女神なのか?!
なんだこの、キラッキラの美女は?!
ポリアンナはポカンと口を開けて立ち尽くした。
え?コレ、本物?
生きてる人?
魔力は通ってるのわかるけど、
血も通ってる???
心で思っていた事は、全て口から飛び出していたらしい。
横で凍りつくアマリオ先生と、背を向けて笑いを噛み殺しているメリッサ様の姿を見て、ハッと我に帰る。
「あ、の、ごめんなさい!私、ポリアンナと言います。ルヴィルという商家出身です」
目の前の女神に、ペコリと頭を下げる。
女神はしばらく手元の魔法陣を描いたノートをパラパラと見ていたが、ふと顔を上げてこちらを見る。
うおーーーー?!
青と緑が混ざった様な色のひとみに、見つめらて、ポリアンナは心臓を一突きされた気分だった。
美人って、視線だけで人を殺す能力もってるかも!!
香り立つような、滑らかな白い肌をに触ってみたい、なんて思っていたら、赤い魅惑的な唇が動いて、するりと通る、耳触りの良い声が発せられた。
「あの魔法陣の子ね。面白いわ」
そしてポリアンナに手を伸ばす。
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「コレを外したら、どうなるの?」
グレイシアの長い指がメリッサに貰った魔法陣付きのサークレットを摘んだ。
魔法陣の効果が離れて、その場に満ちた艶やかで白金色の宝石のような魔力がふわっと薫る。
咄嗟に身構えたポリアンナは、びっくりして魔力を遮断しようとしたが、寧ろこの心地よい魔力を堪能したくなる。
「あら、成長しましたね、ポリアンナ」
メリッサの魔力は霧のような、でも一粒ずつが丸い感じの尖のない魔力で、隣のアマリオ先生の魔力は軽くて小さなポンポンのような感じだ。
種類が少ないせいか、それとも本当に成長したのか、気持ち悪くなるようなことはなかった。
「珍しいわね。これ、ずっとつけてたのかしら」
そう言って、ポリアンナの額にスッと触れる。メリッサ様とアマリオ先生も覗き込んだそこには、メリッサに貰ったあの魔法陣が小さく刻印のように光っていた。




