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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第68話:グリーンウルフ

 ここからテントまでの距離は、さほど離れていないためすぐに着く。


 テントに着くなり俺はすぐにテントに入る。


 テントの中に入った瞬間にティアーナ達の声がピタリと聞こえなくなったのが気になったが俺は朝食を準備していることを伝える。


「朝食を準備しておくから早く来いよ」


 俺はそれだけ言うとテントを出る。


 何故、一言いっただけでテントを出たのかと言うと俺の予想なのだが、何やら言い争いをしていたような雰囲気がティアーナ達からしたので巻き込まれないようにすぐにテントから出たのだ。


 うぁー、ビビった入った瞬間に一瞬だけど睨み付けるように見て来たからな。でもすぐにいつものような雰囲気になったから良かったけど。


 そもそもなんで言い争いなんてしてたんだろ? 聞きたいけど、聞いたら面倒くさい事になるよな絶対。


 そろそろ出てくると思うから腕輪から朝食を出しておくか。


 そう思い腕輪から朝食を出す。


 それから少ししてティアーナ達がテントから出てくる。


 今のティアーナ達からは先程までの雰囲気とはまるで違い、いつもの雰囲気がするので安心するな。


「申し訳ありません、白夜様」


「すみません、ご主人様」


「主、すまない。見苦しいところを見せた」


 3人共、申し訳なさそうに頭を下げて言ってきたので少し焦ってしまう。


「いや……えっと……まぁー、そんなに気にするな」


 俺がそう言うと3人共、「ありがとうございます」と言い椅子に座って朝食を食べ始める。


 何故、野営をしているのに机や椅子などがあるのかと言うとあった方が便利だと思い腕輪の中に入れて置いたのだ。


 ただ、腕輪に入れて置いた机や椅子を取り出したに過ぎない。



 俺達が朝食を食べ終わりティアーナ達に俺が見張り中に作ったジェンガを腕輪から取り出しティアーナ達にジェンガの遊び方を教えて4人で遊んでいるとジルバさん達がテントから出てくるのが見えたのでジェンガをしまいジルバさんにいつ頃、ここを出発するのかを聞きに行く。


「ジルバさん。おはようございます」


 俺がそう言うとジルバさん達が俺達の方を向く。


「白夜様。おはようございます」


 ジルバさんを筆頭に他の人たちも挨拶をしてくる。


「いつ頃、ここを出発しますか?」


「私共の準備が終わり次第すぐに出発すると思いますので準備を終わらしておいて下さい」


「分かりました」


 準備と言ってもほとんどやることが無い。本当ならテントの片付けとかあるのだが、俺達の場合は俺の腕輪にしまえば終わりなのですぐに準備が終わるので、特にしないといけないことは無い。


「それと、白夜様。このまま何事もなく王都に着くことが出来れば今日中には王都につけると思います」


「そうですか。何事もないことをねがいますよ」


「えぇ、そうですね。何事もないことが1番ですからね」


「そうですね」


「そろそろ、準備がありますので」


 そう言いジルバさんは準備を始める。


 ジルバさんが準備を始めたので俺達も準備をする事にしたが、準備をすると言っても今の所はテントを腕輪にしまうくらいしかすることが無いので、魔物の警戒に務める。




 しばらくの間、魔物の警戒をしているとジルバさんが近ずいてくるのが見えたので、初めは何かあったのかと思ったが、ジルバさん達のテントなどが片付けられているのが目に入り準備が終わったことを伝えに来たのだと思う。


