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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第63話:神界

 俺は目の前にある教会を見ていると扉から神父服を着た30代くらいの男が出て来た。俺の方を見て口を開く。


「なにか御用ですかな?」


「お祈りをしに来たのですが教会が思った以上に大きかったので少しビックリしていたんです」


「そうですか。ここの教会は王都と同じくらい大きいので仕方ないですな。ところでお祈りをしに来たのでしたな?どうぞ中へお入りください。おっと忘れるところでした。私はジドバと申します。この教会で神父をしております」


「俺は白夜と言います」


「白夜君ですね。では中へお入りください」


 俺は教会に入る。


 教会に入ると奥に神像がいくつかあり、何人かの人が神像にお祈りをしている様子が目に入る。


 俺は神像の中に全王様の神像があるので全王様の神像の前に向かう。


 神父は俺が教会内に入ってから「すみません。私はこれから行くところがありますので。ごゆっくり」と言って教会から出て行く。


 全王様の神像の前に行きお祈りを始める。





「久しぶりじゃの白夜君」


 全王様の声が聞こえたので目を開けると全王様が居た。


「お久しぶりです。全王様」


 俺の呼び方がお主から白夜君に変わってるけど今の方がいいな。


「なにか聞きたいことがあるのじゃろ?」


「はい。いくつかあるのですがまずは水晶についてです」


「どのような水晶なのだ?」


「水晶の色によって生まれてくる魔物が変わるらしい水晶です。大きさはこれくらいですね」


 俺はドバンさんから貰った白と黒の水晶の大きさを手で表現しながら言う。


「まさかまだ地上に残っていたとは思わんかったの」


 全王様がそう言ったで白と黒の水晶について知っているのだと改めて確信する。


「その水晶じゃがな。いつかの勇者召喚の際に勇者に渡した物じゃな。時間もあるのだ詳しく説明するかのまずその水晶じゃが…………」


 全王様に教えて貰ったことを簡単にまとめると。


 水晶は全部で6個ある。まず赤色の水晶は火属性の魔物を生み出すことが出来る水晶。


 青色の水晶は水属性の魔物を生み出すことが出来る水晶。


 緑色の水晶は風属性の魔物を生み出すことが出来る水晶。


 黄色の水晶は土属性の魔物を生み出すことが出来る水晶。


 白色の水晶は光属性の魔物を生み出すことが出来る水晶。


 黒色の水晶は闇属性の魔物を生み出すことが出来る水晶。



 水晶は魔力を込めれば込めるほど強い魔物を生み出すことが出来るが限界はある。魔力を込める前に水晶に血を垂らす(一滴でもいい)その血は水晶が吸収する。それから魔力を込めていくのだが、水晶に血を垂らした者の魔力しか込めることが出来ない。一度しか魔力を込めることが出来ない。魔力を込めるのをやめた瞬間に水晶にヒビが入り水晶が割れ魔物が生まれる。


 水晶に込められる魔力が限界になった時にどのような種族の魔物が生まれてきて欲しいか頭の中で思いながらそのまま魔力を込め続けると水晶が爆発するかのように割れる。すると思い浮かべて居た種族が生まれてくる。爆発の威力は大したことがない、どれくらいの威力かと言うと何処にでも居る子供が少し痛いかな? 程度でしかないようだ。


 全王様のオススメな種族は龍種らしい。


 ついでに教えてくれたのだが、龍種を簡単に言えば竜種の上位種族らしい。なので一様は魔物に分類される。


 それと水晶には名前が無いみたいだ。


「ということじゃな。分かったかの?」


「はい」


「それとじゃな。今はまだ使わん方が良いぞ、何せ今の白夜君の魔力量では一つの水晶の9割程しか込めることが出来んからの」


 えっ! マジかよ。俺二つ同時に使うつもりだったのに当分追わずけか。はぁー。


「そんなに落ち込まんでいいんじゃがの白夜君が後、二回ほど進化すれば余裕で二つ同時に限界まで込められるようになるじゃろ」


 あと二回も進化しないといけないのか。先は長いな。


「他にも方法はないことも無いがの」


「教えて下さい!」


「自分で見つけるのじゃな」


 教えて欲しかった。仕方ないか自分で探すか。


「次は勇者召喚についても少し話すとするかの。勇者召喚とは……………」


 簡単に説明すると勇者召喚は別の世界から勇者を呼び出すこらしい。


 召喚されてくる者は俺が前に居た世界から14~18歳の人がランダムで召喚されるらしい。勿論、俺が前に居た世界以外からも稀に召喚されるらしい。


 勇者召喚される者の人数はランダムらしい一番人数が少ない時は一人で多いい時は40人程の人が召喚されるらしい。


 召喚される者は召喚される世界に行く前にランダムで固有スキルを一つ与えるらしい。人数が少ない時は固有スキルを二つ与えると同時に何らかの魔道具や武器、防具のどれかを与えられる。与えられる物に関してはその時の担当している神によって変わる。


