絶縁宣言
パパが史上最強に怒ってる!
普段温厚なパパだからこそ、この怒り方は周囲に恐怖を振り撒いていた。
ロワーレ子爵家を許すまじ!
妻ヘレナの実家だろうが関係無い。
そして同時に、師匠が動いてくれた。
ポンコツ師匠にそんな甲斐性があると思わなかったのだが、王国筆頭魔術師の弟子を誘拐したのだ。単なる平民が被害者の誘拐とは訳が違う、と明言した。
この結果、ロワーレ子爵は降爵となり、男爵となった。
元々魔力は、男爵レベルだから、ちょうどいいんじゃない?と、ポリアンナなんかは思ったりする。
ロワーレのおばあちゃんが、ママに謝罪に来たとか。来ないとか。
パパは、ロワーレとの絶縁を宣言した。
ママも元々捨てられたと思ってたというから、反対はない。今まで、妻の実家としてある程度の経済援助をしていた様だが、それをやめたのだ。
爵位はなくともお金と人脈はある。
ルヴィルは、男爵家にだって負けないしっかりとした力をつけていたのだ。
しかも、今回の件でルヴィルとディプソーの結束が明るみとなった。
ディプソーへ最大の感謝を。
経済界において、王都に強いルヴィルと、貿易で頭角を著してきているディプソーがつながったのだ。
そこに貴族の後ろ盾は無くとも、かなり強い組み合わせだ。
これをみて、ポリアンナへの婚約打診が倍増することになる。
猶予は間も無く終わる。
ポリアンナは、決めなければいけないだろう。
確かなのは、貴族なんてクソ喰らえ!という気持ちだ。
師匠もメリッサも貴族なんだけどね。




