回想2
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太古の昔。
俺は、原始人としてこの大陸の東、今はもう帝国が存在しているところにあった巨大な森に住んでいた。
俺たちは、自分たちのことを強き者、つまり、アームスガルドと呼んでいた。
俺たちは神が作ったこの世界で日々、とてつもなく強い獣や魔物、果ては魔族、神とまで戦ったからだ。
そんな中で、俺はひとりでドラゴンを殺した。
成長しきった敵で、倒すのは今までで一番難しかった。
その時、
俺の位階が上がったんだ。
突然、クラスを選択させられて。
俺はその時、武士になった。
位階が上がると、とてつもなく今までと違った感覚になった。
俺は魔導が使えるようになったんだ。
位階が上がったおかげで、第二職業を選択できるようになった。
第二職業は魔導士にしたよ。
もともと、職業として武士だったんだ。
ドラゴンの経験値で、レベルが上がっただけだったから。
レベルは50まであがった。
俺は、群れの長になった。
一番つよいから。
ドラゴンを殺したから、竜を殺示す高貴なるもの。
つまり、ドラゴデュッシエーデルシアと呼ばれるようになった。
すると、
神はそれを黙って見過ごさなかった。位階を異質なものとして排除しようとしたんだ。
そこからは、神との戦いになった。
神は位階を俺たちの敵に与え、俺たちは魔導で戦った。
獣や魔物には魔導は使えないようだったが、位階は強すぎた。
それに、神は回復をすることができた。
仲間が傷ついていくのに、一度追い払った敵はまた全快になってやってくる。
正直いらついたよ。なんでこんなに不平等なんだって。
ありったけをぶつけたよ
だから、魔導に限界を超えた魔力を込められたんだ。
そしたら、能力を超えた事象を引き起こせる、固有能力を手に入れることができたんだ。
俺たち。アームスガルドみんな。
俺たちの魔導は一つしかなかったけど、みんなで教えあって何個も使えるようになった。
俺の魔導だけは何人か使えなかったけど、それでよかった。
魔導を使えないやつもいた。
みんなで、神を殺した。
笑いながら殺した。
だって、分かったから。
この世界は広い。
この大陸だって別に神が作ったわけじゃない。
創生濁流の産物だ。
だれも。
誰も神を信じなくなった。
俺たちは数百年暮らした森を出て、新しい場所へと向かったんだ。
俺たちは旅をつづけた。
太陽が沈む方へ。
西。
何人かは森に残った。国を作るらしい。
それもまたいいや。と思って。
位階が上がって、寿命が延びていた。
何百年たっても見た目が変わらなかったからよかったけど。
百年ほど蛇行したり戻ったり、楽しく地図を作りながら、移動すると。
人間の国を見つけた。
ついに。
人間の国に、魔導を教えることにした。
俺たちはそこの国の人たちと幸せに暮らした。
心優しい人たちだった。
みんな。
紫がかった黒目。
色とりどりの髪。
色々な人種。
獣人。ヒト。あと少し、精霊。
いい関係を築けた人も大勢いた。
笑っていた。
俺も、大好きな人ができた。
何もかも順調だった。
でも。
ある日突然、
俺たちの仲間が、次々と死んでいった。
理由もなく。
ある日突然、死んでいるだけ。
俺は泣きそうになった。
理由もわからない。
でも。泣けなかった。
この国に、俺たちのほかに強く、戦える人がいなかったから。
まだ神が作り出した魔獣がたくさんいる。
俺一人では守り切れない。
俺の固有能力は、敵が目の前にいないと使えないから。
そして、俺は大好きな人から、その命と引き換えに武器をもらった。
刃だけのような形をした、無骨な武器。
俺は泣きながら武器をふるった。
大好きなひとの、「また生まれ変わるから。そのときはよろしくっ!」
って言葉を信じて。
武器は、ミスリル銀でできていた。
自然と、使い方はわかっていた。
分かってしまっていた。
ーーーー武器に、吸い込まれた。ーーーーーーーー
そこからは、もう記憶がなくなって、
たぶん。50年ぐらい前。
武器の力が弱くなって、また出れたんだと思う。
訳も分からないまま、目の前にあった街に入って。
冒険者になって。
敵を倒して。
生き方を見つけて。
有名になって。
そんな時に、お前らにあったんだ。
ギドラ。王。
3人で、仲間になって、助け合って。
王国を。
作り上げたんだ。
この手で。
うれしかったよ。
何も聞かないでくれるのが。
当たり前のようにうれしかった。
結局王の名前はわからずじまいだったな。
そんなことを思いながら。
また武器に吸い込まれたんだ。
また出てきたとき、君たちは変わってしまっていたけれど。
友情は変わらなかった。
こんなきれいごと言ったってしょうがないけれど。
それに。
『大好きな人がいた。』
能力っていうのは創生濁流の一種で、結局は世界を作るためのものです。
ってこと!!




