表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/70

53

 ジラは一人で縦穴にある梯子をのぼっている。

 ひかりはまだ、一人であの地下にある空き家、笹百合まめまきの家に残っている。その理由はまめまきの手紙にあった。

 少し前に、いつものように手紙のやりとりをしていると、その手紙には、『もう、ひかりちゃんとこうして手紙のやりとりをすることはできません。ひかりちゃんも、この場所は危ないからもうこないでください。今まで本当にどうもありがとう。ひかりちゃんと友達になれて本当にうれしかったです。ばいばい、ひかりちゃん』と書いてあった。

 その手紙を読んでひかりはとても悲しい気持ちになった。

 もうこの場所にはこないでください、と手紙には書いてあったけど、ひかりはそれからもこの家に前と同じように訪れていた。

 その理由はまめまきに会うためだった。

 どうして、もう手紙のやりとりができないのか、直接まめまきにあって、その理由を聞きたいとひかりは思った。(まめまきに会うためにひかりは幽霊の学校の規則を破ってまで、この危険な場所に暇を見つけては訪れていた)

 ひかりはまだまめまきと会ってはいない。

 だから今も、ひかりは一人であの笹百合まめまきの家で、まめまきが自分の家に帰ってくることを待ち続けているのだ。

 ……まめまきがもう手紙のやりとりはできない、とひかりに伝えた理由。

 その理由がジラにはなんとなくわかる気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