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アリア・ティナ・ソレイユ

今回は、70年たった王国そしてアイリスの孫のアリアの物語。

あれから長い月日が流れ。建国してから70年がたった。


王城の執務室で仕事をしている者がいた。


「アリア様。今日の仕事は、以上です。お疲れ様です。」


「えぇ。皆もお疲れ様。」


彼女は、アリア・ティナ・ソレイユ。アイリスとリオンの孫にあたる。現在16歳。アイリスとリオンの間に息子が誕生した。息子も結婚してアリアを授かった。しかしアリアが誕生してすぐに両親は、病気で亡くなった。アイリスとリオンが大切に育てた。しかしアリアが10歳の時リオンも病気で亡くなった。


アリアは、仕事を終えとある部屋の前にいた。そして部屋に入ると


「おばあ様。」


「アリアお疲れ様。」


アイリスがベッドで休んでいた。今も女王は、アイリスだか最近よく体調を崩しているためアリアが代わりに仕事をしている。アリアは、次期女王として幼い頃からアイリスの仕事をよく見ていた。14歳その頃から手伝うようになり15歳の頃からほとんどアリアが引き受けていた。幼い頃から厳しい教育も受けてきたのだ。そして毎日仕事を終えるとアイリスの部屋を訪れては、報告をするのが日課である。


「おばあ様体調は、どうですか?。」


「今日は、少し良いみたい。」


「おばあ様早く元気になってくださいね。」


アイリスもアリアの会話を毎日楽しみにしているのだ。夫や息子夫婦に先立たれて少し体調を崩した時もあった。しかし唯一残ったのがアリアだ。今は、アリアの笑顔が心の支えになっているのだ。


そしてアリアは、時より視察を行っている。いろんな場所を確認しているのだ。今日は、ドラゴンの谷を訪れている。そしてドラゴンの谷の長ドラゴーネと一緒に会話をする。


「アイリスの体調は、どうだ。」


「すごく良いですよ。でも最近体調を崩しやすいです。」


「そうか。アイリスにゆっくりしろって伝えておけ。」


「はい。分かりました。」


採掘場の様子や宝石の原石を確認。それから若いドラゴン達の生活を少し観察してから次の場所へ移動する。


次に向かったのは海。海の状態や人魚の様子を見に来たのだ。海風がすごく気持ちいいのだ。人魚達が気持ち良さそうに魚達と泳いでいた。その光景を眺めていると人魚の女王マリンが出てきた。


そして浜辺で会話をするのだ。やはり質問は、


「アイリスは、元気。体調崩してない。」


「はい元気ですよ。でも最近は、体調を崩しやすいです。」


「そう。やはりお年だからかな?。」


「そうですね。」


その質問に少し失笑した。


「最近あなた頑張っているわね。」 


「おばあ様の代わりですけどね。女王にふさわしいかどうか分かりません。」


「大丈夫よ。いつもあなた一生懸命よ。絶対立派な女王になれるわよ。もう女王らしいと思うわ。」


女王らしいと言われ少し首をかしげる。あまり意識していなかった。今まで女王代理として仕事をしていたからだ。しかし次期女王になる。皆からは、女王のように見えているのかもしれないっと悟った。


そしてまた次の場所へ移動する。次は、妖精の花園。花園に着くと妖精達が近づいてくる。妖精達の作業を少し観察。そして花を眺めていると妖精の女王フェアリンが出迎える。


そして会話をする。やはり質問は同じで


「アイリスの体調は、大丈夫。」


「体調は、崩しやすいけど今日は、落ち着いていました。」


「それなら良かったわ。そうそう前に贈った花の紅茶どうだった。」


「おいしかったです。紅茶を飲んでから少しずつ元気になってきました。」


「それなら良かったわ。また紅茶を贈ってあげるわ。」


少し花の事について話をする。普通の花や癒し系の花がたくさん咲いている。妖精達が育ててくれているので美しく咲いている。妖精達は、王国全体の自然も管理しているのだ。だから植物達が枯れる心配は、ないのだ。するとアリアは、あることを思い出す。


「王城の庭のアイリスの花今年も綺麗に咲いています。」


「そうでしょ。たまに妖精に様子を見に行かせているの。育てるのもお世話するのも好きだからね。あれは、元々は、あなたのおばあ様が育て始めたからね。国旗にも描かれているでしょ。」


ソレイユ王国の国旗は、太陽とアイリスの花が描かれている。初代女王であるアイリスに感謝を込めてあの国旗になったのだ。


次の場所へ移動する。それは、かつて精霊のリーダー達が長い眠りについていた遺跡。そこから女神の神殿に行けるのだ。そこから空にある神殿へ向かう。女神達が暮らす空間。そして女神の女王ジェニスと会話をする。


「女神の空間は、穏やかで心地良いわ。」


「ありがとう。雲の上ですからね。いつも空から見守ったいるわ。」


「ねぇ他の女神達ってたまに下の世界で生活しているわよね。なんでなの?。」


ジェニスは、クスクス笑いながら


「たまには、魔法なしでの生活を体験するためなの。料理をしたり花を育てたりしてみるのも良いのよ。女神は、大きな力を持っているけど見た目は人間と変わらない。1番馴染めるの。」


「へぇーー。魔法を使ったり空を飛んだりする以外は人間そのものですものね。」


改めて精霊達は、すごいなと感心していた。そして会話を楽しんでいると他の女神達がやって来て


「ジェニス様。遺跡の辺りで少し騒ぎが起きています。」


「騒ぎ?。何かしら。」


そしてアリアとジェニスは、遺跡にワープすると騎士が息を切らせていた。アリアに気が付くと慌てて


「アリア様大変です。急いで王城にお戻りください。」


「何があったのですか?。」


「女王陛下が倒れたそうです。」


「えっ。」



突然の報告で皆が驚くのだった。

次回王位継承者がついに覚悟を決める。

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