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第154話~1を押した後に♯
タロット占い師は携帯電話の受話口に耳をあてた。
数回のコール音の後に、案の定、自動応答のメッセージが流れた。
【いつもカフェ、不安心パイご利用いただき誠にありがとうございます。御用件にあわせてこれから流れるメッセージの該当する番号をおしてください。当店の営業時間、アクセス方法等をお問い合わせの方は「1」を押したあとに「♯」を押してください。当店のスタッフ募集に関するお問い合わせの方は 「2」を押したあとに「♯」を押してください 。その他どのような御用件でも構いません、とにかくなにかを伝えたい場合は、 「3」を押したあとに「♯」を押してください
」
タロット占い師は1か3か迷ったが、3は怪しいので、1を押してまつことにした。
保留音がしばらく流れた。
そしてつながった。
電話の声「お待たせしました、不安心パイ御客様受付係です」
タロット占い師「あ、あの、今って、そちら空いてます?」
〜つづく〜