 その他にも身体能力を上げたり魔法適性を増やしたりいくつかのスキルを与えたりするみたいだ。


「こんなところじゃな。白夜君に話せることは」


 かなり詳しく教えてもらったのにまだあるのか。


「大変そうですね」


「ワシは命令する立場にいるからのそこまで大変ではないぞ」


 やっぱりですか。


「聞きたいことはあるかの?」


「えっとですね。最近なんですけど独占欲が増した気がするんですよ。それとですね性欲がかなり増した気がします。後は悪魔って居るんですか?」


「悪魔は存在するぞ。詳しいことはすぐに分かると思うぞ」


 やっぱり悪魔って居るのか。会ってみたいな。それに、すぐに分かるってどういうことだ? まあ、いいか。


「独占欲が増した理由と性欲が増した理由についてじゃが…………」


 簡単に説明すると独占欲が増した理由と性欲が増した理由は何となくわかった。


 まず独占欲が増した理由は元々俺には普通の人以上に独占欲があったことによって吸血鬼の身体になり魂が吸血鬼の身体に合わせた為に何らかの理由で独占欲が上がったらしい。もっと簡単に言うと器に魂が合わせる為に何らかの理由で独占欲が増したらしい。


 詳しい事はよく分からないらしい。何故なら俺みたいに転生する者は稀な上に俺以外の人達は生きていた種族に転生しているからだ。何故俺が吸血鬼に転生出来たかと言うと魂の適応能力が凄かったかららしい。


 それとまだ器と魂がまだ完全には馴染んでいないので今よりも独占欲が増す可能性が高いらしい。


 器とは肉体のこと。


 性欲が増した理由は全王様の仕業だった。


 何でも俺がハーレムを作る可能性があったので性欲関係を底上げしたらしい。全て終わった時にやり過ぎたことに気が付いていたらしいがもう既に手遅れだったみたいだ。



「全王様。性欲を一時的に無くすこととかって出来ますか?」


「出来るぞ」


「では今すぐにお願いします!」


 全王様が俺に手を向けた瞬間、全王様の手が一瞬光った。


「できだぞ。元に戻すには頭の中で元に戻れと思うだけでいいのじゃが効き目は三日だけじゃからの」


 えっ! 3日しか持たないのかよ。


「分かりました。ありがとうございます」


 もう全王様に聞くことがないと思うしそろそろ帰るかなと思っていると。


「おぉー、忘れるところだった。白夜君に渡した転移水晶と天空城についてじゃがの天空城内にある転移水晶を置くところがあるんじゃがそこに置いてから鑑定して使い方を見るのじゃぞ、そうせんと転移水晶だけではただの水晶と同じじゃからの」


 まだ鑑定して無かったから知らなかったな。


「分かりました」


「他に聞きたいことはないようじゃの」


「全王様。ありがとうございました」


「それではの」


「はい」


 俺がそう言うと今まで居た神界では無く目の前には全王様の神像の他にもいくつか神像がある教会に戻って来ていた。


 凄いな、一瞬だったぞ。転移なのかな? それと流石に今すぐに転移水晶を天空城に置きに行くのは無理かな。何せここで天空城なんて出したら大騒ぎになることは間違いないし、色々とめんどくさい事になりそうだからな。


 さてとこれで今日やりたいことは終わったし何かすることないかなぁー。あっ! そうだ! 久しぶりに料理をするか。


 あっ! でも料理するところが無い。うんーどうしよ。宿屋にあるキッチンを借りれるか聞いてみるとするか。


 キッチンの次は何を作ろっかな。あっ! そうだ! 出来るか分からないけどハンバーグでも作るか。


 確かハンバーグの材料は合びき肉、玉ねぎ、サラダ油、パン粉、にんにく、塩、こしょう。基本がこれだったような気がする。そこにナツメグとかを入れたりしてもいいけど、流石にナツメグがあるかどうか分からないからな。


 それにソースをどうするかだよな。ケチャップとかないと思うし困ったな。探しても無かったし、どうするか…?


