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第186話~着信拒否
真っ暗なカフェの中に、ひとり取り残された女子1。
結局店長やオーナーに振り回されただけということに気づいたときは、すでに遅すぎだったかもしれない。
ずっと【8651】として一緒に頑張ってきた女子2を、今日初めて一緒のステージで唄った女子2を、店長の誘いに頑なにのらなかったある意味正解の女子2を、失ったその喪失感におしつぶされそうになった。
もう一度電話してあやまろうと一念発起し、電話をかけてみた。
でも、返答があったのは機械的なメッセージだけだった。
「お客様のおかけになった電話は、電波のとどかない範囲か電源が落とされてる可能性があります。もう一度あらためておかけなおしください。」
〜つづく〜




