第31話~歌詞
女子1.と女子2.が【流れる景色に何を想う】を唄いおえるまでもう少しのところで、女子2.の譜面台の歌詞が、室内で閉めきってるわりには、強い風が下のほうから吹いてきて、ヒラリと舞うようにして飛んで、タロット占い師の近くの床におちた。
タロット占い師は、慌てて拾い、女子2.の譜面台に戻そうとしたところ、女子2.はもう曲の後半だったこともあり、ジェスチャーで、タロット占い師に「そのまま預かっといてください」と伝えると、どうやらタロット占い師に伝わって、タロット占い師は歌詞をもったまま、座った。
そして歌詞の書いてある紙をみた。 【流れる景色に何を想う】という曲名の後に歌詞が続けてあった。何度も練習したからか紙そのものはくたくたになっていた。
♪溜め息と雪が、白く街を飾る頃には
人が忙しく歩く あの街にもなれているころだろう
確かにやり残したこともある
どうしても切るに切れない想いもある
けれど心残りとは裏腹にその時は近づいている
いつもはこの駅でおりるはずなのに
今日はさらに遠くの駅を目指すしかない
流れる景色に何を想う流れる景色は速度をましてく
(ソロ)
いつもと違うこのおりたった駅で
ホームの空気少し多めにすいこんでいる
砂漠に夢の樹を育てるために
いつもは当たり前だと感じていたことを
この街ではまだなにもわからない頼れない
流れる景色は止まったけれど
流れる景色で心は揺れて動いてる
流れる景色は想い出ふりきってく
流れる景色に何を想う
~つづく




