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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第58話:戦闘狂①

 盗賊達を引きずって街道を目指していると流石に盗賊達は目を覚まして暴れだす。それに、引きずっているので石やらが当たりかなり痛そうだ。


 最初は歩かせようとしたのだが、殴り掛かってくるし蔦を引きちぎろうとするしで大変だったので一度気絶させて身体を蔦で縛り直してから引きずって行くことにしたのだ。


 盗賊達は引きずられながらも暴れたり騒いだりしているのではっきり言ってうざかったので結界魔法の練習もかねて自分の周り外からのに音が聞こえなくなる結界を張っている。


 盗賊達を引きずりながらも街道に着いたので迷宮都市に向かう。勿論、盗賊達は引きずってだ。


 迷宮都市に向かっていると何度か馬車が横を通っていく。横を通って行く馬車を操作している人が訝しげな目で俺を見てくるが、盗賊の姿を見ると納得の表情をして去っていく。正直。乗っけて言って欲しい。


 しばらくして、迷宮都市が、見えてきた。盗賊達を見ると元々ボロボロだった服は何ヶ所か穴が空きさらにボロボロになっている。盗賊達もいつの間にか静かになっていたので良く見てみると諦めたような表情をしているようだ。


 迷宮都市に向かい歩いていると迷宮都市から馬に乗った警備兵だと思われる数人の人がこちらに向かってくるのが見える。多分だが、横を通りかかった人達の誰かが警備兵に言ったのかもしれない。


 少しでも早く迷宮都市に着きたかったので少し早歩きになる。迷宮都市まで後は500メートル程の距離で馬に乗った警備兵だと思われる数人の人は待っていた。出来れば馬車できて欲しかったなと思ってしまう。


「俺達は迷宮都市の警備兵だ! 済まないが。事情を聞かせてもらえるか? 君が引きずっている者達のことを。私が質問をするのでそれに、答えてくれるだけでいい」


「構いませんよ」


「まず、君は何者だ?」


「俺は冒険者です。ちょっと待ってください」


 俺はそう言うとギルドカードを取り出して投げ渡す。


 警備兵だと思われる人はそれを上手くキャッチして確認している。


「一応聞くが君は白夜君だね」


「そうです」


「次にその者達は何者だ?」


「森を探索中に見つけた洞窟に居た盗賊ですね」


「そうか。済まないがそのまま持ってきてもらえるか?」


「分かりました」


「ありがとう」


 そう言い警備兵達は迷宮都市に行ってしまった。


 ついでに連れて行って欲しかったけど無理そうだから仕方ないか。さてとあと少しでこれも終わりだし頑張りますか。


 そう思い迷宮都市に向かう。


 20分程して迷宮都市に到着した。到着して直ぐに、迷宮都市に入る為の検査などをして居る人やそれを待っている人達が俺を見てくるが視線には慣れているので堂々と進む。


 俺が向かっているのは冒険者や迷宮都市の住民が出入りしている門に向かうそこには警備兵が数人待機していた。ま、その人達はさっき馬に乗って事情を聞きに来た人達なんだけど。


「済まないな。本来なら馬車でも持って行くのだが、今別の用事で使われているんだ」


「いえ。別に大丈夫です」


「ありがとう。早速だが、盗賊の引渡しをして欲しい。報酬についてはそこの盗賊に賞金が出ていたら渡す。もし出ていなくてもいくらかは払わせてもらう。勿論、賞金が掛けられていたのならその賞金とまた別に報酬は払う。それで構わないか?」


「はい。構いません」


 数名の警備兵が俺の引きずって居た盗賊達を連れて行く。


「すぐに、終わるからまっていてくれ」


「分かりました」


 待つこと5分程で確認が済んだのか一人の警備兵が俺と話していた警備兵に紙と袋を渡し何やら話をしている。


「白夜君。君は何者だ? ギルドカードを見た限り高ランクの冒険者のようだが。白夜君が捕まえて来た盗賊はこの辺でかなり有名な盗賊だぞ。白夜君が捕まえて来た盗賊は」


「そうなんですか。たまたま見つけたので捕まえたのですが」


「そうか。それと盗賊のねぐらにあったものはどうしたんだ?」


「全部貰いましたせどなにか不味かったですか?」


「いや、不味くはない。ただ、そのままにしていたのなら後が少し面倒なことになっていたからな。こちらとしても有難い」


「そうですか。他に何かありますか?」


「盗賊のねぐらで見つけた物をこちらで一度預からせてもらう。あぁ、安心しろどのような物があったか見るだけだ。それとだかなもしかすればその中の元々の持ち主が買い戻したいと言った場合こちらで場所や見張りなどを用意するので出来るだけ交渉におおじてやってくれ勿論、気に食わない金額だった場合は上げてもいいし」


