第69話:お説教?
セレーネとオリヴィアがグリーンウルフの群れを倒し改めて馬車が進み始めてしばらくして白夜が目を覚ます。
俺が目を覚ますとまず見えたものは二つの双丘だった。
えっ! 何が起きたんだ! 俺って膝枕されているのか? でも何でだ?
「あっ、白夜様。おはようございます」
「おはようございます。主人様」
「おはようございます。主」
「おはよう。てっそれよりなんで俺、ティアーナに膝枕されてるの?」
「ダメ……でしたか?」
うっ、ティアーナが可愛すぎる。そんな悲しそうな顔で見て来るのは反則だと思う。
「い、いや、では無いよ」
「良かったです!」
俺は身体を起こして座り直す。頭がティアーナの太ももから離れる時にティアーナが残念そうな顔をしていだ、これ以上ティアーナに膝枕をされたらずっとこのままで、居たいと強く思ってしまうと思い泣く泣く身体を起こす。
「俺が寝ている間に何か起こったりしてないか?」
一応ないとは思うがもしも何かあったのなら申し訳ないからな。何せその時に俺は寝てたからな。
「何もありませんでしたよ」
ティアーナがそう言っのでそれを信じることにした。
「後どれくらいで王都に着くかわかるか?」
「推測でよろしければ」
「それでも構わないよ」
「夜頃に王都につけると私は思います」
「ありがと、ティアーナ」
俺がそう言うとティアーナは嬉しそうにしている。
そのは後はティアーナ達と雑談を始めて少ししてお腹が減って来たので昼食を食べることにしたのだが、腕輪から昼食を出そうとした時に馬車が止まり御者から「少し遅いですが、ここで昼食をしましょう」と言われたので「分かりました」と返事をしたあと馬車を出る。
馬車をでて机と椅子を腕輪から出しそれぞれが椅子に座る。
ちょうど俺が椅子に座った時にジルバさんに声が掛けられる。
「白夜様、すぐに出発しますので手短にお願いします」
「分かりました」
「それと先程はありがとうございました」
ティアーナ達の身体がビクリと反応した。
「なんのことですか?」
「魔物を倒して頂いたことですよ」
ジルバさんがそう言うとティアーナ達が焦り始める。
ジルバさんにそう言われティアーナ達が急に焦りだしたことによってティアーナが嘘をついている事が分かった。いや違うかティアーナが嘘を着いたのは確かだが、ティアーナが嘘を着いていると分かっていて何も言わなかったセレーネとオリヴィアも同罪だな。
今、怒るところでは無いので普通に返事を返す。
「いえいえ、魔物を倒したのは俺ではなくティアーナ達ですよ」
「そうなのですか」
「えぇ、そうなんですよ。この3人はこう見えて強いですから」
「強いことは分かっておりましたが、まさか3人共強いとは思いませんでしたよ。では、私も昼食を取りますのでこれで」
そう言いジルバさんはジルバさんが連れて来た人達が居る所に向かう。
ジルバさんがある程度、離れると先程の雰囲気とは違い怒った雰囲気を俺は出しなおかつ殺気も放ちながら口を開く。勿論、ティアーナ達だけにである。
「後で詳しく聞かせてもらうからな。勿論、何らかの罰も与える」
「わ、わかり……ました。びゃ、白夜様」
「わ、わかり……ました。ご、ご主人様」
「わ、分かった。しゅ、主よ殺気を抑えてくれ」
俺は殺気をティアーナ達に放っている殺気を止める。
するとティアーナ達は肩で息をしておりかなり疲れているようだ。ま、その原因は俺なんだけどね。
そんなティアーナ達を気にせずに腕輪から昼食を人数分だし自分の分を食べる。
俺が昼食を食べ終わる頃にティアーナ達がやっと食べ始める。
昼食を食べ終わった俺は馬車に向かうがその前にティアーナに言う。
「先に馬車に戻っておくから」
俺はそう言い馬車に向かう。
ティアーナ達は「分かりました」と言っていた。
馬車に戻るなりティアーナ達をどうやって叱るか、考え始める。
白夜が馬車に向かった後のティアーナ達はと言うと
