第98話:オークション㊹ (王都編)
ジルバさんが待っている所は俺とジルバさんが、馬車を降りた所なので迷わずに向かうことが出来る。
数分歩くと俺が乗ってきた馬車が止まっているのが見えた。
御者席に座っている人の名前は知らないが、俺をここまで馬車で運んで来てくれた人だと確認してから馬車に近ずき御者に人声掛けてから馬車の扉をノックすると中からジルバさんの声が聞こえてくる。
「どちら様でしょうか?」
扉を開けてから言わなかったのは多分だが、万が一のためだと思う。
「白夜です」
「白夜様でしたか。どうぞお入りください」
俺はそう言われたので、馬車の扉を開けて中に入る。
馬車に入りジルバさんと反対側の席に腰掛けて直ぐに、ジルバさんが口を開く。
「早かったですね。白夜様」
「そうですか?」
「えぇ、とても早いと思いますよ」
「そうなんですか。普通はどれくらい掛かるものなのですか?」
「そうですね。大体、白夜様の倍近くは掛かると思いますよ」
「何故、そんなに掛かるんですか?」
「落札した品かをしっかりと確認したり受け渡しが終わっても落札した品を見たりしている人が殆どですから。特に奴隷部門の時などでは、その日の夜まで掛かることが多いいですね」
へぇー、そうなのか。奴隷部門の時に掛かるというのは納得だな。
我慢出来る人がいなさそうだしな。特に金持ちなんか我慢とか出来なさそうだし。
ここまで言えば分かるだろう。
「ですが、オークション自体が夜に終わる事があるので、次の日の昼頃まで掛かる人もその時ばかりは居ますからね」
んっ? 部屋に居られるのってその日だけだよな?
「部屋に居られるのってその日だけじゃないんですか?」
「そう言えばまだ言っていませんでしたね。もし、オークションが夜に終わった場合は次の日の夜までなら自由に使えるのですよ。ですが、一度部屋がある建物から出てしまえば戻ることは出来ません」
へぇー、そうなんだ。じゃあ、今日もそこそこ早く終わったって事だよな。
まぁ、昨日よりも一時間くらい終わるのが遅かったけど。
それから少しジルバさんと話をしているとジルバさんから大規模討伐が終わって中の事を聞かれる。
「白夜様は大規模討伐が終わった後はどうするのですか?」
「まだ決めていませんが、何処かの街やこことは違う国とかに行く予定です」
「そうですか。何処かに拠点を置く事は無いのですか?」
「いずれは何処かに拠点を置くつもりです」
「そうなのですか」
そうだジルバさんにおすすめの街とかあったるか聞いてみるか。
「ジルバさん。何処かいい街か良さそうな国があれば教えて貰えますか?」
「えぇ、構いませんよ」
「ありがとうございます」
「それでは、国内からご紹介致します。まずはエピリアですね。エピリアは海がとても近くにある街です。とても綺麗な街です。他にも魚料理がとても美味しい街でも有名ですね」
エピリアか行ってみたいな。特に海で泳ぎたいな。ティアーナ達の水着姿が見たい! 絶対に可愛いと思うし。
んっ? そう言えばこの世界に水着姿ってあるのか? まぁ、探してみるか。
「次はワンボですね」
なんか変な名前の街だな。
「ワンボは治安がとてもよいと聞きます。私も行ったことはないのですが、なんでも周辺に魔物が少ないが、肉が美味しい魔物ばかりな為、美味しい料理を食べに行く人が多いいですね」
へぇー、美味しい料理か行ってみたいな。
「本当なら迷宮都市もおすすめなのですが、白夜様は迷宮都市には既に行かれていますので国内ですとエピリアとワンボの二つの街がおすすめです」
思いのほか少ないんだな。
「国外ですが、隣国であるマージュリア女王国ですね。とても治安の良い国だとよく聞きます」
へぇー、女王国か。女王様見てみたいな。
「マージュリア女王国の他には隣国であるアッシュル王国とマルツ王国があります。ですが、アッシュル王国はあまり治安が良いとは聞きませんね。どちらかと言うと治安が悪い国で有名です。マルツ王国とは現在、戦争中ですのでこの国から行く事は難しいと思います」
へぇー、マルツ王国とは戦争中なのか。
「もしかしてマルツ王国ってオリヴィアの故郷なんですか?」
「えぇ、そうですよ。現在は戦争中ですが、小競り合いがあるぐらいですね。まだ、大規模な争いは起きていませんが時間の問題だと思います」
「そうなんですか。話はそれますがマルツ王国のエンフィールド公爵家について教えて貰えますか?」
