第23話:進化完了
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私は、ティアーナ、白夜様がオークジェネラルと戦いに行ってしまわれました。
私は、とても悔しいと感じました。私がもっと強ければ白夜様を一人でオークジェネラルと戦わせる事は、無かったのに。
私は、セレーネ、ご主人様がオークジェネラルと戦いに行きました。
私は、弱い自分にムカつきました。私がもっと強ければご主人様を一人でオークジェネラルと戦わせる事は、無かったのに。
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俺は、まだ完全に目が覚めていないが、何故か、頭の下がとても柔らかくていい匂いがする。
それに、ティアーナとセレーネの声が聞こえる。
「白夜様は、私がお世話します!」
「ティアーナそこを変わりなさい次は、私がご主人様を膝枕します」
「嫌です! セレーネは、前変わってくれなかったもの、次は私の番です」
俺が目を開けるとティアーナとセレーネが俺か起きたことに気づいたようだ。
俺は、今ティアーナに膝枕されている。
「よがったでず! 白夜様!」
「ご主人様!」
ティアーナとセレーネの目から涙がポロポロと流れてきていた。セレーネは、転げていた俺に抱きついてくる。
俺がセレーネ俺に抱きついてきてかなり慌てている。
何故ティアーナとセレーネが泣いているんだ?
俺は、2人が泣き止むまで待つ事にする。
それから、しばらくしてティアーナとセレーネは、泣き止んだのだが、ティアーナが右腕にセレーネが左腕にくっついている。
何をしても離れようとしないのだ。それに、ティアーナとセレーネが腕にひっついているおかげ? せい? でティアーナとセレーネの豊満な胸が俺の腕に押し付けられているので、かなり幸せな感触を味わっている。
それから、しばらくして、ティアーナとセレーネは、やっと俺の腕から離れた。
正直少し残念と思う。
「えっと、ティアーナ、セレーネ俺が寝てからどれくらいたったの?」
セレーネが答えてくれた。
「だいたいですが、半日ぐらいかと」
「なんか、俺って変わったところあるか?」
「見た目は、見たところ変わっていないと思います。ご主人様の魔力量が前より多くなっていると思います。そもそも、ご主人様の魔力は、感じることが難しいので、どれくらいおおくなっているかは、わかりません、それに、ご主人様の魔力量は、莫大ですから」
え! 俺の魔力って感じることが難しいのか。それに、俺って魔力量が莫大な量なのか。
まだ誰も気づいていないが、ティアーナとセレーネも白夜の固有スキル【眷属強化】によって身体能力や がかなり上がり、魔力量が、かなり増えていることに。
「白夜様、ステータスを見ては、いかがですか?」
「あ、すっかり忘れてた。ありがとティアーナ」
俺は、笑顔でティアーナにお礼を言った。ティアーナとセレーネは、その笑顔を見て顔を真っ赤にして俯いていた。
俺は、すぐに自分のステータスを確認した。
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名前:白夜
種族:吸血鬼族(中級吸血鬼特異種)
年齢:15
性別:男
適性:無、火、水、風、闇、氷、雷、影
スキル
【刀術】【剣術】【棒術】【体術】【剛力】【俊敏上昇小】【嗅覚上昇小】【回避術】【魔力操作】【魔力回復率上昇小】【体力回復率上昇中】【身体能力上昇小】【異世界言語】
レアスキル
【二刀流術】【威圧】【無詠唱】【鑑定】【隠蔽】【縮地】
魔法スキル
【無属性魔法】【火属性魔法】【風属性魔法】【影属性魔法】
種族スキル
【不老】【再生】【吸血】【血液操作】【飛翔】【影移動】
固有スキル
【強奪】【眷属化】【眷属強化】
称号
【転生者】【最後の吸血鬼】【全王の加護】
眷属
天使族〔ティアーナ〕堕天使族〔セレーネ〕
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魔法スキル
【影属性魔法】:影属性魔法を使えるようになる。
種族スキル
【影移動】:影の中を自由に移動できる。影から出たり入ったりする。
ステータスを見終わったのだが、ティアーナとセレーネの様子が少し変だったので聞いてみる。
「どうしたんだティアーナ、セレーネ?」
「白夜様、今気づいたのですが、何故だか、私の身体能力が、かなり上がっている気がするんです。それに、魔力量もかなり増えていると思います」
「私もティアーナと同じです」
なんでだ? あ、そうか! 俺の固有スキル【眷属強化】でティアーナとセレーネが強化されたのか。
「それは、たぶん、俺の固有スキル【眷属強化】のせいだと思う」
「「え!!」」
「白夜様は、固有スキルを2つお持ちなのですか!」
「凄いです! ご主人様!」
「え、【眷属強化】って凄いの?」
「白夜様、【眷属強化】は、わかりませんが、固有スキルを持っている者は、ほとんど居ませんそれに、固有スキルは、例外なく強力だと言われておりますので」
へぇー、そうなのか。
「だいたい、どれくらい強化されたんだ」
「強化される前の身体能力と魔力量の約1.5倍くらい強化されていると思います」
「私も同じぐらいです」
まじか、強化され過ぎだろ固有スキルってやっぱ、強すぎねえ、うん、チートだな。
白夜がそんな会話をしている頃ダンジョンマスターは。
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「クソが! まさか、オークジェネラルに勝つとは、だが、疲れて寝てしまうまで身体が疲労しているのだ今なら簡単に倒せる」
ダンジョンマスターは、知らなかった。いや、間違えていた。白夜は、疲労しすぎたせいで寝てしまったと思い込んでいたが、正確には、進化したから白夜は、寝てしまった事を。
「ゲヘヘヘヘ!、これで、あの、2人は、俺様のものだ!」
そして、ダンジョンマスターは、ある魔物を白夜達の所に向かわせたのだが、その魔物が勝手に動き回っていたせいで今は、その魔物は、18階層にいることにダンジョンマスターが今になって気づき急いで白夜のもとに向かわせる。
そして、少しでも、その場所から、動かないようにするために、オークやダークウルフをダンジョンの機能を使い生み出し、少しずつ白夜達がいる所に向かわせるのだった。
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