として

笑われ、学会を追放されてしまった。

世の中にあがらう事を諦め、

生活の為にソウルの高校にて教師をしていた。

大変な美人だが、脳科学者だけに脳に正直で、

普通の女性よりもほんの少し下品で、

ほんの少しビッチな発言もある。

大韓民国の『国民総教化計画』を阻止すべく、

『水霊』の破壊と『儒林』の消滅をやってのけた。



◯佐藤志乃

株式会社Juringエンター会長。

韓国の大女優ソン・インナ。

父親は韓国一の財閥を救った伝説の投資家。

Meteor shower signal reception。

流星群受信メテオラシャワーに投資して成功した。

スーパーコンピュータ『樹林』の建造と

フルVRゲームサービス『ヴァーチャル・ダイブ』の

運営の為にチェ・ウニョンをヘッドハンティングした。

息子は作家のユン・シウ。

息子の嫁はカン・サラン(ソン・カナン)

孫はユン・ソア



〇キム・ソヒョン

アトリエ・ノア会長室室長。

会長佐藤氏志乃の最側近(雑用係とも)

FGS(藤咲化粧品)korea第二営業企画部部長。

総合映像制作会社S.S.I社長ユン・ヒョヌの元恋人。

作家ユン・シウの元恋人。

他者肯定も少なく、

自己肯定も少ないので何かと苦労しがちな女性。

それはチェ・ウニョンの理論『無による無』と通じる素養をもっている。

元恋人のユン・シウは作家なだけに空即是色

(0から創作する )または(何気ない日常がドラマだ)と考える人間なので、

分かり合えるはずがなかったのかも知れない。


◯ユン・ソア

4歳。女の子。

韓国の売れっ子。子役俳優ソン・シア。

佐藤志乃の孫。

美男美女の両親から生まれた超絶美少女。

世界一、高慢で糞生意気な娘。

豪華客船をねだり、飛行機の方が安い理由から専用ジャンボジェット機を買ってもらった事がある(一度乗せて満足した所を見計らってすぐに売却された)



◯カン・サラン

25歳

女優ソン・カナン。作家ユン・シウの妻。

ユン・ソアの母。佐藤志乃の息子嫁。

夫ユン・シウが思う世界一の美人。

チェ・ウニョンに協力して、韓国の全能化計画『儒林ユリン』の消滅を手伝った。

その時は、偽名を使っており、チェ・ウニョンはサランを『城北洞の女』とだけ、認識していた。

そんな理由からチェ・ウニョンはサランとの再会に驚き、サランの素性を知る事となる。

藤咲化粧品(F.G.S)の『ファイン・グロス・ファイネスト』の5年ほど専属モデルであり、『Cosme De Saran』のモデル兼プロデューサーなので日本国内でも、女性ならかなりの認知度がある。

得意技は10代の時に貧乏してバイトに明け暮れた為、包丁使いが超人であり、包丁を2丁使ってみじん切りをする時はチャド・スミスになる。サラン本人はレッドホットチリペッパーズもチャド・スミスも知らないが父の影響で数千回聴かされていた、キャントストップのリズムでみじん切りする。

機嫌が良いと所構わずミュージカルスターのように、歌いながらターンしたり、ステップ踏んだりする。Juringエンター研究所の社員食堂を占拠して、

包丁捌きを披露したり、メニューにオリジナル特製カレーライス。特製和風手ごねハンバーグ。冷やし山菜とろろ蕎麦。を強引に追加する。




参考


※S4(エスフォー)

韓国で開発された超睡眠時学習システム

『Super・Sleep・Studying・Systems』

大韓構想にて国民総教化計画の一環で

表向きは若年世代の教育強化を目指した。


水霊スリョン

韓国で大韓構想を元に開発されたスーパーコンピュータ。

『Super・Sleep・Studying・Systems』の頭脳。


※大韓構想

朝鮮半島の統一を果たした大韓民国が掲げた構想。

「世界で最も優秀で、最も繁栄した国家の構築」


儒林ユリン

水霊スリョンの真の最終目標『全脳化計画』。

世界中のPC・タブレット・スマホを『CPUニューロン』として、

水霊を実体無くして最強であるものとする計画。

シナプスとして

流星群受信メテオラシャワーが用いられた。


樹林ジュリン

北海道ニセコにて佐藤志乃率いる

Juringエンタが開発したスーパーコンピュータ。

日本メーカーのゲーム機(一応、最高グレード)1万5千台を接続して、

30億円投資して完成させた。

ちなみに名前の由来は、数十年前に佐藤志乃が在籍した、

東京シルフィード歌劇団在籍時の舞台名

天翔樹林あまかけじゅりん』が元になっている。

(社名のJuringエンターテイメントも同様)

儒林ユリンと似ているがまったく関係ないネーミングであった。

表向きは『つぎはぎのポンコツ』とされているが、

実際は日本のフラッグシップ富岳と同等以上の性能を発揮し、

消費電力も3分の1となっており、

投下した資本からするとかなりコスパの良い設備である。

国内で騒がれない為に『山奥のポンコツ』と広めている。

冷却に降雪した雪を使用しており、融けてろ過した水は海外に売却してコストダウンしている。

後日、魔改造が施されスペックが向上した。

エラーはほとんどなくなった。



流星群受信メテオラシャワー

Meteor shower signal reception。

米国の富豪が打ち上げた精密な衛星通信網は、

自動帰還するロケットを用い、小型通信衛星を打ち上げるビジネスであったが、

日本のベンチャーがもっと安価に完全使い捨ての格安ロケットにて、

野球の球ほどの通信端末をドラム缶いっぱいに持っていき、

衛星軌道上でぶちまける事によって追い抜いた。

死角無しの衛星通信網である。

無計画に端末をぶちまく為、高頻度で大気圏に落下し、

流れ星が大量にみられる理由から、流星群受信と言われるようになった。

極めて大雑把で安価なベンチャービジネスで構築した、

地球全土を覆う死角なき通信ネットワークのその通信端末は、

現代のスマホが充電スタンドで置くだけで充電できるのと同じ仕組みで、

宇宙に漂う電磁波を表面で吸収し、半永久的に駆動する。



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