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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第83話:森の異変

 セレーネとの中が戻り二人で森を進んでいる内にいつものように自然と話しが出来るようになっていた。


「ご主人様は何故、今回の依頼を受けたのですか?」


「オークションまでに出来るだけ稼いで起きたかったからな。いざオークションが始まってからお金が足りませんでしたって事になりたくなかったからな」


「そうなのですか。そう言えば今回の依頼の報酬はどれくらいなのですか?」


「大金貨五枚だな」


 セレーネが驚く。


「私はてっきり大金貨三枚程かと」


「報酬が高い理由は淫魔族についての情報が殆どないからだと思う」


「それも一理ありますが、王都の近くだからと言う可能性もありますよ」


「そうだな。確かに一理あるな」


 と言う感じにセレーネと時々、話をしながら森の中を進んで行く。


 少し前から思ってたんだけど、魔物が全く居ないな。なんでだろ? 俺が受けた依頼と同じ依頼を受けた冒険者でも居るのかな? いても不思議ではないな。でも、謎幼女は俺以外にこの依頼を受けれる人が居ないみたいな口ぶりだったな。


 まぁ、いいか。もし何かあれば王都に逃げ込めばなんとかなると思うし。



 淫魔族を探すこと二時間程たった時にようやく魔物が襲撃してきた。


 襲撃してきた魔物はゴブリンだった。


 だが、ゴブリンが襲撃してきた瞬間にセレーネがゴブリンに近付き剣を一振りしてゴブリンを絶命させる。


 セレーネはゴブリンを絶命させた後、ゴブリンの血が着いた剣を振るってゴブリンの血を落とし剣を鞘にしまう。


「ご主人様。終わりました」


「あ、うん」


 俺はそう言い先に進む。


 あ、ゴブリンの死体はそのままにしてある。何せ面倒臭いしゴブリンは殆どお金にならないから回収しても殆ど意味が無い。なのでゴブリンの死体はそのままにしておく。


 今は南側の森に居るから次は西側に行ってみるか。その次は東側だな。


「セレーネ。西側に向かうぞ」


「分かりました」


 俺達が西側に向かおうとした時だった。目には見えていないが、少し離れたところにいる魔物が森の奥に向かって行くのが見えた。


 もっと奥に何かあるのか? でも、普通にただ奥に向かいたかったってのもあるよな。でも、何となく違う気がするんだよな。


 時間あるし西側に向かうのをやめてもっと奥に向かうのも一つの手だな。さてどうしたものか。


 俺が立ち止まってそんなことを考えているとセレーネが何かあったのかと思い話しかけて来る。


「ご主人様。何かありましたか?」


「いやちょっとな。もっと奥の方に何かありそうだったから、やっぱりもっと奥の方に向かってみるのも良いかもなと思ってな」


「そうですか。でしたら、西側に行くのをやめてもうすこし奥に向かいましょうか」


「あぁ、分かった」


 俺はそう言い西側に向かうのをやめてもっと奥の方に向かうことになった。


 当然のように森の奥に進むにつれて魔物が増えてきた。実際に何度か魔物が襲撃してきていたが、セレーネが危なげなく襲撃してきた魔物を絶命させている。


 襲撃してきた魔物の他にも魔物の気配がしたり遠目で魔物を見たりした。



「ご主人様。急に魔物の数が増えましたね」


「そうだな。でも、森の奥の方が魔物が居やすいと思うけど、もしかしたら何かあるかもな」


「そうですね。確かに、何かあるかもしれません」


「周りに気を付けながら進むか」


「そうですね。そうした方がいいですね」


「あぁ」


 そんな会話から1時間ほど森を進むとお腹が減って来た。


「セレーネそろそろ、昼だからここら辺でご飯食べるぞ」


「分かりました」


 俺は腕輪から二人分の料理を出す。


「ほぃ、セレーネ」


 俺はそう言いセレーネに腕輪から出した皿に乗った料理を渡す。


「ありがとうございます」


 そう言いセレーネは料理を受け取り料理を食べ始める。


 俺も食べ始める。


 俺とセレーネが料理を食べ始めて少しして魔物の気配が少しずつ近ずいて来ているのに気が付いた。


 多分だが、俺達が食べている料理の匂いに釣られてきたのだろう。


 セレーネを見るとセレーネも魔物が近ずいて来ていることに気がついているようだが、一応の為に声を掛けて置くことにした。


「セレーネ。魔物が近付いて来てる」


「はい。分かっています」


「じゃ、何もしないでいいから」


 俺がそう言うとセレーネは鳩が豆鉄砲を食らったような顔になる。


「何故ですか?」


「近付いてきた瞬間に魔法で倒すから、気にせずにご飯を食べよっか」


「分かりました」


 セレーネはそう言いご飯を食べ始める。勿論、俺も。


 それから少しして一匹のゴブリンが襲撃して来た瞬間に俺が風刃を作り出しゴブリンに向かって放つ。


 放たれた風刃はゴブリンの首に命中してゴブリンは頭と身体が離れ絶命する。


 俺はその瞬間を出来るだけ見ないようにしてご飯を食べる。


 数回程、魔物に襲撃されたがご飯を食べ終わることが出来たので、森を進み出す。



