表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
54/166

第53話:緊急依頼⑲

 白夜が目を覚ますとティアーナ達が3人で何やら話をしているようだ。仲が良さそうで何よりだ。


「おはよう」


 俺が挨拶をしたことによってティアーナ達が俺が起きていることが分かり返事を返してくる。


「おはようございます。白夜様!」


「おはようございます。ご主人様!」


「おはようございます。主っ!」


 何故かティアーナ達の機嫌がかなり良いようだ。


 そんな事を思っているとテントの外から声が聞こえてくる。


「白夜様! いらっしゃいますか!」


 俺はテントの外に出ると騎士が居た。


「何か用か?」


「もう少ししたら10階層を目指すそうなので準備をして置くようにと言うことです」


「わかった」


「では」


 騎士はそう言い、どこかへ行った。多分だが、ギルドマスターの居るところだと思う。


 俺はテントに戻る。


「もう少ししたら10階層を目指すそうだ。だから準備をするぞ。と言ってもやることなんて無いんだけど」


 準備しろと言われてもこのテントだってこのまま腕輪にしまえるのでやることが無い。あ、そう言えば殆ど寝ていたのでお腹空いているな。飯でも食べるか。


「これからご飯でも食べるか」


 俺はそう伝え、腕輪から人数分の料理を取り出し皆に配り料理を食べる。


「あ、言い忘れるところだった。俺達が今回配置される所は先頭だそうだぞ」


「先頭ですか。少し心配ですね」


「何が心配なんだ? ティアーナ」


「白夜様の事が心配なんです!」


「?」


 ティアーナが何故俺を心配している理由がわからない。


「はぁー、白夜様もう遅いとは思いますがダンジョンから出た後に私の予想ではありますが王族、貴族、商人が抱え込もうとしてくるかも知れません。そうなれば面倒臭いことになるかもしれません」


 俺はティアーナが言っていることが分かるとめんどくせーと叫びそうになるのを我慢する。


「勿論、それだけではありません。名を上げたい者が決闘などを申し込んで来るかも知れません他にも指名依頼を依頼してくる者も出てくる可能性があります。勿論、その中には貴族なども居るでしょう他には…」


 俺はティアーナが続きを言おうとした所を被せるように言う。


「あ、うん。もういいよティアーナもう分かったから」


 何故被せるように言ったかと言うと、何となくではあるがかなり長くなりそうな気がしたからだ。


「そうですか」



 それから少しして料理を食べ終わって少ししてテントの外から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。


「白夜様! いらっしゃいますか!」


 俺を呼ぶ声がテントの外から聞こえたので俺はテントを出る。


「なんだ?」


 なんかデジャブってるな。


「テントを片付けてギルドマスターが来て欲しいとの事です」


「わかった。すぐに片付けるから少し待っててくれ」


「分かりました」


 俺はティアーナ達を呼びに行くためにテントに入る。


「テントを片付けて欲しいらしいからテントから出てくれ」


「分かりました。白夜様」


「分かりました。ご主人様」


「はっ!」


 俺は手早く中に置いている物を俺の腕輪にしまう。それからテントから出た。


 テントから出たのを確認して腕輪にテントをしまう。テントが突然消えた事に騎士の人やこちらを見ていた者はビックリしていた。


「よし、行こうか」


「で、ではご案内しますので付いてきてください」


 騎士を先頭にその次に俺そのまた後ろにティアーナ達という順番だ。


 少しして何人かの冒険者と騎士それとギルドマスターが集まっているのが見えた。騎士はそこに向かっていく。


 良く考えたら何で俺が会議とかに呼ばれるんだ? 絶対におかしいだろと言いたいところだけど確実に、地竜を倒したのが原因だ思う。あれは仕方がなかったからな。諦めるか。


「何の用ですか? ギルドマスター」


「済まないが白夜君を先頭にする話だったんだが、先頭ではなく1番後ろにすることになったのだが構わないか?」


 お、一番後ろだということは上手くすれば魔物の死体を回収出来るかも知れないし。もう既にかなりの魔物の死体が腕輪に入っているがいくらあっても困らないからな。


「はい。構いません」


 ギルドマスターが申し訳なさそうな顔をしながら謝ってくる。


「無理をいって済まない」


「大丈夫ですよ」


 そんなやり取りをしていると後ろから声が聞こえて来る。


「ふん、雑魚じゃねぇーか」


 俺は後ろを振り向く。先程の言葉を放ったのは豪華な防具に身を包み誰が見ても分かるほど凄いと思う剣を腰に下げている金髪のイケメンだった。その男の後ろにはティアーナ達には数段劣るが美人と言える20歳前半程の女性を2人後ろに引き連れてこちらに向かってくる。