 料理人は包丁が命って思ってる人が居るから、宿屋の料理人に包丁を貸して貰えるとは限らない。ついでに包丁もついでに買うか。


 そう思いまずは近くにある肉屋に向かうことにした。肉屋は幸い仮面を探している時に見つけていたので場所は分かっている。



 肉屋はすぐ近くにあったので5分程で到着した。


「合びき肉ってありますか?」


「なんだ? その合びき肉って?」


 まじか! 合びき肉無いのか! 仕方ないか自分で作るか。普通なら無理だけどこの世界には魔法と言う素晴らしいものがあるからな。


 牛と豚の肉を買うか。確か牛が6~7割で豚が3~4割だったよな。いや待てよ、そもそも牛や豚って居るのかこの世界に? いなさそうだし豚はオークでいいとして牛はどうするかな?


 あっ! そう言えばオリヴィアがダンジョンで倒したミノタウロスが居たな。よしミノタウロスの肉でいいか。あ、でもどうやって解体するかわからん。聞いてみるか。


「解体って出来ますか?」


「あぁ、出来るぞ。解体して欲しい肉でもあるのか?」


「ミノタウロスを解体して欲しいんですげど」


「ほぉー、ミノタウロスか珍しいな。良いぞ解体してやるが少し時間が掛かるがいいか?」


「どれくらいかかりますか?」


「そうだな。昼過ぎくらいには終わると思うぞ」


 早いな、今がだいたい11時頃だから2時間くらいで終わるのかてっきり夕方頃かと思ってたんだけど。


「お願いします」


「おう! 任せとけ。解体料は銀貨7枚だな。すまんな、かなり高めになるがそれでもいいか?」


「はい、構いません」


「そうか、ありがとよ。ミノタウロスはどこだ?」


「ここに出しても大事ですか?」


「すまん着いてきてくれ」


「分かりました」


 ついて行くと解体所に着いた。その解体所に出して欲しいと言われたのでそこにミノタウロスを出した。すると、ビックリしていたがすぐに解体を始めていた。肉屋の方はこの人の奥さんが店番をしているので大丈夫らしい。


 俺はお店の方に行ってオークの肉が売っていたのでそれを買った。


 その後、肉屋を出て他の材料を探しに向かう。


 材料を探したのだが、似たようなものしかなかった。仕方が無いので、玉ねぎは形が似ていてそれっぽい物を買ってみた。皮を剥いてみると玉ねぎと同じ匂いがしたので玉ねぎは見つかった。


 サラダ油と言う油はなかったが少し高い油を買った。


 パン粉は普通に売っていたので良かった。


 にんにくは玉ねぎと同じように似たようなものを買った。勿論確認をした時に、少し俺が知っているにんにくと違ったが一応見つかったので良かった。


 塩は普通に売っていたのですぐに見つかった。


 こしょうも普通に売っていた。


 塩とこしょうが思いのほか高かった。



 よし! これで一応は材料を揃ったな。次は包丁何だが何処で売っているか分からないんだよな。


 包丁って刃物だから武器屋にでも行くか? ドバンさんの店には置いてなかったような気がする。あの人にでも聞いてみるか。


「すみません」


「なんだ?」


「包丁って何処に売っているか分かりますか?」


「料理人か? いい包丁が欲しいなら……」


武器屋などが多くある地区に包丁が売っている店がいくつかあり、その中のジジャ包丁専門店と言う名前の包丁屋がおすすめらしい。


 詳しく場所を聞いてみるとドバンさんの店の近くにある事が分かったので良かった。


 俺は教えてくれた男にお礼を行って教えて貰ったジジャ包丁専門店に向かう。


 ジジャ包丁専門店の話を教えて貰った時に聞いたのだが、包丁専門店と言うだけのことはあり、色々な包丁があるそうだ。それに値段もピンキリで、高いものから安いものまであると言う。


 どんな包丁が置いてあるのかワクワクしながらジジャ包丁専門店に向かうのだった。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] やっぱりこの手のバカは好きになれんな。ムッツリ変態のくせに
2019/11/19 19:35 退会済み
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