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悪魔がウチにおりまして  作者: 長峰永地


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1311/1318

悪魔がウチにおりまして・1300

ウチには悪魔がいる。

クマの手を装備した悪魔が。


「がおー!食べちゃうですー」

お手手にクマの手袋を付けた悪魔がなんかやってる。

「狐ちゃん、猟銃」

「ニンゲン殿、ためらい」

こういう時は思い切りが大切よ。

「ニンゲン!?いきなり凶器を持ち出すなど!」

アンタも恐ろしい手袋付けてるじゃない。

「どう見てもぬいぐるみにそこまでやるなですー!」

じゃあそもそも威嚇なんてしないの。

「ミミ殿、そんな愛くるちい手袋、如何ちたので?」

狐は悪魔の手袋をふにふにしながら尋ねる。

「福引で貰ったですー、ねーうぱちゃん」

悪魔の後ろにいたうぱに目をやると、これまたふわふわのたてがみを生やしている。

「肉食ばかりですね」

「ですです『おつよいあにまる』の福引なので」

悪魔はうぱとハイタッチ。

「おつよいあにまる?」

「最近出てきた、動物のぬいぐるみブランドですー」

どうやら強めの動物をかわいくがコンセプトのようで、クマやライオンだけでなく、トラ、オオカミなど肉食動物を中心にゆるくやってるらしい。

「そういえば狐も肉食では?」

「某たちは雑食です」

むすっとした狐、ごめんて。

「その福引、誰でも引けるので?」

うぱのほっぺを引っ張りながら尋ねると、悪魔は首を振った。

「ぬいぐるみ5,000円以上で1回ですー」

つまり最低1万以上使ったわけか。

「そのぬいはどこに?」

「かおりちゃんにあげたですー」

いけませんよー、そんなほいほいあげたら。

「ボクたちがしたかったのは福引なので、ねー?」

うぱと一緒に首を傾ける。

「ぬいぐるみってどんなのよ」

「これですよー」

悪魔がスマホを取り出すと、そこにいたのは大きなぬいぐるみをだっこした女の子。

「誕生日だったので奮発ですー」

ちゃんと特別な日なら仕方ありません。

「でも、このぬいぐるみ」

「ステゴサウルスです」

コンセプト、いず、どこ。

「強い動物です」

恐竜を動物判定していいのか微妙でしょ。

「でも、嬉しそうねぇ」

写真で微笑んでいる女の子。

「珍しく、良いことしたね」

「珍しくって何です!?」

そこは皮肉でしょ。


ウチには悪魔がいる。

こっそり自分の部屋にティラノを運んでいる悪魔が。



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― 新着の感想 ―
いい話だと思ったのに、最後……ティラノ…………
2026/05/07 18:49 アイスの時期じゃなくなったけどアイスが食べたい
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