波乱の訪問者 その2
今回は、新たな波乱の訪問者が。再び波乱の展開が。
それから数日後。
アイリスは、リオンとマリアナと一緒にお茶を飲んでいた。
「実は2人にどうしても話がしたい事があるの。」
「話ですか?。」
「そうよ。実はね……………」
それから数週間後。国境門の門番から連絡を受けたアイリスは、仕事をしながら
「やはり予想通りになったわ。」
執務室には、ライオネット公爵が手伝いながら
「アイリス様大丈夫でしょうか。」
アイリスは、公爵の顔を見て
「何か問題でも。」
「こちらには正式な物ですが相手が何と言うか。」
「まぁ何とかするしかないわよ。」
それから3日後。
訪問者が王城し謁見の間に通された。そして宰相であるライオネット公爵が
「女王陛下がお見栄です。こちらがソレイユ王国の女王陛下アイリス・ティナ・ソレイユ様です。」
アイリスは、玉座に座る。すると訪問者の1人が
「おいおい本当に女王なのか。」
「かなり若いな。年寄りの想像なんだけど。」
かなり失礼な発言だった。それを聞いて別の人が
「失礼だろ。大変失礼しました。初めまして私は、」
「カルバーノ王国の国王陛下ですね。そして王族の皆様とフローレス侯爵家の皆様ですね。」
何と訪問者は、カルバーノ王国の国王陛下。王妃様。それから問題の王子であるゲイルとガイル。それに元婚約者であるユリアーネとフローレス侯爵達リオンとマリアナの元家族と言えるだろう。
「先ほどの発言。女王なのに若い。それは、質問ですか。」
全員焦っていた。失礼な発言をしてしまったから。どう答えればいいのか困っていた。するとゲイルが
「はい。質問です。俺達と同じぐらいに見えますので。」
「では質問にお答えしますわ。私は、16歳です。」
かなり驚いている。若すぎて。特にゲイルとガイルが。
「俺達よりも年下。」
「嘘だろ。」
「嘘では、ありませんわ。」
国王が慌てて2人を黙らす。そして、
「失礼しました。実は女王陛下あなた様にお聞きしたいことがございまして。」
アイリスは、ニコニコ笑顔で
「まぁ何でしょうか?。」
「実は我がカルバーノ王国の第3王子リオン・カルバーノと第1王女マリアナ・カルバーノが行方不明なのです。捜索や情報収集を行っていました。そしてソレイユ王国方面へ向かったと言う情報を聞き訪れたのです。何かご存知なら教えてください。」
「確かにリオンとマリアナは、この王国で過ごしていますわ。」
国王と王妃とユリアーネは、安堵の表情。ゲイルとガイルそしてフローレス侯爵夫妻は、嫌そうな表情だった。
「でも何であの2人を探しているのですか?。」
「それは、もちろん心配しているからですよ。」
しかしアイリスは、少し睨むように
「本当は、別の目的があるからではないのですか?。」
全員ビクッとしていた。見透かされている。嘘を言っても無駄だと思ったのか自白し始めた。
「本当は、婚約についてもう1度話し合うためです。」
話を聞くと親同士の話し合いで婚約破棄された。リオンは、自分の罪を認めないため反省させるためにしたのだ。実際にはゲイルとガイルの陰謀。その後王族にふさわしくないと絶縁し追い出したのだ。マリアナがリオンについていったのは予想外だった。しかしさらに問題が起きた。婚約破棄についてユリアーネに伝えると驚愕し激怒した。ユリアーネは、リオンの無実を信じていたのだ。しかし正式な婚約破棄なので取り返しがつかない。やっとゲイルとガイルが自白した。そしてリオンを跡継ぎにするため探していた。そしてソレイユ王国方面へ向かったと言う情報を手に入れたのだ。
するとユリアーネが
「私は、リオン様と婚約破棄なんて嫌なんです。」
「過ごす時間がなかったっと聞いたのだけど。」
ゲイルとガイルが青ざめた。わざと会わないように仕向けていからだ。
「全ては、ここにいるバカ息子達の仕業です。とにかくリオンを呼んでください。ユリアーネのお願いを聞いてください。」
アイリスは、わざと困った表情で
「困りましたわね。リオンとマリアナは、旅行中なのですが。」
「えっ。」
実はカルバーノ王国から家族が来ることは、伝えていないのだ。前に家族に会いたいか聞いた時2人共会いたくないと言っていたのだ。そして彼らが訪問する事が分かった時不在になるように旅行をプレゼント。しかしこれは、以前から計画していた事なのだ。2人にソレイユ王国を見せたいと思っていたのだ。予定を調整して送り出した。今頃リカルド達と楽しんでいる。
「呼び戻すのは難しいです。それにカルバーノ王国に戻る事も不可能ですわ。」
国王が興奮気味で
「何故ですか?。」
「リオンは、私の婚約者です。」
全員驚愕して言葉が出ない。その表情を見て笑いをこらえるアイリス。1ヶ月前に正式に婚約した。我に返った国王が
「親の同意無しで婚約など非常識だ。」
すぐ破棄にしろと大いにわめく。するとアイリスが
「申し上げにくいのですがリオンとマリアナは、すでにあなた達とは赤の他人です。」
「えっ。」
「リオンとマリアナの名前は、リオン・ライオネットとマリアナ・ライオネットです。カルバーノとはもう何の関わりもありません。」
実は婚約する時身元についての話し合い。その時ライオネット公爵が身元を引き受ける事になった。つまり2人は、ライオネット公爵家の養子になったのだ。ライオネット公爵の同意があるので何の問題もないのだ。
「嘘だー。信じないぞ。」
さらにわめくのでお引き取りしてもらった。そしてカルバーノ王国へと送り返した。
「大変でしたね。」
執務室でお茶を飲んで少し休憩。
「今さら返せなどと非常識ですわ。」
リリアンがかなりご立腹。笑いながら
「まぁまぁ。もう過ぎた事だから気にしないの。」
「あの2人には伝えますか?。」
アイリスは、首を横にふる。
「やめておくわ。不快な想いさせたくない。」
「そうですね。」
アイリスは、2人が旅行から帰ってくるが待ち遠しにしていたのだった。
次回月日が流れついに幸せを掴む。