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「白夜様は馬車にむかいましたね」
「ご主人様が怖かったです」
先程のことを思い出したのかセレーネが、少し身体が震えている。
「そうだな。だが、この後、確実に主に怒られるぞ。下手をしたら先程よりも、いや確実に先程よりも怒るだろうな」
そうオリヴィアが言うとティアーナ達は無言になる。
無言になる中、最初に口を開いたのはティアーナだった。
「怒られることは分かっています。なので白夜様に出来るだけ怒られないようにするかを今、考える事にしましょう」
「そうですね」
「そうだな」
「では、まずは私からと言いたいところなのですが、私には思い付きません」
ティアーナは申し訳なさそうに言う。
「私もです」
セレーネも申し訳なさそうに言う。
「すまない、私もだ」
オリヴィアも申し訳なさそうに言う。
オリヴィアがそう言うとまたもやティアーナ達は無言になる。
そんな中、最初に口を開いたのはオリヴィアだった。
「ティアーナ、セレーネ」
ティアーナとセレーネがオリヴィアを見る。
「もう諦めて大人しく主に怒られるしかないと私は思う」
「そ、そうですね。私もそう思います。ティアーナはどう思いますか?」
「えぇ、私もそう思いますが、結論を出す前にしっかりと考えた方がいいとも思います。幸いと言ってはなんですが、少しですが時間はあります。ですが、時間があると言っても昼食を食べている時だけです。なので昼食を食べている時に一応どうすればいいか考え、それでも思いつかなければ、白夜様に大人しく怒られましょう」
「そうだな」
「そうですね」
そう言いティアーナ達は昼食を食べ始める。
しばらくしてティアーナ達は昼食を食べ終わり話の続きを始める。
「誰か思いついた人はいますか? 私は思いつきませんでした」
ティアーナが申し訳なさそうに言う。
「私も思いつきませんでした」
セレーネも申し訳なさそうに言う。
「私もだ」
オリヴィアも申し訳なさそうに言う。
またもや無言の時間が始まる。
最初に口を開いたのはオリヴィアだった。
「では、行くとするか主に怒られに」
そう言いオリヴィアは椅子から立ち上がる。
ティアーナとセレーネは無言で頷きオリヴィア同様に椅子から立ち上がる。
ティアーナ達は何かを覚悟したような目になり立ち上がった後、白夜の後を追う様にして馬車に向かうのだった。
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ティアーナ達が話し合いをしている間、白夜はどうするか考えていたのだが、ティアーナ達に甘い白夜が考えた結果は何故、俺を起こさなかったこととどんな魔物だったのかと魔物を全て倒したのかそして、次からは俺を起こすように言うことにした。
いやー、ティアーナ達にもし泣かれたり嫌われたりしたら、かなり精神的にきついんだよな。何せ俺ってティアーナ達に惚れかけている気がするんだよな多分だけど。
もし、そんな子に泣かれたり嫌われたりしたら立ち直れない気がする。もし、立ち直れたとしても何かを失うかも知れないしな。
と言うのは建前で正直に言うとそんなに怒ってないんだよな。
それなのにティアーナ達を怒るのはどうかと思う。
と言うことで事情を聞くことと俺が知りたい事だけを聞くことにするか。
ま、でも次に同じようなことが会った時に今回みたいに俺を起こさずに何かあったらいけないし最後は少し殺気を向けながら言うことにするか。うん、それがいいな。
そんな事を考えていると馬車にの扉が開く。
扉が開き入って来たのはティアーナ達だった。
ティアーナ達を見ると何かを覚悟したような目になっていたのでどうしたんだと思ってしまうが、これから俺に怒られると思っているのだと思い納得する。
ティアーナ達は馬車に入り俺の向かい側の席に座る。
セレーネ、ティアーナ、オリヴィアの順番で座っている。
「まず聞くけどなんで起こさなかったのかな?」