 俺が誰だコイツと思っているとギルドマスターが小声で教えてくれた。多分だが顔に出ていたのだろう。


「あの者はジジェルと言う。つい先程、援軍として来た冒険者の1人だ。それとジジェルはAランク冒険者だが、Sランクにかなり近いと言われておる冒険者だ」


 へぇー、強いのか? オリヴィアの方が強そうだけどな。それになんかムカつくあのジジェルって男。


「何か言い返せよ!」


 ジジェルが叫ぶように言う。


「まぐれで地竜を倒した程度で生意気な」


 顔はイケメンなのにそこら辺の盗賊見たいだな。盗賊に出会ったことないけど。それに口悪いな。


 ティアーナ達がふと目に入ると何故か機嫌が悪くなっていた。


「俺の事ですか?」


「はっ! そうだが! なにか間違ってるか?」


 はぁー、面倒くさ。


「実力すら見ていないのに雑魚呼ばわりですか?」


「実力くらい見なくてもわかるんだよお前と違ってな!」


 はぁー、本当こういう奴ってかなり面倒臭い。そう言えば地竜や魔物の大群と戦っていた時にいなかったからそんな事が言えるんだと思うけど。うん、もし居たらこんなこと言ってないよね。たぶん。


「雰囲気とか魔力量とかで決めてるんだっらやめた方がいいよ。ある程度の強さなら隠せるから」


 白夜は地竜と魔物の大群との戦闘によってこれまで以上に実力を隠すのが何故だか上手くなっていた。特に魔力を隠すことが。


「ふっ、そんな事はわかっている」


 はぁー、ダメだこりゃ。仕方ないかな。


 俺は抑えていた魔力を抑えるのを辞める。


 白夜魔力を抑えるのを辞めると魔力が感知できないはずの者も多すぎる魔力で魔力が感知いや見ることが出来ているようだ。


 俺は魔力を圧縮するイメージをしそこ後に自分の周りを包むようにする感じで魔力を動かす。すると魔力が俺の周りには黒っぽい霧見たいな物を纏う感じになっている。


 皆、何故か白夜が纏っている黒っぽい霧見たいなものが魔力だと何となくではあるが分かってしまった。そして、それを見たものはガタガタと震え出す。顔色も悪くなる。皆、白夜に恐怖しているのだ。


 俺はティアーナ達をチラッと見るといつも通りだった。あれ? 一様殺気も込めているんだけどな。俺はジジェルを見て言う。


「これで分かったか?」


 ジジェルはそれを聞き強く何度も頷く。


 俺は強く頷くのを見てもう大丈夫かなと思い魔力を抑えようとしたが、一様のためにジジェルだけに強い殺気を放つするとジジェルは白目を剥き倒れる。ジジェルが倒れたのを見て俺は魔力を抑える。


 魔力を抑えた瞬間に白夜が纏っていた黒っぽい霧見たいな魔力は一瞬にして消えた。その瞬間に今まで立っていた者が腰を抜かしたのか立っていられなくなっていた。


「えっと、なんかすみません」


「だ、大丈夫……だ。だが、済まないがもう少し時間を置いて10階層を目指すことにするから白夜君はそこら辺で休んでいてくれ」


「わかった」


 俺はそう言うと少し離れたところにテントを出しテントの中に入る。俺がテントに入るとティアーナ達が入る。俺はテントに入ってすぐに、テントの端っこに向かい眠ることにする。


「誰か来たら起こしてくれ」


 ティアーナ達が了承の返事を返して来るのを聞いて眠りについた。



 白夜が眠りについたのを確認したティアーナ達が話し始める。


「先程の白夜様はとても凄かったですね!」


 オリヴィアが少し恥じらいながら言う。


「と、とてもカッコ良かった」


「特に魔力をコートでも羽織るかのように纏っていたのが特にカッコ良かったと思います! ティアーナとオリヴィアはどうですか?」


 応えたのはオリヴィアだ。


「私もカッコ良かったと思いますが私的にはあのクズを睨んだ時の主の目がとてもカッコ良かったと思う」


「私は白夜様から放たれていたなにかでしょうか。表現が出来ませんがあえて表現をするのなら王の器? だと思います」


 セレーネとオリヴィアが頷いている。


「主には王の器が有ると思います。実際に私もティアーナと同じものを感じました」


「私もです。それに、私達以外の人はご主人様を見て恐怖していたけど何で私達は恐怖を感じなかったけどどうしてか分かる?」


「私も疑問に思っていました」


「私もです」


 しばらくそれぞれ考え始めたが結局分からなかった。


「話が変わりますがオリヴィアは何故白夜様の前では今の口調では無いのですか? 私的には今のオリヴィアの口調の方がいい気がしますけど」


「私は奴隷だ。だから主の前では出来る限り今の口調ではなく奴隷らしい口調をしているのだ」


「そうですか」


 ティアーナはそれだけ言うと何も言わなかった。ティアーナは話を変えようとオリヴィアに話し掛ける。


「オリヴィアずっと疑問に思っていたのですけどあのクズって強いとは思いますがSランクに近い実力を持っているとは思えないのですけれど何故か分かりますか?」


「あくまで私が思うにあのクズの実力はBランク上位程だな。だが、武器と防具がかなりいいものだからAランクになれたのだと思う」


「そうだったのありがとオリヴィア」


「二人共、あんなクズよりもご主人様のハーレムメンバーを増やすにはどうすればいいか考えませんか?」


 セレーネの言葉を聞いた2人は了承するとばかりに頷く。


「早くて今日中にでもダンジョンを出る事が出来るかもしれませんなのでまずはダンジョンを出てすぐに、奴隷商館に向かうのかそれとも1日程休んで向かうのかどちらがいいと思いますか? 私はダンジョンを出てすぐにでも向かうべきだと思います」


