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いずれ魔王になりその先へ  作者: 橘 琥珀
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第12話:装備

「よろしかったのですか? あのままにして」


 ティアーナがいってきた。


「ああ、後で面倒になると思うから2人の装備を整えてからこの町を出て行くつもりだよ」


「分かりました」


「あの、ご主人様」


「なんだい? セレーネ」


「ご主人様が使っていた剣? って初めて見たのですがなんて言う剣なんですか?」


 ん、刀を知らないのか。まさか、この世界には刀が無いのかな。


「俺が使っていた武器は、剣じゃなくて刀っていう武器なんだけど見たことないの?」


「はい。見たことも無いですし聞いたことも無いです」


「私もです。それと、白夜様、何処から刀を取り出したんですか?」


「この、腕輪から出したんだよ」


 俺は、腕輪を見せるようにしていった。


 2人は、ビックリした顔をしていた。


「白夜様は、アイテムボックスをお持ちなのですね」


 アイテムボックスってよくラノベとかで出てきたやつだよね、やっぱりそうなのかな、薄々気づいてたけど。


「白夜様。その、アイテムボックスは出来る限り隠しておいたほいがいいと思います」


「わかったよ」


 そんなことを話していると武器屋が見えてきた。



 武器屋に入るとずんぐりむっくりで背が低く髭が長い男が店番をしていた。


 俺は、店番をしていた男に近づき話しかけた。


「あの、すみません」


「なんだ、難癖なら帰ってくれ」


「この2人の武器が欲しいんですが」


「どんな武器がいいんだ」


 そういえばどんな武器がいいんだ? 俺は、2人に聞いてみることにした。


「ティアーナ、セレーネどんな武器がいい」


「私は、剣でお願いします」


「私は、槍でお願いします」


 ティアーナは、剣でセレーネが槍か。


「剣と槍を見せてもらえますか」


「わかった、予算は、どれくらいだ」


「大体どれくらいですか?」


「そうだな、ある程度いい剣か槍なら金貨1枚ぐらいだな」


「じゃあ、金貨5枚ぐらいで頼む」


「わかった、すぐに持ってくる」


 店番をしていた男が武器とりに行った。


「白夜様、金貨5枚もよろしいのですか?」


 ティアーナが聞いてきた。


「うん、別にいいよ」


「そうですか」


 少しして、いくつかの剣と槍を抱えて持ってきた。


「持ってきたぞ、この中から選んでくれ」


「わかった」


「ティアーナ、セレーネこの中から好きなのを選んでくれ」


「「わかりました」」


 ティアーナは、剣を手に取り軽く振ったりしている。セレーネは、槍を手に取りティアーナと同じく軽く振ったりしていた。俺は、しばらく2人を見ていると2人共武器が決まったのか武器を持って俺の方に来た。


「白夜様、決まりました。私は、この剣にします」


「私は、この槍にします」


 ティアーナが選んだ剣の長さは、大体60〜70センチぐらいだった。色は、白色をメインにしたものだった。セレーネが選んだ槍の長さは、大体160〜170センチぐらいだった。色は、黒色をメインにしたものだった。


 俺は、店番をしていた人のところに行きティアーナとセレーネの持っている武器を買う事を伝えた。


「二つ合わせて金貨4枚だな」


 懐から金貨を出すようにして腕輪から金貨4枚を出し机の上に置いた。


「丁度だな、また来てくれや」


「わかった」


 武器屋から出て防具屋に向かった。


 ティアーナが話しかけて来た。


「白夜様、良かったのですか? 私達にこのような武器を買ってくださって」


「別にいいよ。それに、これから必要になると思うからね」


「そうですか。白夜様、ありがとうございました」


「白夜様、ありがとうございます」


 ティアーナとセレーネが満面の笑みでお礼を言って来た。その笑みに俺は、見惚れていた。周りにいた人達もティアーナとセレーネの満面の笑みを見て俺と同じく見惚れていた。



 ティアーナが心配した顔で聞いて来た。


「白夜様、どうしたんですか」


「い、いやなんでも無い気にしないでくれ」


 俺は、ティアーナとセレーネの満面の笑みをみて見惚れてしまい立ち止まっていたのですぐに歩き出した。


 そんな事をしていると防具屋の看板が見えて来た。


 防具屋の扉の前に来て扉を開けるといかつい人がいたしかも店番をしているようだった。


 俺は、店番をしている人のところに行き話しかけた。


「すみません、この2人の防具が欲しいんですけど」


「どんな防具だ」


 俺は、2人に聞いてみた。


「ティアーナ、セレーネどんな防具がいい?」


「私は、最低限の防具で軽い方がいいです」


「私も同じです」


「という訳なんだけど」


「予算は、どれくらいだ?」


「金貨5枚くらいで」


「わかった」


 しばらくして箱を二つ持って来た。

 

「これなんかどうだ」


 箱を開けて中身を見せてくる。中には、最低限の防具が入っていた。俺的には、かなりいいと思う。


「ティアーナ、セレーネこの防具でいい?」


「私は、構いません」


「私もです」


「これでお願いします」


「わかった、金貨5枚だな。それと、その二つの防具には、自動的にサイズが合うようになるからな」


「坊主は、防具いらねえのか?」


 ローブの下は、普通の服だからなでも、まだ必要ないかな。


「いえ、俺は大丈夫です」


「そうか、また来てくれよ」


 防具屋を出てティアーナとセレーネの服を買いに行くことにした。


 服屋が見えて来たので扉をあけて入ると。


「いらっしゃいませ! これは、これは」


 そう言いながら近寄って来たのは、ティアーナとセレーネには、数段劣るが美人といっても過言では、ない人が近寄って来た。


「何をお求めでしょう」


「えっと、この2人の服を買いたいのですが」


「わかりました!」


 そう言うと同時にティアーナとセレーネの腕を掴み連れていかれてしまった。


 俺は、近くに椅子が置いてあったので座って待つことにした。


 しばらくして、ティアーナとセレーネが連れてこられた。2人とも何故かメイド服を着ていた。はっきりいって無茶苦茶可愛かった。それに、似合っていた。思わずみほれてしまった。


「すみません、お客様、2人ともどうしてもメイド服がいいとおっしゃいますので」


 メイド服か、ん? そう言えば持ってたな、メイド服作る魔道具。


「ティアーナ、セレーネまた今度メイド服買うから今回は、普通の服にしてくれ」


「「わかりました」」


 それから、しばらくしてティアーナとセレーネが連れてこられた。


 俺は、ティアーナとセレーネを見て固まった。何故なら可愛すぎたからだ。それに、よく似合っていた。思わみほれてしまった。


「白夜様、似合いますか?」


「ご主人様、似合うでしょうか?」


「え、あ、うん。とても似合っているよ」


 今ティアーナとセレーネの着ている服を買うことにしたのだが、お金は、いいと言われてしまった。その服を着て外を歩いてくれるだけでいいと言われた。


 俺は、お礼を言って服屋を出た。


 服屋の帰りに屋台で10日分の食料を買って腕輪に入れて冒険者ギルドに行ったのだった。





最後まで読んでいただきありがとうございます。

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