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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第67話:便利な風属性魔法

 ティアーナ達と話しをしているうちに外は夕方になっていた用で馬車が止まり何かあったのかと思い馬車から出るとジルバさんがこちらに近ずいて来ているのをみつける。


「ジルバさん。何かあったのですか?」


「いえ何もありませんよ。きょうはここで野営をするので白夜様達も準備をして下さい。それとここら辺からは盗賊がよく見かけられるそうなので盗賊にも注意してください」


 野営するから止まったのか、納得だな。それに、盗賊が出るのか、しっかり注意しておく必要があるな。


「分かりました」


 ここで野宿をすることをジルバさんから伝えられたので俺達も準備を始める為にまずは周りを見渡す。


 少し離れた所には森が見えるが離れているのでもし魔物や盗賊が来ても対処がしやすい。


 ジルバさん達は馬車の近くにテントを張っているようなので俺達も自分達が乗っていた馬車の近くに腕輪から取り出したテントを置く。


 俺が腕輪からテントを取り出したのを見てジルバさん以外の人が驚いているのが分かる。


 ジルバさんは驚かないんだな。そんな事を思いながらも腕輪から熱々のハンバーグを取り出してティアーナ達に渡す。


 馬車でずっと話していたので昼食を食べていなかったのでティアーナ達は俺からハンバーグを受け取るとすぐに食べ始めたので俺もハンバーグを食べ始める。


 たった数日だが、一日だけで24個のハンバーグを作ったり腕輪に入れておく分のハンバーグを作ったりしていたので最初に作ったハンバーグよりも美味しくなっている。


 それに、俺達が食べるハンバーグはミノタウロスの肉を使ったり、一手間加えたりしているので更に美味しくなっている。


 バランスも考えてハンバーグが乗っているお皿にはサラダなども乗っているので一様のバランスは考えてある。でもサラダには軽く塩を掛けているだけだが、この世界にはドレッシングなどが無いので基本的に塩で味付けがされているらしい。


 ドレッシングは無理でもマヨネーズは作りたいな。


 確かマヨネーズって思いのほか簡単に作れた気がする。それに、魔法を使えば簡単に出来る気がするしな。


 ま、上手く使えればの話だけどな。


 そんな事を考えながら食べているとジルバさん達が近ずいて来るのが見える。


 何かあったのかな?


「 ジルバさん。何かありましたか?」


「いえ、何もありませんよ。ただ、こちらからとてもいい匂いがしまして何を食べているのか気になりましてね」


「そうなんですか。今、ハンバーグを食べているんですよ」


 俺の言葉を聞きジルバさん達は俺達が食べているハンバーグを見る。


「それが、あのハンバーグですか」


 珍しくジルバさんが少し驚いている気がする。それに、あのハンバーグってどう言うことだ?


「白夜様は知らないのですか? 今、迷宮都市で大人気になっている食べ物なんですよ。白夜様がハンバーグを作っておられていたので分かっているとばかり思っておりました」


 あぁ、そう言われれば日に日に増えていた気がする。ま、作る数はいつも同じだったからどれくらいの人がハンバーグを食べに来ていたのか知らなかったな。ま、興味がなかったから仕方ないか。


「そうだったんですか初めて知りました。あっ、ハンバーグ食べてみますか? 勿論、お付きの方々も」


「「「よろしいのですか!!」」」


「構いませんよ。はい、どうぞ」


 俺は腕輪から人数分のハンバーグを出して渡す。


「白夜様。ありがとうございます」


「「ありがとうございます!!」」


 ジルバさんを筆頭にお礼を言ってくる。今更だが、ジルバさんの付き人は3人居て3人共男だ。


 お礼を言い終わり早速、ジルバさん達はハンバーグを切り分けて味わうようにハンバーグを食べている。


 ジルバさん達はハンバーグをすぐに食べ終わりまた俺にお礼を言ってテントに戻って行く。


 ジルバさんがテントに戻ったのを確認してからティアーナ達に話しかける。


「食べ終わったことだし見張りの順番を決めるよ」


「分かりました。では、白夜様は最後の見張りをお願いします」


「分かった」


 俺はすぐに決まったのでボーッと、しているとティアーナが話しかけて来る。


「白夜様。見張りの順番が決まりました」


 ボーッと、していたので返事が遅れてしまう。


「……どう言う順番になったんだ?」


 いつの間にか見張りの順番が決まっているみたいだ。


「最初はセレーネです。その次にオリヴィアそのまた次に私、最後に白夜様と言う順番になりました。これで宜しいでしょうか」


「いいと思うよ。それと魔物が出たら一人で対処しようとしないように。もし魔物が出たら皆を起こしてくれ」


「分かりました。白夜様」


「分かりました。ご主人様」


「はっ!」


「あっ! それとジルバさん達は起こさなくていいぞ。でも魔物に囲まれた時などは別だからな」


「分かっていますよ、白夜様」


 ティアーナが言うとセレーネとオリヴィアはうんうんと頷いている。


 今になって気がついたけど、当たり前か。よし! 一応、言っといた方がいいかな、と思って言っただけということにしよう。


「一応、言っといた方がいいと思っていただけだからな」


「そうだったのですか?」


 ティアーナ達が疑いの目を向けてきたので俺は話を変えることにする。


「そんなことよりも一つやりたいことが出来たんだよ」


「白夜様は何をやりたいのですか?」


 よし! 話がそれたな。


「実はだな商会を立ち上げたいんだけど、どうしたらいいと思う」


 ティアーナ達は予想もしていなかったのか驚いているようだ。


「すみません、白夜様。私には分かりません」


「私もです」


 ティアーナとセレーネが申し訳なさそうにそう言う。


「ティアーナとセレーネが分からないのは仕方ないと思うよ。何せ少し前まではずっと村に居たんだから」


 次にオリヴィアが申し訳なさそうに言う。


「主、済まない。私も詳しいことは分からないのだが、商会ギルドに登録して何かをするぐらいしか分からないのだ」


 商会ギルドなんてあるのか。商会ギルドに登録するぐらいしかオリヴィアも分からないのか。オリヴィアなら分かると思っていたんだけど。ま、仕方ないか明日にでもジルバさんに聞いてみるか。


