心地よい
ハリソンは旅装のままだった。
ちょっと薄汚れた横顔は、目を閉じていると少し幼く見える。
以前、師匠の白い頬に触れたいと思った事がある。
それとはちょっと、違う感情で、ポリアンナはハリソンのこの薄汚れた頬を触ってみたいと思った。
この人に会ったのは、数えるほどしかない。
初めては、ほとんど見てない。
おおじいじの横に居た人。
次に会ったのは、ルヴィルお店のなかで。
そして、誘拐事件で助けてくれた時。
今を含めても4回目。
4回しか会ってないんだよ。
4回しか会ってないんだ。
不思議だなぁ、と、ポリアンナは思う。
魔法学校で一緒に勉強してた連中の申し込みは全部断ったのに。
何回も会って、しゃべって大笑いしてた、あいつらより、ハリソンが良い。
ねぇ、おおじいじ?
もし、ハリソンが私をお嫁に貰ってくれるなら。
おおじいじは私のダンナ様に会っていた事になるんだよ。
私のダンナ様を、命懸けで守ってくれたんだよ。
命懸けで、おおじいじが、私たちを結びつけてくれたんだよ。
ポリアンナの魔力を映す目に、ハリソンの魔力はほんのりと暖かい様な、なんというか、円やかな魔力にみえる。
それはとても心地よい魔力だ。
ポリアンナが眺めていると、瞼が動いて、ハリソンが目を開ける。
ポリアンナの視線に気付き、かれは穏やかに微笑んだ。
コレにてポリアンナのお話はお終いです。年齢を重ねたポリアンナの姿は、グレイシアのお話でご確認くださいませ。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!
なお、この後はメリッサのお弟子さんのフプリーよ話に行く予定ですが、まだ時間的辻褄合わせに手こずっておりまして、しばらく更新はお休みとなります…
辻褄を合わせ、書き上がりましたら、順次上げてゆく予定です。
AIを補助的利用としていますが、この時間的辻褄合わせに使っておりました…しかし、無課金でのAIの限界…
自力で頑張ります…
どうぞよろしくお願いいたします。




