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64 ひまわりの種

 ひまわりの種


 愛することを知っていますか? 


「二人だけでお話がしたいのです。その銀色のイヤリングは外してもらえますか?」

 とひまわりはいった。

「……わかった」とジラはいう。

『ジラ。任務中に私を外す(道に迷うこと)ことは契約に違反しています』みちびきが言う。

「内緒にしておいて」

 右耳のイヤリングを外しながらジラはいった。

 ひまわりはそっと、その美しい指で、ある場所を指さした。その指の先には(小さなテーブルの上に)小さな箱があった。(結婚指輪を入れておくような小さな箱だった)

 その箱の中にジラは右耳から外した銀色のイヤリングをそっと入れてしまい込んだ。

「ありがとう」とひまわりはいった。

「ひまわり。私もあなたと二人だけで話がしたいと思っている。だから素直にあなたの言葉に従ってイヤリングを外した。だからあなたも、その仮面を外してくれないかな? それが私からの交換条件」とジラはいった。

「もちろん。いいですよ」とひまわりはいった。

 それからひまわりはそっとその顔を隠している真っ白なお面を外した。

 するとその後ろから、美しい(本当に美しかった)ひまわりの素顔が露になった。

「綺麗」

 と思わずジラはいった。

 そのジラの言葉を聞いて、ひまわりはにっこりと(年相応の少女らしく)嬉しそうに微笑んだ。

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