「白夜様。こちらの準備は終わりましたのでもうすぐ出発します」


「分かりました。それとひとつ聞きたいことがあるのですが」


「なんですか?」


「商会ってどうやって作ればいいんですか?」


「商会をですか。そうですね、まずは商会ギルドに登録をして……………」



 商会を経ちあげるにはまずは、商会ギルドに登録をする。商会ギルドに登録をしただけでは商会を経ちあげることは出来ない。


 まず必要なのはある程度の土地とその土地に自分の店を作りその事を商会ギルドに伝えてから認められれば商会を経ちあげることが出来る。


 思いのほか簡単だったが、商会ギルドに登録する時に銀貨五枚必要になるらしい。他にも土地を買うお金などがあるので、結構なお金が飛んでいくらしい。


「分かりましたか?」


「何となくですが」


「そうですか。詳しくは商会ギルドで教えて貰えると思いますので大丈夫ですよ」


「そうなんですか」


「えぇ、それよりも白夜様が商会に興味があるとは思いませんでしたよ」


「少ししてみたいなと思っただけです」


「そうですか。ひとつ言わせてもらいますが商売は甘くはありませんよ」


「えぇ、分かっています」


「そうですか。ではこれで」


 そう言いジルバさんはこちらに背を向け歩き出す。


 俺も残りの片付けをする為に机や椅子がある場所に向かう。



 机と椅子や他にも出していた荷物を腕輪にしまいティアーナ達がいるところに向かう。


 ティアーナ達は俺とは別の場所で魔物の警戒をしていたのでティアーナ達が俺の所に居なかったのだ。



 俺が見張りをしていた反対側にティアーナ達が居るので向かうとティアーナ達が居たよで話しかける。


「ティアーナ、セレーネ、オリヴィア」


 俺がそう言うとティアーナ達が俺の方を見て応える。


「どうしたのですか? 白夜様」


「何かありましたか? ご主人様」


「何かあったのか! 主っ!」


「もうすぐ出発するらしいから先に馬車に乗っておいて。俺は残りの片付けをするから」


「分かりました。白夜様」


「分かりました。ご主人様」


「分かった。主」


 そう言いティアーナ達は馬車に向かう。


 俺は先程ティアーナ達に言ったようにあと片付けをする。あと片付けと言っても焚き火などをしていたのでそのあと片付けくらいだ。



 あと片付けを終え俺は馬車に向かう。あと片付けはすぐに終わった、時間で言うと2~3分程で終わった。


 馬車に着くと御者にいつでも出発していいことを伝え馬車に入る。


 馬車に入るとティアーナの横が空いていたのでティアーナの横に座る。


 今回の席順は

 


 ティアーナ セレーネ

 俺 オリヴィア



 と言う席順になっている。


 少しの間、座ってあると暇すぎて眠くなって来たので馬車の壁に寄りかかって俺は目を閉じて夢の世界に旅立つ。



 白夜が眠りに着いてからすぐに御者から馬車が進むことが伝えられ馬車はゆっくりと進み始める。


 馬車が進み始めてすぐにティアーナが行動に移す。


 ティアーナが眠っている白夜の頭を自分の膝の上に乗っけたのだ。


 それの行動を見たセレーネとオリヴィアはティアーナに羨ましいと言いたげな視線を向ける。


 何故、セレーネとオリヴィアは言葉にしないのか、それはもしここで何かを言えば少なからず言い争いになる可能性がある。もし言い争いになってしまえば白夜が、起きてしまう可能性がかなり高い、なのでセレーネとオリヴィアはそれだけは絶対に避けたいと思う。いや思ってしまった。


 何故、白夜が起きることが嫌なのかと言うと白夜の寝顔を見ていたいからだ。


 いつも一緒に寝ているがティアーナ達はすぐに寝てしまう。何故ならベッドで白夜にくっ付いて転げていると自然と眠くなりいつの間にか寝てしまい白夜の寝顔を見ることが出来ないからだ。


 勿論、朝に見ることが出来るが見れる機会があるのなら見たいと思ってしまうことは仕方が無いことなのだ。


 なのでセレーネとオリヴィアはティアーナに羨ましいと言いたげな視線を向けた後、白夜に視線を向け白夜の寝顔を幸せそうに眺める。


 そして、ティアーナはと言うと白夜の寝顔を見ながら壊れ物でも扱うように優しく白夜の頭を撫で始める。


 セレーネとオリヴィアはティアーナに視線を送るがティアーナは気が付いていないのか白夜の頭を幸せそうに撫でている。


 しばらくの間、セレーネとオリヴィアはティアーナに視線を送るが全く意味が無いことに気が付きティアーナに視線を送るのを辞め白夜の寝顔を幸せそうに眺める。


 だが、幸せな時間が続く訳もなく馬車が急停止して御者が魔物が出たことを知らせてくる。


「ま、魔物が現れました!」


 それを聞いた瞬間、ティアーナ達は視線を交わしセレーネとオリヴィアが馬車を出る。


 ティアーナは馬車が止まると同時に白夜の耳を優しく塞いでいた。


 セレーネとオリヴィアが馬車を出ると二代の馬車をグリーンウルフの群れが囲んでいたが、セレーネとオリヴィアがそれぞれ自分の武器を手に持ち魔物に突っ込んでいく。


 たかだかグリーンウルフの群れ程度でセレーネとオリヴィアをどうにか出来る訳もなく次々にグリーンウルフ達は絶命していく。


 残りのグリーンウルフが8匹になると他のグリーンウルフよりも若干大きい個体のグリーンウルフが遠吠えを上げるとグリーンウルフ達は一斉に森に向かう。


 少しの間、セレーネとオリヴィアがグリーンウルフの気配を探るがグリーンウルフの群れがどんどん離れて行くのでもう大丈夫だど思い御者にグリーンウルフを追い払ったことを伝え馬車に入る。


 セレーネとオリヴィアが馬車に入るとティアーナが、小声で話しかけて来る。


「お疲れ様でした。セレーネ、オリヴィア」


「大して疲れていませんよ」


「私もだ、それよりも主は起きていないだろうな!」


 勿論、セレーネもオリヴィアも小声で言っている。


「えぇ、起きていませんよ」


 そう言いティアーナは白夜の頭を優しく撫でる。


 セレーネとオリヴィアがティアーナに視線をむけるがティアーナは全く気にした様子はない。


 ティアーナに視線を向けていたが、白夜に視線を向けて自分の席に座り先程までグリーンウルフの群れと戦っていたのが嘘のようにセレーネとオリヴィアは白夜の寝顔を幸せそうに眺め始める。


 セレーネとオリヴィアが馬車に乗り込むと馬車がすぐに進み始めた。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。

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