第6章 2話
マチュ・ピチュ。
それは世界遺産にも登録されていて、日本人でも知っている人が多い場所でもある。
それは標高2057メートルという、かなり高い位置に作られた都市として、とても謎の多い場所でもあるからだ。
標高2057メートルというとピンと来ない人も多いかもしれないけれど。
富士山の五合目(自動車道の終点)がだいたい標高1400~2300メートル。
つまり、富士山の登山口付近がその高さだと思ってくれればいい。
そんな高さに都市を作ったのである。
何故こんな高さに都市を作ったのか?
どうやってこの都市を作ったのか?
など、これまた不思議な場所とも言える。
その不思議な都市にオーパーツがある。
それを発掘する為の大会なんてのが開かれてしまった。
参加資格はマチュ・ピチュに来る事。
参加人数は3人一組。
まるで僕達を呼んでるかのようだ。
なんとしても行かなくてはならない。
「あの、少し問題があるのですが」
問題?
「これ。開催時期なんですが」
来週の火曜日からか。
「これが?」
「あのですね。私達学校があるじゃないですか」
あぁ。
そういう事か。
「それなら学校を休む」
「え!?そんなにあっさりと」
「いいんだ。確かに学校は大事だけど。今はもっと大事な事があるんだ」
そう。
それはディルスを止める事。
あいつがオロチ・システムを完成させようとしているのは間違いない。
その為に必要な物を今は集めているんだろう。
そして、それにはオーパーツが必要なんだ。
だからこそ、僕達の行く先で会うんだ。
それならば、奴を止めるしか無い。
そして、それは水晶のドクロが鍵だ。
あれは集めたら宇宙の真理が分かるなんて物じゃない。
もっと、オロチ・システムに対抗するような事かもしれない。
だからこそ、ディルスと因縁のある僕達の前に出てきたんだ。
「嫌なら付いて来なくてもいい。でも僕と美喜子は学校を休んででも行く」
まず間違いなく、美喜子も僕の意見に賛同するはずだ。
美喜子もディルスを許せないし。
「嫌なんて言っていませんよ」
やれやれ。
どうやら、ここにも賛同する人がいたらしい。