「えぇ、構いませんよ。エンフィールド公爵家は武家として有名ですね。現当主はマルツ王国最強とまで言われているほどです。ですが、子供は一人しかいませんね。そのせいなのか分かりませんが、かなり溺愛していたと聞きます。その他の事は分かりません」
へぇー、オリヴィアって一人っ子なのか。それよりもまた面倒事が起きる予感がする。
「それでは、話を戻したい所なのですが私は隣国以外の国はほとんど知りません」
「充分ですよ。ありがとうございます」
それから、少しして馬車が止まる。
どうやらジルバさんの店に着いたようだ。
「白夜様。どうやら着いたようです」
「そうみたいですね」
そんな会話をした後、馬車から降りる。
「白夜様。それでは、また明日お待ちしております」
「分かりました。それでは」
俺はそう言い宿屋に帰る為に歩き出す。
明日はいよいよ奴隷部門のオークションだ。
今の最優先はジルバさんが言っていた淫魔族を落札することだ。
もしかしたらティアーナ達みたいに絶世の美少女や絶世の美女が居たら何としてでも手に入れたい。
あっ、でも、処女じゃ無かったら手に入れたいとは思わないな。
んっ! 淫魔族って処女だよな? もし、処女じゃ無かったら落札はしないことにするか。
そう言えば独占欲が強過ぎるな。実際にこの世の絶世の美女、美少女を全員俺の近くに置いて起きたいと強く思い始めてるし。
日に日に強くなっている気がする。本当、どうしたらいいんだろうか。
まぁ、このままでも独占欲がかなり強いだけで他には影響はないとは言えないが夜の相手をしてくれる人が見つかったら大丈夫になると思う。
その為に淫魔族を落札しようとしているんだけどね。
でも、非処女の可能性がかなり高いと思う。
オークションに出品されている淫魔族が処女の事を祈るしかないな。
今更だけど淫魔族って女性だよね? 男性だったら嫌だな。
男性で無いことを祈る。
オークションに出品されている淫魔族が男性の可能性が浮上したせいで嫌な事ばかりが浮かんで来るんだけど、どうしよ。
よし! そうだ。別の事を考えるか。
うーん。なんか無いかな?
あっ! そう言えばまだ、ティアーナ達に落札した物を見せてないな。帰ったら見せるか。
まぁ、昨日見せれなかったのは仕方がないと思う。何せ自分で言うのも何だが、かなり疲れていたからな。
ティアーナ達は俺が疲れていることに気がついて最低限しか話しかけてこなかったのかと今更ながらに気がつく。
昨日とは違い今日はあまり疲れてないから大丈夫だと思う。
それから少しして宿屋が見えて来た。
やっと帰って来れたな。
そう思った時にどっと疲れを感じた。
昨日よりも疲れてないとはいえあの空気の中にいること自体に疲れを感じるから肉体的には疲れていなくても精神的に疲れているからな仕方ないか。
宿屋に入って借りている部屋に向かう。
多分だが、俺の部屋に誰かは居ると思ったので俺の部屋に入る。
すると予想通りセレーネとロゼが居た。
多分だが、少し前まで勉強していたが、今は少し休憩をとっていた所だったのだろう。
まぁ、丁度いいタイミングだったってことだから良いんだけどね。
「お帰りなさいませご主人様!」
セレーネがいち早く気が付きそう口にするとロゼが俺の存在に気が付いたようでトテトテと走って来たのを抱き抱える。
「セレーネ。ティアーナとオリヴィアを呼んできてくれるかな」
「分かりました」
セレーネはそう言いティアーナとオリヴィアを呼びに部屋を出て行く。
セレーネがティアーナとオリヴィアを呼びに行って一分程でセレーネがティアーナとオリヴィアを連れて戻って来た。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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この作品に良さそうな作品名があれば教えて下さい。もしかすれば、その作品名にするかもしれませんご協力よろしくお願いします。
魔物の名前とかにあまり詳しくありません、なのでなんでもいいので教えて貰えれば嬉しいです。
スキルや武器などの特殊効果も教えていただければ嬉しいです。その際はどの様な能力かも教えていただければ助かります。
これからもこの作品をよろしくお願いします。




