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第5話~悲しい気持ち
タロット占い師「でもね、」
タロット占い師は少し落胆気味な表情になり語りつづけた。
タロット占い師「私のポケベルには、50803.14159265なんて入ったことはないわ、、せいぜい0833とか0880とか、その程度の、メッセージね」
店員「あ、それはさきほどのあこがれの先輩からですか?」
タロット占い師は苦笑いとともにうなづいた。
店員「でも、連絡がくるってことは脈があるんじゃないですか?」
タロット占い師「そんなポジティブシンキングなときも、私にもあったわ、でもね、一斉に送信された0840や0833のメッセージなんてね、ボタンひとつでおくれちゃうわけだしね」
店長は先ほどの騒動か収まってるのを遠巻きにみて、穏やかな表情に変わりつつあるタロット占い師をみて、安堵し、自らがでてくよりも店員に任せたほうがよいと判断し、奥の厨房に戻っていった。
店長「さてと、新メニュー開発にでも取り組むとするか」
店長はそういうと、フルーツの山から、オレンジをとりだし、手のひらでころがしていた。
~つづく~




