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魔法陣の向こう〜ポリアンナの物語〜  作者: サンガツワサコ


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解決

目が覚めたら、ぜーんぶ終わってた。


私は眠り姫なのか?


とりあえず、確かなのは、師匠が無事だったってこと。

なんでも、師匠は脱出するために攻撃魔法を使って相手の脚を吹っ飛ばしたらしいんだけど、なんとそいつが名のある侯爵様だったらしい。


つまり、「異端なる存在を阻む魔法」は、異端ではない王国の貴族には反応せず、

(貴族でも国王に向いた敵意や反意には反応するらしい)


黒い奴らが使った魔法は、手紙を飛ばす魔法の進化系

だったもんだから、「異端なる魔術を阻む魔法陣」も反応しなかったのだそう。

(所謂転移魔法なのだけど、そんなの人間に使わないでよ!)


これを機に、王宮内では物質の転移魔法も禁止される事になった。


侯爵はなぜ、師匠を拉致したのか。


てっきり、またしても色恋沙汰だと思っていたポリアンナは愕然とする。


曰く、グレイシアの不老の秘密を暴くための拉致だったそうな。


え?師匠って、年取らないの???

いや、若いよ?若いけどもよ?


え?マジで?

本当に不老の魔法だったとしたら、みんな欲しがる??

若いままなら嬉しいか。まぁ、そうよね。


侯爵家のお嬢さんが、師匠に向かって「化け物!」って叫んでたけど、いや、悪いのはオタクのお父さんだからね?分かってないの?バカなの?


ちなみに、あの後、メリッサ様がものすごい勢いで飛んできて、王宮魔術師達に指示を飛ばし、魔法騎士団を引き連れて侯爵家のタウンハウスに押し寄せたのだそう。


押し寄せたところで、師匠に脚を飛ばされた侯爵の悲鳴に遭遇したんだとか。


師匠は若かりし頃(今も見た目若いけどさ)ヴィンセント様と共に戦場で立ち回って生き残った猛者ですよ?

何都合よく忘れ去ってんの?


親子揃って、抜かりがあり過ぎる。


侯爵は何だか自分の派閥を巻き込んで世相操作を試みた様だが、メリッサ様は全力で師匠を守った。

魔法爵に叙爵されたばかりとはいえ、公爵家と並び王家に準じる立場になった師匠に害をなすものを、王家も許さなかった。

結果、侯爵は家も領地も爵位も失う事になった。馬鹿だよねぇ。


一方で私。

新人弟子のレオンハルトくんが肩に担いで研究室まで運んでくれて、ルヴィルに連絡してくれた。

ルヴィルから迎えが来て、自分の部屋に運ばれたので、目が覚めた時には自分の部屋の寝台の上だった。


傍の椅子に。

ディプソーのハリソンが眠っていた。


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