「私もセレーネと同じですぐにでも向かうべきだと思います。オリヴィアはどうですか?」


「そうだな。主や私達のことを考えると1日程休んだ方がいいと思う。だが、休んでいる間に主のハーレムメンバーに相応しい者が何者かに買われる可能性も否定出来ない」


 オリヴィアはそこで言葉をとめ考え始めた。


 少しの間だ考えてオリヴィアは自分の意見を言う。


「主を見た限りあまり疲れていない様子。だが、私達は疲れている。。だが、私はいや私達は主の為に自分を犠牲にするべきだと思う。なので私もすぐに、向かうべきだと思う」


「少し大袈裟な言い回しですけれど私も白夜様の為なら自分の命を犠牲にしてもいいと思っていますよ」


「私もです。ご主人様の為なら私の命を犠牲にしても構いません」


「私は元々主に全てを捧げている。私の全ては主のものだ」


 オリヴィア誇らしげにそう言った。


「では決まりということでダンジョンを出たらすぐに奴隷商館に向かうということで」


 セレーネがそう言うとオリヴィア、セレーネ、ティアーナの順にテントに近ずいてくる人の気配を感知した。いち早く気が付いたオリヴィアが白夜の身体を優しく揺らして起こす。


「主、起きて下さい!」


 白夜は身体を揺さぶられながら起こそれた。


「おはよう」


「おはようございます。主っ!」


「おはようございます。白夜様!」


「おはようございます。ご主人様!」


「主、人が近付いてきています。多分ですが主を呼びに来たと思います」


「ありがと」


 そんなやり取りをしていると外から白夜を呼ぶ声が聞こえる。


「白夜様はいらっしゃいますか?」


 俺はテントを出る。


「もう出発するのか?」


「はい。すぐに出発しますので準備をお願いします。私はここに居ますので準備が出来ましたら声を掛けてください」


「分かりました。すぐに終わらせます」


 俺はそういいテントに入るとティアーナ達にテントから出るように言う。テントから出たのを確認してから俺はテントを腕輪にしまう。腕輪にしまい騎士に声をかける。


「終わりました。では行きましょうか」


「分かりました。ではご案内しますので付いてきてください」


 前に呼びに来た人と同じ人なこともあり驚くようなことは無かった。


 俺達は騎士に付いて行くともう既に殆どの冒険者や騎士が集まっていた。俺達がつくと同時にギルドマスターがこれから10階層を目指しダンジョンから出る事を説明する。説明した後にギルドマスターを含む先頭が進み出し次々と進んで行く。


 俺達は一番後ろなので殆どの人が見えなくなった瞬間に魔物が集められている場所に行き腕輪に回収して行く。


 かなりの速さで魔物を回収していたので数分で回収を終わらせることが出来た。勿論、ティアーナ達以外には誰にもバレてはいない。あ、奪ったわけじゃなくて落ちていたものを勿体なかったから拾っただけだ。


 魔物の死体を回収し終えティアーナ達が居る所に戻るとギルドマスターを含む先頭に付いて行く集団の最後尾と俺達が50メートル程離れていたので歩く速度を上げ5メートル程離れた所まで近ずくと5メートル程の距離を保ったまま付いて行く。


 人が居すぎて先頭が見えない。


 出発してしばらく経つが2回しか戦闘をしていないようだ。ま、俺達は戦闘をしていないんだけど。何故分かったかと言うと2回だけ少しの間だが止まったからだ。それに止まった後、進み出してから少ししてオークが2匹が落ちていた。それが2回だったから2回しか戦闘をしていないと思われる。勿論、魔物の死体を回収したよ。


 現在は12階層まで来ている。思いの他早いが、それは魔物が殆ど現れないからである。それに移動は少し駆け足で進んでいるので余計に早くなっている。さらに休憩を最低限しかしていない。そのお陰もありかなり早くダンジョンを出れるだろう。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマークと評価していただけるととても嬉しいです。


アドバイスなど、してくれると嬉しいので、アドバイスよろしくお願いします。他にも何かあれば遠慮無くどうぞ。


この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんよろしくお願いします。

これからもこの作品をよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 主人公の口調が不安定です。
[一言] 自分の命を守る為だから良い武器防具を使うのは当たり前だけど強くなったと自惚れちゃいけないのよね。対人戦なら同等以上の武器防具をつけた相手と対峙したら決め手になるのは自力の差じゃよ
2019/11/19 19:05 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