「分かりました」


「ここでは流石にダメだから。詰め所まで来てくれるか? それとこれは今回の報酬だ」


 警備兵が手に持っていた袋を渡してくるので俺はそれを受け取る。袋を持った時に思いのほか重かったのであの盗賊をここまで連れて来た甲斐があったと思う。


「ありがとうございます」


 俺は警備兵に連れられて詰め所まで向かう。勿論、報酬が入った袋は腕輪にしまった。


 詰め所は思いのほか近くにあったので10分程で到着することが出来た。詰め所に到着して部屋に案内される。


「白夜君。そこに座ってくれ」


 俺は言われるがままに椅子に座る。


「盗賊の根暗にあった物を出してくれるか?」


「分かりました」


 俺は一つずつ腕輪から盗賊の根暗にあった物を出していく。俺が物を出すたびに警備兵が紙に何かを書き込み次を出してくれと言い俺は次の物を出していく。


 1回書き込むのに数分程かかるのでかなり長い間詰め所に居た。そのせいで外は日がもう少ししたら完全に落ちる前になっている。


 はぁー、思いのほか詰め所に居たんだな。早く帰るか。ワイバーンは王都に行った時に売るとするか。どうせ買い取ってもらえないと思うし。とっとと宿に帰るとするか。


 俺は詰め所を出て直ぐに宿に向かう。


 この時間帯になると冒険者達が多くなって来る。特に酒場などでは冒険者が酒を飲んだり食事をしたりしている。中には既に酔いつぶれている者すら居るようだ。


 あ! オークションで使う仮面を買わないといけないんだった。そもそも仮面ってどこに売っるんだ? ジルバさんに聞いとけばよかった。明日は仮面を探しに行くか。後は協会も探すことにするか。


 正直、また森に行きたいのだが、忘れない内にして置かないと行けないからな。でも、スライムを探しに行きたいな。結局見つからなかったしな。スライムくらいすぐに見つかると思ってたんだけどな。実はスライムってかなりレアな魔物だったりしないよな。


 そう言えば仮面ってなんでもいいって言ってたけどそれが一番困るんだよな。どんな仮面がいいかな? そもそもどんな仮面があるんだ? 俺の中でオークションって1種の祭り見たいだし狐の仮面とかかな? 狐の仮面があったら狐の仮面にするか。


 そう言えば物の相場をとか全く知らないんだよな。せめて日常生活で使う物くらい覚えた方がいいな。ぼったくられるかも知れないし。


 それにしても冒険者多くないか? いつもより多いい気がする。何でなんだろ? またなんかあるのか? でも冒険者が多いいだけで他は何も変わって無いしな。考えても仕方ないか。


 そう言えば俺が使っている刀が神器だと分かる人はいるのかな? 刀だけじゃなくローブもなんだけど。もし居たらかなり面倒なことになりそうだな。特に貴族とか王族とかに使えている者とかだったら更に面倒だな。だから代わりの刀とは一様持ってた方がいいかな? でも面倒だしこのままでいいかな。


 そんなことを考えていると宿屋に到着した。


 俺は宿屋到着してすぐに、酒場の方に行こうとしたのだが、ティアーナ達に俺が帰ったことを伝えた方がいいと思ったのだが、朝食以来何も食べていないのでかなりお腹が空いているため今、直ぐにでも食事がしたいのだ。


 俺は食欲に負け近くに居た従業員を呼び俺が帰ってきたことと酒場の方で食事をしている事をティアーナ達に伝えて欲しいことを伝えて俺は酒場に向かう。



 酒場に来たのだが、思いのほか賑わっており空いている席が二席あった。二席のうち一席は六人用の席だったのでそちらの席に座る。何故ならティアーナ達が来るかもしれないからだ。


 俺は席に座り料理を頼む。


 料理を待っていると酒場全体が一斉に静かになり皆、同じ方向を向いている。


 俺は何かあるのかと思い酒場に居る人達が向けている方向に視線を向けるとティアーナ達がこちらに歩いてきているのが見えた。


 何故、酒場に居る人達が一斉に静かになり皆、同じ方向に視線を向けているのか納得した。ティアーナ達が現れたからだと。


 俺が座っている六人用の席にティアーナ達が座る。席順は。



 セレーネ

 俺 オリヴィア

 ティアーナ



という席順だ。


ティアーナ達が座ったのだが、なんか様子がおかしい気がする。


「何か頼むか?」


「白夜様! どうして白夜様が呼びに来なかったのですか?」


ティアーナが怖いんだけどそれに、セレーネもオリヴィアもなんか怖いんだけどそれに、殺気も込められている気がするんだけど。


俺は不味いと思い俺達を囲む様に結界をはる。結界を貼ってから答える。


「え、えっと。お腹がすいていたからです」


「白夜様は私達では無くなんで食事を優先したのですか!」


セレーネとオリヴィアが俺を睨むようにして強く頷いている。


俺はか細い声で言う。


「す、すみませんでした」


「白夜様! 次からは私達を優先して下さい! 分かりましたか?」


「は、はい。分かりました」


白夜には見えていなかったがティアーナ達がガッツポーズをしていた。


ティアーナ達がガッツポーズをしていた時、白夜は結界を解いていた。白夜は結界を貼るより解く方が苦手なんだ。


「私達も何か頼むとしましょうか」


ティアーナ達は頼む料理を決めて近くに居た従業員を呼び料理を注文している。


ティアーナ達が料理を注文してすぐに、俺が注文していた料理が運ばれて来たので俺は料理にがっつくように料理を食べ始める。


俺が頼んだ料理はオークのステーキを二つ注文していた。


俺がオークのステーキをがっつくように食べていると今になってかなり注目されていることに気がつく。


えっ! なんでこんなに注目されてるんだ? いくらティアーナ達が居ると言ってもここまで注目されるか? ん? なんか俺達では無く俺の後ろをみんな見ているのうな気がする。それに、恐怖や怯えなどが感じられる視線を向けている。


