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生きていく  作者:
2/3

佳菜からの頼み事

「お、平太~。久しぶりだね!」

「急にどうしたんだよ、佳菜。びっくりしたじゃん!」

「へへへ、ちょっとねー、平太に頼みたいことあってさ」

「頼みたいこと? いったい何だよ」

「実はね……」

平太が佳菜から聞いた話はこうだった。


佳菜の父親が自営業で会社を経営しているのだが、

最近、寿退社という形で従業員が1人いなくなって

しまい、人手が足りないらしい。そこで、もし

暇してるなら手伝って欲しいとのこと。


佳菜から提示された予定されているお給料の額も

悪くない上、佳菜も大学が終わった後に手伝いに来るため、

これからは頻繁に会える。平太にとっては、願っても

みない提案だった。


「もちろんやるよ、ぜひやらせてください!って感じ」

「ふふっ、良かった~ お父さんも喜ぶよ!」

「で、佳菜。そのお父さんの仕事って、どんなことを

してるのかな?」

「んー、口ではちょっと伝えきれないから、

まずはうちに来てみてよ。場所は分かるよね?

お父さんの会社はその近くだから案内するよ」

「お、おう。ああ覚えてるよ!じゃあ、明日の夕方は大丈夫?」

「うん、オッケー! じゃあ、明日ねー おやすみ」

「じゃ、おやすみ」

平太は高鳴る胸を押さえつつ、目を閉じて、

深い眠りに落ちた。

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