第2章:講師との肉体関係と秘密のアイテム
「素晴らしい成果ですよ、咲良さん。君は私の教え子の中でも、群を抜いて感覚が鋭い」
都心の高級ホテルの高層階。夜景を見下ろすラグジュアリーな室内で、神谷はワイングラスを揺らしながら低く甘い声で咲良を讃えた。
サロンのプレミアム会員限定の個別面談。憧れの存在である神谷から直接呼び出された時、咲良の胸は高鳴っていた。神谷の視線は洗練されており、その指先が咲良の肩や背中に触れるたび、皮膚の表面から痺れるような熱が広がっていく。
「ですが……人間の肉体には限界があります。精神の力だけで不眠を維持しようとすれば、いずれ脳が麻痺して眠気に負けてしまう瞬間が訪れる」
「そんな……。私、もっと絵を描きたいんです。ショートスリーパーとして認められたいんです」
「大丈夫、そのための『特別指導』です」
神谷の手が咲良の顎を持ち上げ、そのまま吸い寄せるように唇を重ねてきた。濃厚で熟した果実のようなキス。拒絶する理由などどこにもなかった。神谷の巧みな指先が服のボタンを外し、咲良の滑らかな肌を愛撫していくと、体温は跳ね上がり、呼吸は瞬く間に乱れていった。
ベッドの上で身を重ね合わされながら、咲良は己の肉体が求める欲望に身を委ねた。神谷から与えられる快楽は、これまでのどんな経験よりも強烈で、脳髄を白く染め上げるほど鋭利だった。
「……咲良さん。君の覚醒を、より確固たるものにするアイテムがあります」
行為の後、神谷がベッドサイドのテーブルから取り出したのは、滑らかな曲線を描く小さな桃色のシリコン製デバイスだった。手のひらに収まるほどのサイズだが、内部には最新のハプティクス(触覚)モーターとBluetoothモジュールが搭載されている。
「これは……?」
「アプリで遠隔制御できるスマートバイブです。これを君の体内に挿入しておく。作業中、猛烈な眠気に襲われた時……私がアプリで遠隔操作し、強烈な刺激を打ち込みます」
神谷はスマートフォンを提示した。画面には微細な振動の周波数や出力をコントロールするグラフィカルなUIが映し出されている。
「性的絶頂は、脳内で大量の多幸感物質とアドレナリンを爆発させる。どんな強烈な眠気も一瞬で吹き飛び、脳は極限状態の集中力——ゾーンへと入っていく。そして何より……」
神谷は咲良の耳元に唇を寄せ、妖しく囁いた。
「作業中のあなたの姿を、カメラで生配信するんです。服の下で激しく身を悶えさせながら、完璧な笑顔でペンを握り続ける……。夜通し不眠で描き続けるその姿を見せつければ、世界は君を本当の『超人』だと信じ込む」
背徳感に背筋がゾクゾクと震えた。
配信画面の前で、神谷から与えられる快楽に耐え忍びながら絵を描く。それはあまりにも不貞で、あまりにも危険な賭けだった。だが、神谷の手が咲良の太ももを撫で上げ、指先でデリケートな部位を軽く突くと、不快感どころか甘い蜜が溢れ出してくる。
「私を……本物のショートスリーパーにしてくれますか……?」
「ええ、もちろん。君を私の最高のアートにしてあげますよ」
咲良は神谷の手から冷たいデバイスを受け取り、自らの手で濡れた肉体の奥深くへと押し込んでいった。
スマートフォンが微かに震え、体内で小さなモーターが脈打ち始める。咲良は歓喜と恐怖が混ざり合った喘ぎ声を上げ、神谷の胸へと倒れ込んだ。