 先に進んで行くにつれて魔物の数がどんどん増えていっている。


 実際に少し歩いては魔物に出会い、出会った魔物はセレーネが瞬殺して進みの繰り返しなのだ。


 なんか変だな? それに、半端ないほどの魔物の気配を感じる。それに、魔物の気配は一箇所に集まっているものからその集まっている魔物の集団に向かっている気がする。


 俺の予想だが、このままではいわゆるスタンピードが起きると思う。


 スタンピードが起きるかもしれないことを謎幼女に教えた方がいいよな。出来るだけスタンピードを対処する準備ができる時間があればいいからな。


 それに、そろそろ、引き返さないと日が暮れる前に王都に戻れなくなると思うからそろそろ引き返すか。


「セレーネ。そろそろ、引き返すぞ。じゃないと日が暮れる前に王都に戻れないと思う。それに、かなり離れていると思うけど魔物が一箇所に集まってる。多分だけどスタンピードが起きると思う」


「分かりました。王都に戻り次第、ギルドマスターに伝えに行きますか?」


「そうだな。伝えに行くよ」


「分かりました」


 セレーネがそう言ったのを聞いて俺達は森を引き返す。


 森を出る為に森の中を進んでいると魔物の集団がある方に向かっていると思われる数匹の魔物と出会ってしまうがすぐに、セレーネが対処したので何事も無かった。


 そう言えば今のところこの森で見た魔物はゴブリンだけだな。ま、この森はゴブリンが多い言って聞いてたからな。


 そう言えばスタンピードっていろんな魔物が王都に攻めてくるって事だよな。ま、スタンピードって決まった訳では無いけれど。


 スタンピードが起きて参加すればある程度の報酬が出るし王都だから報酬が高くなるよな。


 あっ、でも、オークションが始まる前じゃないと殆ど意味が無いのか。


 スタンピードに参加するんだったらオークションが始まる前じゃないと正直に言うと参加したくないな。


 実際にオークションがあるからお金が欲しいのであってオークションが終わればある程度のお金があれば別に良いと思うからな。


 よし、明日からは淫魔族を探すのをやめて王都内で出来、尚且つ報酬が高い、古い建物を壊す仕事をするか。


 そう言えば謎幼女なら裏オークション的な事があったらいつあるかとか知ってそうだよな。何せ一応はギルドマスターなんだから、そういう情報は持ってそうだしスタンピードについて話す時にでも聞くとするか。



 俺とセレーネが王都に着いたのは夕方だった。


 俺達は王都に戻ってすぐに、冒険者ギルドに向かう。


 周りの人から視線を向けられつつも気にせずに冒険者ギルドに向かい十数分後につくことが出来た。


 冒険者ギルドに入ってすぐに、顔馴染みの受付嬢さんが受付をしている受付に並ぶ。


 夕方な事もあり冒険者達がかなり並んでいる。


 受付待ちの列に並んでいると。


 俺とセレーネに話し掛けようとしていたガラの悪い冒険者が他の冒険者に無理矢理に止められていた。


 聞き耳を立てていると殺されるだの廃人にされるだのと好き勝手に俺とセレーネに声をかけようとしていた冒険者に言い聞かせている。


 酷くないか? 俺がいつ人を殺した? あっ、確かに殺した事あるな。でも、廃人にした事なんかないぞ。言い掛かりはやめて欲しいな。


 そんな事を内心で思っていると俺達の順番が回ってきた。


「お待たせしました! 次の方どうぞ!」


 俺が受付の前に立つと受付嬢さんがまたもや固まってしまうが、すぐに、元に戻った。


「す、すみません。また」


 受付嬢さんが恥ずかしそうに言う。


「いえ、いえ、別に構いませんよ。それよりも、ギルドマスターにこれから会えますか?」


「分からないので聞いてきますね。少々お待ちください」


 そう言い受付嬢さんはギルドマスターの執務室がある方向に向かって行った。


 受付嬢さんがギルドマスターの執務室に向かってすぐに、戻って来た。


「今すぐ会えるそうです。なので、案内しましょうか?」


「いえ、大丈夫ですよ」


 受付嬢さんは何故か残念そうに言う。


「そうですか」


 受付嬢さんの言葉を聞き受付から離れてギルドマスターの執務室に向かう。


 そう言えば、あの謎幼女が書類仕事的な事をしている姿が、全く思い浮かばないんだけど。書類仕事よりも外で元気よく遊んでいる姿が浮かんでくるな。


 謎幼女ってそもそも、何歳なんだろうな。見た目はこれぞ幼女みたいな見た目なのに絶対に年齢は俺より年上だよな。本当に謎だな。ここが異世界だと実感させられるな。


 ま、多分だけど鑑定すれば分かるけど鑑定したら負けな気がするから鑑定はしないけど。


 そんな事を内心で考えているとギルドマスターの執務室の前に到着した。


 俺は執務室の扉をノックする。


「どうぞなのじゃ」


 そう言われたので扉を開けて中に入ると思わず目を疑う光景が目に入ってきた。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 鑑定弾かれてませんでしたっけ? 大分前の話から槍使い消えましたね。
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