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447 放課後、個室、三人だけ。何も起きないはずがなく……
「はい! あたし、トイレ部とか考えました!」
瑞葉が元気に手を上げる。
「何する部活だよ」
逆に美雪は消極的に聞き返した。
「個室に三人で入る」
「狭いわっ」
「じゃあ一人一部屋にする?」
「他の人に迷惑っ、邪魔っ」
瑞葉は美雪の指摘でハッとする。
「他人に迷惑かけちゃうのはよくなかったね。あたしと海彩ちゃんはしぶしぶ帰宅するから、雪ちゃんは一人で部活続けてて」
「逆だよっ。しぶしぶする方が逆っ! わたしも帰らせて」
「なんで? トイレットペーパー使い放題なのに?」
「そこセールスポイントみたいに言う? 全く利点にならなくない?」
「ああ、雪ちゃんは拭かない派だっけ。関係なかったね」
瑞葉は納得して頷いた。
「そこに派閥は存在しねーよっ」




