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ふたつでひとつ
「雪ちゃんのおしり――」
瑞葉のおでこを美雪がペちんと叩いて口を止める。
「ろくでもない話をするなっ」
「酷い! あたしまだ何も言ってないのに!!」
「全てを物語っていたが」
「海彩ちゃん助けて! 雪ちゃんが酷いの!」
嘘泣きで海彩に泣き付く瑞葉。
「よしよし~」
「あたしはただ雪ちゃんのおしりを拭いてあげたかっただけなのに!」
「……それは雪ちゃんも嫌がるかも~」
「わたしが想像したのより遥かに酷かった」
流石に海彩からも窘められ、更に美雪が追い打ちを掛ける。
「ん?」
「……何」
「何を想像してたのかな?」
「なにを想像してたのかな~?」
「海彩はどっちの味方なのっ!?」