「あまり気にしなくていいぞオリヴィア、明日にでもジルバさんに聞くから」


 あれだな、話が変わったのは良いんだけど暗い雰囲気になってしまったな。


「はぁー、3人共そんなに、気にしなくてもいいぞ。これまでかなり助けられているからな」


 俺がそう言うと3人共、少し元気を取り戻したようだ。


「じゃあ、俺はそろそろ寝るから」


 俺はそう言いテントに入り適当な所に転げて布団をかけて目をつむる。


 しばらくするとティアーナとオリヴィアもテントに入って来て俺の横に転げ俺の腕に抱きついてくる。


 はぁー、またか。嬉しいんだけど流石にティアーナ達に手を出したくないんだよな。


 それに、無理矢理は嫌だし。


 これ以上、考えるのはやばそうだし考えることを辞めるか。


 それからしばらくして、白夜はやっとの思いで眠りについた。


 白夜が眠りについたすぐ後にティアーナが残念そうに呟く。


「今日も襲ってくれませんでしたか」


 ティアーナの呟きにオリヴィアが応える。


「そうだな」


 その後、ティアーナとオリヴィアも眠りに着いた。




「びゃ…や…ま! びゃく…さま! 起きて下さい! 交代の時間ですよ!」


 身体を揺さぶられながらティアーナが起こして来るのが分かる。


 俺は少しして身体を起こし背伸びをして言う。


「ティアーナおはよ」


「おはようございます。白夜様、交代の時間です」


「うん、分かった」


 俺はそう言いテントから出て見張りにつく。


 ティアーナは白夜を起こしてから、白夜がテントから出て行くのを見届けた後、先程まで白夜が寝ていた場所に転げてクンカクンカと白夜の匂いを嗅ぎ始めたが白夜は気が付いていない。




 白夜が見張りについてからしばらくして白夜がポツリと呟く。


「暇だな」


 もし、ジルバさん達が居なかったら素振りをしたりして時間を潰していたと思う。


 何故、素振りなどをしないのかと言うとジルバさん達は戦闘が得意では無さそうなのでもしもの時の為に体力を温存しておかないといけないのだ。


 暇だなー、何かする事ないかな。


 あっ! そうだ、何か作るか。


 作ると言っても何を作るかだよな。後、材料とか何を使うかだけど材料は木だな、ちょうど近くにあるし。


 そう思い森の方に目を向ける。


 森戸の距離はだいたい200メートル以上は離れているので風属性魔法の風刃を作り出し一番近くにある木の根元に向けて放つ。


 すると綺麗に木が切れてゆっくりと木が倒れだしたのでまたもや風属性魔法を使い小さな竜巻を作り出し木を地面に倒れないようにしてからゆっくりと運ぶ。


 意外と竜巻に乗せて運ぶ作業が難しいので魔法の練習にもなるので一石二鳥と言うやつだろう。


 木を近くまで運んだら木に触れて腕輪にしまう。


 材料は確保したから次は何を作るかだよな。まずは簡単なのから作りたいからジェンガにするか。


 確かジェンガのブロックって54個だったよな。


 そう思い腕輪から先程、切り倒した木を出す。


 腕輪から出した瞬間に風属性魔法で地面に落ちないようにして風刃で必要そうな分だけ木を切り残りは腕輪似しまう。


 さてとこれを54個にするか。


 風属性魔法を使い木を54個のブロックにする。


 同じ大きさに揃えるのが難しかったが何とか出来上がったので最後に一つ一つを面取りしていく。


 面取りが終わったので一度やってみることにしたので組み立てていく。


 組み立て終わり一人ジェンガを少ししてみたが、特に問題はなかったので良かった。


 ジェンガを作り終えた頃には少し明るくなっていたので思いのほかジェンガを作っていた時間が長かったことにビックリするが後、2時間もすればティアーナ達が起きてくると思う。


 さてとティアーナ達が起きてくる前に馬に水でも上げとくか。今、馬に水を上げることに意味は無い。ただ、暇だしどうせ後でやらないといけないので今のうちにして置くだけだ。


 ま、それぐらいしか馬に出来ることがないからな。馬には頑張って貰わないといけないからな。




 馬に水上げた後、そろそろティアーナ達が起きてくるので朝食の準備を始める。


 ハンバーグのストックは、かなりあるが朝食にハンバーグは流石に無理なのでサラダとパンが今日の朝食になる。


 おっ! ティアーナ達が起きたみたいだな。テントから音がするし。


 それからしばらく経つがティアーナ達がテントから出てくる気配がない。最初は二度寝をしたのかと思ったがティアーナ達の声がテントから聞こえてくるので起きていることは確定しているが一向に出てこないので、見に行く事にした。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。

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