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悪魔がウチにおりまして・1199

ウチには悪魔がいる。

マイマイしている悪魔が。


「大!寒!波ー!」

楽しそうで何よりです。

ここ数日続いた寒さと、その寒さに弱い生き物の組み合わせなのだから仕方ないとは思いますが。

「久しぶりね、そのアクマイマイ」

「ちっちっち、これはただのマイマイではありません。マークトゥリー!です!」

ん?また壊したの?前のマイマイが2代目でしょう?

「壊れてませんです、ただ改造のためにもう1台購入です」

車みたいな買い方をするねぇ。

「なにが変わったのよ」

「聞いて驚け、見て騒げー!」

アンタが1番うるさいのですけれど。

「なんとこのマイマイ……コンセントが付きました!」

……どっち?

そんな風に首を傾げているとにゅるりとコードを取り出す。

やっぱりそっちか。

「このコンセントをこのように差しますとぉ……」

悪魔が持っていたコードを差し込む。ぶぉん!

「電気、落ちたわね」

「あれぇ?」

ブレーカーが落ちるほどの電力はあきませんぞ。

「……停電致ちましたね」

ゆらりと、狐が部屋から出てきてこちらを見つめている。

「なぜでせうね、ふしぎですね」

「犯人はコイツです」

「ニンゲン!?たばかったですか!」

元々協力してないだろうよ。

「いえ、別に怒ってはいません。少々PCを使っていて、いきなりWi-Fiが遮断されただけなので、全く怒っていません」

結構怒ってるじゃないのよ。

ほらー、謝っときなー?

「ごんちゃん、これ使いたいです……」

全く謝る気ないなぁ。

「それ差ちただけでブレーカー落ちたのでしょう?無理です」

うん、正論しか話してない。そして怒ってない。

「そこをなんとか」

「なりませぬ」

悪魔のすり寄りをぴしゃり。

「そのマイマイ稼働にするためにアンペア契約を上げる?基本料が上がり、日々の生活を切迫ち、無駄なお金がかかる……ミミ殿が差額出ちてくれますか?」

「ニンゲン、おそらきれい」

曇りよ。

「というか、繋いだら何が起こるので?」

確かに、その機能を使おうとしてブレーカー落ちたんだよね。

「聞いて驚くです……マイマイに居ながらレンチンできます!」

ゆっくり、狐と顔を合わせる。お互いに目がまん丸。

「ブレーカー、落ちて良かったですね」

「そうね」

「なんで!?」


ウチには悪魔がいる。

「このように破裂ちます」

「みー!?」

スプラッタ映像を見せられている悪魔が。

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