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『戦火の絶えぬモクモク王国で、暗殺稼業の成り上がり貴族の長男に転生した(※生まれながらの裏切り者)について』  作者: 凪塩 未来


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シーズン2:第11話:地下水路の断罪と、完全なる平穏

『戦火の絶えぬモクモク王国で、暗殺稼業の成り上がり貴族の長男に転生した』第2シーズン第11話をご覧いただきありがとうございます!


王都の地下水路に潜伏し、最後のエゴでクーデターを企てていた反逆貴族たちの前に、単身で姿を現した主人公・空。

逃げ場のない地下空間で、影の貴公子が下す容赦なき「最終粛清」の幕が上がります!


緊迫と圧倒的無双を描く第11話、今回もぜひお楽しみください!

ブックマークや評価での応援も、よろしくお願いいたします!

モクモク王国の首都、その光の届かない「旧王立地下水路」の最深部。

湿った石壁に囲まれた広大な空間に、数名の反逆貴族の残党たちが凍りついたように立ち尽くしていた。


目の前に立っているのは、我が国の影の支配者であり、あらゆる大国を恐怖に陥れた十二歳の少年――連才空。

松明の微かな光が、彼の冷ややかな黒髪と、底知れぬ闇を宿した黒い瞳を不気味に照らし出していた。


「なっ……なぜ、お前がここに……!」

伯爵位を持つ反逆貴族のリーダー格の男は、恐怖のあまり膝をガクガクと震わせ、手にしていた魔導杖を取り落としそうになっていた。彼の背後で控えていた護衛の兵士たちも、空の放つ圧倒的な「死の重圧」に気圧され、一歩も足を動かすことができない。


「なぜって?」

私はクスリと冷たく笑い、濡れた石畳をゆっくりと一歩ずつ歩みを進めた。

「君たちが王都の片隅でコソコソと虫けらのように集まり、また何か面倒な企みをしているという報告が耳に入ったからね。放置しておくと、後々の執筆活動の邪魔になる。だから、こうして自ら掃除しにやって来たのさ」


「そうか……アワアワ迷宮都市から戻ったばかりかと思ったが、最初から我々の動きはすべてお見通しだったというのか……!」

男は歯ぎしりをしながら、血走った目で叫んだ。

「おのれ、調子に乗りやがって……! 我々はな、この王国の真の血統と誇りを取り戻すために立ち上がったのだ! ガキ一人に、この国の未来を潰されてたまるか! やれ、お前たち、あいつを討ち取れ!」


男の叫び声に後押しされるように、数名の精鋭護衛たちが恐怖を押し殺し、一斉に抜剣して私へと襲いかかってきた。


だが、それはあまりにも無謀で、あまりにも滑稽な足掻きだった。


「……身の程を知らないというのは、本当に哀れなことだね」


私は右手を軽く振り上げた。

瞬間、周囲の空間全体がキュッと圧縮されるような、目に見えないほどの高密度な「黒い魔力」の波が爆発的に広がりを見せた。


ドォンッ!! と、地下水路の水面が激しく波打ち、天井から細かな砂埃と石片がパラパラと降り注ぐ。


「がっ……!? くっ……重い……身体が動かない……!」

突如として彼らの全身に乗しかかったのは、数千トンの鉛を背負わされたかのような絶望的な重圧だった。

襲いかかってきた護衛たちは、剣を振り下ろすどころか、空中でバランスを崩して硬い石畳の床へと一斉に叩きつけられた。彼らの身体を巡っていた魔力回路は、私の放った圧倒的な死の魔力の前に完全にショートし、意識を失って次々と動かなくなっていく。


「ば、馬鹿な……! 一瞬で、我が国の精鋭たちが……!」

リーダー格の伯爵は、目の前で起きた現実を理解できず、床に這いつくばったまま顔面を蒼白に染めて絶叫した。


私は彼の目の前まで歩み寄り、冷ややかな瞳で見下ろした。

「君たちが『王国の未来』を語るのは勝手だけれど、その未来に君たちの居場所は最初から用意されていないんだよ。第一皇子も、グレアム侯爵も、そして外部の帝国たちも、みんな僕の前にひざまずいた。君たちだけが例外になれると本気で思っていたのかい?」


「ひっ……! 殺さないでくれ……! 命だけは……!」

伯爵は泥をすするようにして私の足元にすがりつこうとしたが、私は冷たく一歩後ろに身を引いた。


「命を乞う資格が、他国の技術を使って国を裏切ろうとした人間に残されていると思うかい? ……安心しなさい。苦しむ暇など与えないであげるから」


私が指先を軽く弾いた瞬間、漆黒の魔力の刃が音もなく走り抜け、反逆貴族たちの野望と、王国内部に残っていた最後の火種を、完全に根絶やしにしたのだった。


それから数日後。

連才家の豪邸の自室には、いつもの静かで穏やかな時間が戻っていた。


「若君、王都の地下水路に残っていた反逆貴族派の残党、およびその関連施設に対する粛清は、すべて滞りなく完了いたしました。これで国内の憂いは完全に断たれました」

側近が丁寧に一礼しながら、最終的な報告書を机の上に置いた。


「ご苦労様。これでようやく、余計な邪魔が入らなくなったね」

私はソファに深く腰掛け、愛用の黒インクの羽ペンを手に取りながら、満足そうに頷いた。


アワアワ迷宮都市での国際会議、大国使者たちへの圧倒的制裁、スズメスズメ帝国の天才研究員セレスティアとの秘密同盟、そして王国内部の反逆残党の完全粛清――。

数々の激闘と謀略をすべて完璧に片付けた私は、ようやく心置きなく自分の本分に戻ることができた。


「さて……」

私は執筆ノートを開き、第3シーズンの新しいプロットと、ウェブ小説の更新に向けた原稿用紙に向き合った。


「読者のみんなを待たせすぎたし、そろそろ新しい章を書き始めないとね」


戦火の絶えぬモクモク王国で、暗殺稼業の成り上がり貴族の長男として転生した少年の物語は、国内外の敵をすべて打ち破り、さらなる静寂と圧倒的な無双の未来へ向けて、今日も軽やかに羽ペンを走らせ続けるのだった。

『戦火の絶えぬモクモク王国で、暗殺稼業の成り上がり貴族の長男に転生した』第2シーズン、最後までお読みいただき本当にありがとうございました!


王都の地下水路での反逆貴族の粛清を終え、国内外の脅威をすべて退けた主人公・空。無事にスローライフ(執筆生活)に戻ることができた彼の物語、いかがでしたでしょうか?

ここまで応援してくださった読者の皆様の温かいブックマークや評価、感想が、執筆の最大のエネルギーでした!


【ブックマーク登録】や【評価】をよろしくお願いいたします!

皆様の熱い応援があれば、いつか「第3シーズン」でお会いできるかもしれません。それではまた次の物語でお会いしましょう!

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