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第63話~Don't say any more
レジ係の店員は、店長といまのところ対等に渡り合っている厨房係を、少し見直していた。さらには偶然にも勢いに任せたとはいえ、厨房係に寄り添いそして頭をなでられているとそれまでたまりにたまっていた不安から、解放され、安心感さえ得ていた。
厨房係「さて、さて、店長さんよ、そろそろ電話じゃなくて、直接お顔を見てお話したいもんですなぁ、フェイストゥフェイスってやつですわ」
店長「生意気なっ!お前いままでの恩を仇で返す気かっ!」
厨房係「あれあれあれ~店長さん、そんなこと言っちゃっていいのかなぁ、店長さんさぁ、【8651】の片方の子やバイトの子何人かとさぁ、なんかさぁ」
店長「お、お前っ!自分がなに言ってるのかわかるのかっ」
厨房係「わかりますとも、わかりますとも、バイトの子なんてさ、泣いちゃってさ、店長にさ、、」
厨房係が話つづけようとすると、レジ係の店員が厨房係の胸にうなだれ、心細く伝えた。
レジ係の店員「言わないで、それ以上、、」
厨房係は受話器をおさえ、レジ係の店員に優しく話しかけた。
厨房係「お前は違うよな?確信はないけどなんかお前だけは違う気がする」
レジ係の店員「うん、私は大丈夫、つかず離れずだったし、、でも、なにも言わないで、もう聞きたくない。。」
厨房係「うん、わかったわかった」
~つづく~