ティアーナとセレーネは気が付いていなかったがオリヴィアは俺の前に居るので気がついていたようだ。


俺は食べるのを辞め後ろを振り向く。


俺の後ろには2メートル程の男が居た。


その男は2メートル程の身長に男と同じくらいの長さの両手剣を背中に背負い身体に軽装の鎧を身にまとっている。男が身に付けている武器、防具はどれも一級品の物だとひと目でわかる物だ。


「あんたが白夜か?」


口の中にまだオークのステーキがあるので食べてから返事をする。


もぐもぐ。ゴックン。


「あぁ、そうだが?」


「そうか! そうか! お前が白夜か! よし! じゃあ俺と決闘な!」


なんだコイツ急に決闘とか頭大丈夫か? あ、脳筋なのかコイツ。なんか、納得だは。


俺がそんなことを考えていると俺が着ているローブを持ち俺を引っ張って行こうとして来るので抵抗しようとしたのだが、少し抵抗出来ただけですぐに、引っ張られて行く。抵抗している間に残りのオークのステーキを口の中に入れる。幸い残りが少なかったこともあり残り全て口の中に入れることが出来た。


口の中に入れたオークのステーキをもぐもぐと食べながら男によって引っ張られて行くと言う絵面が完成した。


このままでは食い逃げみたいになりそうだったので腕輪から金貨を一枚取り出して近くに居た従業員さんに投げ渡す。


ティアーナ達は今の今まで固まっていたが、今のこれの行動でハッとなり慌てて立ち上がり俺を追いかけて来る。


男は。


「いやー、良かった良かった。朝からずっと探してたんだよ!」


などと独り言を言っている。


なんなんだコイツ。急に現れて急に引きずって俺を何処かに連れて行くし何よりもなんだあの馬鹿力は。椅子が壊れないように手加減していたとはいえほとんど抵抗できずに引っ張られたぞ。


ティアーナ達が俺に追い付いて男に俺を離すように言っているが男は自分には関係無いとばかりに無視をしている。


しばらくしてティアーナ達は諦めたのか男に何も言わなくなり俺に黙ってついてくる。


しばらくして男が止まったので周りを見て見るとそこは冒険者ギルドだった。


なんで冒険者ギルドなんだ? それに、ずっと引きずられたからお尻が痛い。ズボンが破れたかもしれないと思い見て見るとローブのお陰で大丈夫だったので立ち上がろうとするがまた男が引っ張り出す。


また引っ張られたので立ち上 がるのをやめそのまま引っ張られて行く。


男が冒険者ギルドに入って行く。勿論、俺を引っ張ってだ。


冒険者ギルドに入るとギルド内に居た人達が俺達を見てくる。そして、みんな俺を憐れむような目で見てくる。


なんでみんな俺を憐れむような目で見て来るんだ。みんなこれから俺がどうなるのか知っているのだと思う。


そんなことを考えて居ると男が受付に向かう。


「練習場借りるぞ!」


「あ、はい」


何故か受付嬢さんが俺には憐れむような視線を向けてくる。


男は俺を引っ張ってつれて行いく。


少しして男が止まるとそこは男が練習場と言っていた場所だと思われる所だった。


練習場を囲むように観客席のようなところがある。そこに何人もの冒険者達が現れ出す。


えっと、マジで決闘するのか? それに、この状況逃げられないと思うしな。でも正直あいつとは戦いたくないな。だってあいつ絶対に強いじゃん。それに、戦闘狂ぽいしもう目を付けられてる気がするけど。それに、負けたくないし。ま、負けるつもりは無いけどな。


そんなことを考えていると男が掴んでいたローブを離し話しかけて来る。


「じゃあ。準備出来たら教えてくれ」


男はそう言い練習場の中央に行き両手剣を手に取り地面に突き刺す。


男の行動を見ているとティアーナが話しかけて来る。


「白夜様! 大丈夫ですか?」


セレーネとオリヴィアは心配そうな顔で俺を見てくる。勿論、ティアーナもだ。


「うん。大丈夫だよ」


俺は立ち上がり腕輪から鞘に収まった刀を出す。


はぁー、仕方ないかここで逃げたらなんかかっこ悪いし。やるからには勝つのみ。


鞘を腰に差して鞘から刀を抜く。その後、鞘を腕輪にしまう。最近分かったのだが、腕輪にしまう際は身体の何処かに触れていればいい。後、服越しでもいい。


俺は少しムカついていので挑発をするかのように中央まで歩いていきニヤリと笑い口を開く。


「始めよっか」



最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。

魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えてく貰えれば嬉しいです。

これからもこの作品をよろしくお願いします。

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