22/591
第22話~ライヴはじめました
センターフィールドは携帯の電源をきったり、携帯をふったりしてもぜんぜん電波がたたず、おかしいとおもいながらも、店員にもきけず、メールを送るのをあきらめ、カバンに携帯を閉まった。
レジ係の店員は、右手で押さえていたボタンから指を離した。
実はこのボタンをおしている間はカフェの店内に一時的に妨害電波を流す装置につながっていた。それゆえに、センターフィールドの携帯、店内のお客様の携帯が利用できなくなっていた。
そしてレジ係は、女子1と女子2を待たせていることに気付き、カフェの後方にあるスペースに走っていき、カラオケ装置につながっているマイクを手にもち、勢いよく話はじめた。
レジ係の店員「さあさあ、みなさま、お待たせいたしました。今宵このカフェに集われたお客様はとても幸運でございます。それはなにかといいますと、実はいまそこにたっている、年の頃は、あ、年はいいとして、みずみずしい、あ、初々しい女子2名によるスーパーライヴをとくとご覧くださいませ! さあお二人ど~ぞ 、ユニット名は、あ、自分達で言ってください~」
レジ係の店員は、マイクを女子1にわたし、女子2の肩をぽんっと叩いてレジの方へもどった。
~つづく~