セレーネを見て言う。
「ご主人様を起こしたく無かったからで」
それを聞いてティアーナを見る。
「私もセレーネと同じです」
オリヴィアを見る。
「私もだ」
セレーネを見て言う。
「なんで俺を起こしたくなかったんだ?」
「ご主人様が幸せそうに寝ていたので、起こしたくなかったのと魔物がたいして強くない魔物でしたので、ご主人様を起こすまでもないと思ったからです」
ティアーナを見る。
「私もセレーネと同じです」
オリヴィアを見る。
「私もだ」
何なのこれ、俺の為なのかなんか嬉しいな。もしこれが俺を起こすのが面倒くさかったとかだったらかなりショックだったと思う。
まぁ、少し考えてたのと違ったけどいいか。
「そうか。その魔物はどんな魔物だった?」
俺はティアーナを見て言う。
「申し訳ありません。私は戦っていませんでしたので分かりません」
オリヴィアを見る。
「グリーンウルフの群れだった」
グリーンウルフかたいして強くない。たとえ群れだったとしてもオリヴィア1人でも対処出来る程度の魔物だな。ま、ティアーナかセレーネでも対処は出来ると思うけどオリヴィアよりも時間が、かかると思う。
ま、それでも誰か1人でも対処出来る程度の強さなのだが。
ん? ティアーナは戦っていないって言ったけどセレーネも戦っていなかったのかな?
セレーネを見て言う。
「セレーネも戦わなかったのか?」
「戦わなかったのはティアーナだけで私はオリヴィアと一緒に戦いました」
ん? 何で、ティアーナだけ戦っていないんだ?
ティアーナを見て言う。
「何で、ティアーナは戦わなかったんだ?」
「私は……そのですね。白夜様を膝枕していましたので」
あー、そう言う事ね、納得したな。て言うか考えればわかる事だったな。
よし次だな。
オリヴィアを見て言う。
「グリーンウルフの群れは全て倒したのか?」
「すまない、主。リーダーだと思うグリーンウルフと数匹のグリーンウルフを取り逃してしまった」
オリヴィアが申し訳なさそうに言う。
何で、グリーンウルフの群れの一匹をリーダーだと思ったんだろ。
「リーダーだと思われる個体ってなんで分かったんだ?」
「そのグリーンウルフだけ他のグリーンウルフより身体が大きかったからだな。それとグリーンウルフの群れが逃げる時にそのグリーンウルフが遠吠えを上げた後に逃げ出したからだな」
そうなのか。
「他に何かあるか?」
「主、良いだろうか」
「なんだ」
「実はだな。先程言ったグリーンウルフの群れはかなり連携が取れていたし一匹一匹の強さが、普通のグリーンウルフよりも強かった。それに、少し身体も大きかった気がする」
「そうなのか。ま、もうその群れには出会わないと思うし気にしなくていいと思うぞ」
「分かった」
たまたま強い個体が率いていた群れだったんだろうな。怪我がなくてよかったよ。
そう思った瞬間に俺はティアーナ達に殺気を少し向ける。
ティアーナ達は突然、殺気を向けられてビックとなり少し顔色が悪くなる。
「次からは何かあった時に俺を絶対に起こすこと良いな」
そう言い俺は殺気をティアーナ達に向けるのを辞める。
「分かりました。白夜様」
「分かりました。ご主人様」
「分かった。主」
ティアーナ達は頭を下げて言う。
「話はここまでとする。それと俺はまた寝る」
俺はそう締めくくると馬車の壁によっかかってまた寝ることにした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。
アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。
この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。
魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。
これからもこの作品をよろしくお願いします。




